*コーチングメモ
今日も日本のコーチ(カウンセラー)から電話で
45分くらいのセッション(コーチング)を受ける。
まずは前回の振り返り
この一週間で変わったこと(変えたこと)
メモ帳のカテゴリー、To Doリストを
以下の3つに分けて整理した。
1,緊急で大切なこと
2, 緊急じゃないけれど大切
3, 緊急で大切ではない
分かったことは、緊急から手をつけていた。
手帳を整理したことで、緊急でないけど重要なこと
に手をつけはじめた一週間だった。
今日のテーマは捨てるべき仕事
一週間の仕事をリストアップして捨てるものを探した。
コーチからの質問で印象深かったのは
「10年後の自分から見て、重要なものはどれですか?」
という言葉
また「その仕事は、あなたがしなければいけないのですか?」
という問で、ずいぶんとスッキリしてきた。
そうだそうだ。「僕がこれはやらない。」と
決めることもプロの大切な仕事だ。
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ヴァルデスランド
東京近郊にお住まいの方々へのお知らせです。
僕の美大時からの親友でドイツ、デュッセルドルフ在住のアーティスト
Keisuke Matsuura(松浦圭祐/まつうら・けいすけ)が新宿御苑に
「ヴァルデスランド(Waldesrand)」というインスタレーションを展開しています。
「ヴァルデスランド(Waldesrand)」とはドイツ語で“森の境界”の意味
東京のど真ん中で作家が発信しているメッセージ
それは人間の環境汚染や破壊活動によって、
世界中から森林がどんどん消えて行っているという現実
しかし私たちが技術や叡智を持って自発的に働きかければ、
森林の再生にもつながる、というポジティブな語りかけです。
写真は、東京滞在中の作家から送られてきたもの
花々のおしべをイメージさせる約5メートルものフラッグ群は、
微かな風にも反応する特殊な構造でできているそうです。
2006年9月12日24(日)まで新宿御苑イギリス風景式庭園にて展示中
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ミラノの休日
日曜日の礼拝の後、ロンドンから来た旅人もいたので
青年たち七人くらいとドゥオーモ(大聖堂)広場を歩いた。
平均年齢が20代の彼らが、横一列になっている姿が面白かったので
「Gメン75」みたいだねー。といったら誰にも通じなかったよ。
「は、なんですか?じーめん?って」と真顔で聞き返された。
真後ろから見たミラノのドゥオーモ
それにしてもすっかり秋の空だ。
空が高い
「空がたーかーすぎるぅー♪」と唄ったのは小田和正だったなぁ
などどと思ったのだが「は、誰ですか?おだかずまさって」と
言われるといやなのでだまっていた。
心地よい秋空の下、広場はたくさんの人でいっぱいでした。
「君の嫌いなミラノもー、秋は素敵な街~♪」と唄ったのは・・(以下略)
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互いに愛し合うこと
トスカナ地方の小さな町で素敵なカップルの結婚式がありました。
式の中でお二人に送ったメッセージの要約を記しておきます。
お二人のために1つだけ聖書の御言葉を開いて、お話しいたします。
ヨハネによる福音書15章にある、イエスキリストの言葉です。
Augurando che la vita matrimoniale dei coniugi Takeda sia piena di felicita’,
io faro’ una predica presentando la parola di Gesu’ Cristo , vangelo di Giovanni 15:
わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、
これがわたしの戒めです。人がその友のために自分の命を捨てること、
これよりも大きな愛はない。
‘Questo e’ il mio comandamento: che vi amiate gli uni gli altri, come io ho amato voi.
Nessuno ha amore piu’ grande di quello di dare la sua vita per I suoi amici’.
互いに愛し合うとは、愛の方向転換をすることです。
Amare gli altri significa cambiare il proprio modo di amare:
いままで自分を一番に愛してきた生き方を方向転換するのです。
cambiare la vita in cui si ami se stesso piu’ degli altri.
では愛するとはどういうことなのでしょうか。
自分のパートナーは 自分の思いを超えて自分に与えられている、と信じることが大切です。
神様が自分に与えてくださったパートナーであると信じることが大切です。
L’importante e’ credere che il tuo partner te l’abbia dato Dio al di sopra del tuo pensiero.
信じることってむずかしいのでしょうか。
Ma sara’ difficile credere questo fatto?
むずかしくありません。
No, non e’ affatto difficile.
人は皆、信仰者だからです。
Perche’ tutti noi siamo credenti.
人は信じることなくして生きていくことはできません。
Uno non puo’ vivere a meno di credere.
意識しないだけで人は皆、信じて生きているのです。信じることは必要なのです。
Tutti vivono credendo nel proprio coniuge anche inconsapevolmente.
E’ necessario credere.
神様は人間に人を愛する心を与えてくださり、
私たちは人を好きになり、人を愛します。
Dio da’ a noi la capacita’ di amare e per questo
noi ci possiamo innamorare di qualcuno e amarlo.
ある人と出会い、その人を愛するようになります。
Uno si incontra con una persona e viene ad amarla.
そのことの中に神様の導きがあります。
In questo fatto c’e’ la guida di Dio.
これは変わらない事実です。
信じ続ける限り変わらない事実です。
Questo e’ la verita’ immutabile finche’ noi ci crediamo.
好きだとか、愛しているとかいう気持ちは、変化することがあります。
Il sentimento come innamorarsi puo’ cambiare.
変わらない事実を信じ続けるために、必要なことは、 お互いを理解し合うことです。
Per credere questo fatto e’ necessario che ci si capiscano reciprocamente
e che si faccia capire il proprio pensiero all’altro.
そのためには自分の気持ちを伝えることです。
自分の心の深いところにあることを話す時、その深さに応じて絆は強まります。
Quando si dichiara il proprio pensiero nel profondo del cuore,
il vincolo si rafforza a seconda della profondita’ del pensiero.
一人の人間としての悩みを分かち合うことも大切です。
自分の弱さ、辛い気持ち、苦しい気持ち、心配なども分かち合うことが大切です。
Conta anche che i coniugi si dividano le proprie preoccupazioni:
debolezza,dolore,tristezza e angoscia.
心と心が触れ合うとき、絆は強まります。
Quando si toccano i cuori di due persone il loro vincolo si rafforza.
愛するとは、人を許し、受け入れることです。
Amarsi significa perdonarsi e accettarsi reciprocamente.
愛とは、信じることであり、許し合うことです。
Amare significa fidarsi dell’altro e perdonarlo.
そして私たちはみな、互いに愛し合うために、愛されるために生まれたのです。
Tutti noi siamo nati per amare ed essere amati.
神の愛の言葉を聴き、神の祝福を受けつつ、共に人生を生きて行く。
Noi viveremo insieme ascoltando la parola di Dio e ricevendo la sua benedizione.
お二人の生活が、愛で満たされたものであるよう願い、祝福の祈りを捧げます。
Augurando che i coniugi Takeda facciano una vita piena di amore, io recito la preghiera di congratulazioni.
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トスカナの朝
昨夜、仕事が重なってしまい、結局ミラノを発ったのは20:00だった。
豪雨のアウトストラーダ(高速道路)を飛ばした。
300キロほどの道のりだったのだけれど、フィレンツェの手前で
ひどい渋滞に巻き込まれ、casabartolini(バルトリーニ家)に
たどりついたのは夜中の一時
温かく迎えてもらったのだけれど、僕の方はひどく消耗してしまっていて
そんな気持ちのまま、ベッドにもぐり込んでしまった。
でも目覚めると、そこは確かにトスカーナだった。
なだらかな丘の稜線と、一面のオリーブ畑、鳥の声、澄んだ空気
この地への移住を夢見る人が多いというのも、共感的に理解出来る。
bartolini(バルトリーニ)さんは66歳の造形作家で
ここは彼のワーキング・スペース(工房)になっている。
人や動物などをモチーフに、鉄材などに有機的な曲線を与えている彼の作品群
「アートだぜ!」という気負いがなくて、作家の優しい眼差しや
世界観が、囁くように「そっと」伝わってきます。
作品と生活、そして自然環境が解け合う心地よい空間
もう少し長居したかったけれど、僕は次の目的地に向かいます。
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急ぎじゃないけれど大切なこと
日本にいるクリスチャン・カウンセラーのMさんから
1時間ほど電話でコーチング(COACHING)を受ける。
実はこの日のアポイントを3ヶ月前からとっていた。
コーチングとはカウンセリングとコンサルタンティングとの
中間的な位置づけ(もちろん重複する部分も多いのです。)
カウンセリングは課題を「聞いてもらうだけで安心」のような
要素が強く、またカウンセラーからの助言に依存する傾向
コンサルティングだと具体的な改善点を提示され、
その指示に従っていくことが求められる傾向
というのが個人的なイメージなのですが、コーチングの特徴は
コーチがクライアントに対し、いつも「良い質問者」となります。
そして質問型のコミュニケーションを使い、クライアントの方が自ら
取るべき行動を選択することを支援するカウンセリング・スキルです。
たとえば、僕は今回クライアントなわけですが
「イタリア語の勉強時間をもっと生活の中で確保したいんですよ。」
と相談すると、コーチは
「あなたがその時間を確保すると、どういう良いことがあるんですか?」
という風に質問を返してきたりします。
そのようなコミュニケーションの中で、
自分の課題が明確になったりするのです。
僕の場合今回のセッションでの課題は
「忙しい生活での、時間の管理」がテーマだと思っていたのですが、
質問を受けて話していくうちに「時間」ではなくて「やるべきこと」の管理
がテーマになっていると気づかされたのでした。
具体的には、自分のやるべきこと(仕事)をリストアップして、それらを
*緊急で大切なこと *緊急じゃないけれど大切
*緊急で大切ではない *緊急でもなく大切でもない
それぞれの仕事が上記のどれに該当するのか
整理することからはじめることが必要だと気づいた次第です。
たとえば、僕は毎日ブログをつける時間を30分とっているのですが
これは「緊急じゃないけれど大切」と位置づけています。
毎日犬のハンナと1時間外に出て散歩することも
「緊急じゃないけれど大切」なことですね。
そして生活の中で「緊急じゃないけれど大切」なことが
とりわけられて、大切にされていることが豊かな生活の秘訣です。
ものすごく忙しく日々が過ぎていくのに、心が渇くときは
「緊急で大切ではない」ことの比率が多すぎて「大切なこと」が
後回しにされていることが原因であるのかも知れません。
テレビやネットサーフィンで時間を過ごしてもむなしい場合、それは
「緊急でもなく大切でもない」生活習慣なのかも知れません。
今週はこれらの「やるべきことの整理」を宿題にして、
来週もコーチングを受けます。
そのレポートもおってご報告予定
*追伸:仕事といえば、日本で話題の 『B-ing』のテレビCMいいですね。
昔の仮面ライダーのワンシーンを編集したものだそうです。
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ベルリン 大虐殺の記憶
ベルリンの街の中心部にユダヤ人大量虐殺の慰霊碑
ホロコースト・メモリアル【Holocaust Memorial】がありました。
ブランデンブルグ門やポツダム広場に近い都市の一等地に
このような広大で重圧感のあるメモリアルが表れる。
それは異様な光景です。
2,700余りの不揃いの各石が(同じかたちの石は一つもない)が
無名なまま、この地上から消された人々の存在を語っています。
今では観光地となり、昼休みのひとときを平和に過ごす人が溢れていましたが
かつてここは、旧ナチスの総本部だった場所だそうです。
壁崩壊後、ベルリンの再建と繁栄を目指すと同時に
「もちろん、過去の犯罪を忘れることはできない」という立場をドイツ政府は取り
それを形に表すものとして1990年に、コール前首相が計画した慰霊碑
設計はピーター・アイゼンマン(Peter Eisenman)
過去を直視することが出来、悔い改めることを知っている人々こそ
未来に向けて歩むことが出来る。
そんなことを考えました。
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ベルリン 天使たちのシーン
かつて観た映画のワンシーンを求めて
ポツダム広場(Potsdamer Platz)を訪れました。
かつてはヨーロッパ経済の中心地の一つで、
ベルリンのナイトライフの中心として栄えた広場
そしてベルリンの多くの場所と同じように、第二次世界大戦の
激しい空襲と砲撃により建物の多くは破壊され、荒廃した。
戦後ベルリンは分割され、ポツダム広場はアメリカ軍、イギリス軍、
ソビエト軍の占領地域の境界になり、壁によって分断された。
僕が知っていたポツダム広場は映画の中だけだった。
「ベルリン・天使の詩」で荒涼としたポツダム広場(壁がある)に
屋台のコーヒー店があり、ブルーノ・ガンツが演じた天使が
人間になったことを喜び、嬉しそうに熱いコーヒを味わうワン・シーン
それはわずが20年前に撮られた映画だったのに・・・
僕は広場中心に立ち、360度まわってみたのだが
もはやあの詩的なのシーンのかけらすら
見つけることが出来ませんでした。
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ベルリン 消えゆく「東独の記憶」
ベルリンでは、市内から30分ほど車で移動した
旧東側の小さな田舎町に滞在していた。
今まで訪ねた欧州のどの街にもない雰囲気があった。
至る所でいつ終わるとも知れない道路工事や建築工事が進行中で
大きく姿を変えようとしているプロセスにあることが解る。
「ベルリンの壁」の崩壊から16年、それ以前は西側諸国の
人間が立ち入ることが出来なかった旧共産政権の国
その独特な「空気」としか表現しよのない「重さ」が
今でもひしひしと伝わってくるのだ。
抑圧体制からの解放はあっただろう。
しかし日常生活に容赦なく入り込んできた「資本主義」
に、そこで暮らす人々はどう順応しているのだろうか?
低く雲が立ちこめる、旧東側の田舎町に立ち並ぶ
旧共産圏特有の箱形建築を意識しつつも、ポスト・モダンで
ちょっとヘンテコな新築集合住宅を観ながらそんなことを考えました。
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ベルリン 悪魔の王座
ペルガモン博物館 (Pergamonmuseum)へ行きました。
ベルリンの旧東側、世界遺産に登録されている
「博物館島」(Museumsinsel)にそれはあります。
ハンブルグで再会したソプラノ歌手の工藤篤子さんから
「ペルガモン博物館は観ておくべきですよ。」と言われて気になっていた。
そして言われたとおり、館内に入って腰が抜けるほど衝撃を受けました。
巨大なペルガモンの「ゼウスの大祭壇」が博物館内に再構築されていたのです。
写真でその威圧感をお伝え出来なくて残念です。
ペルガモンは、聖書にも登場する小アジアのペルガモン(現・トルコのベルガマ)です。
かつて絶大な権力と栄華を極め、後に滅びた都市です。
ペルガモン繁栄の象徴であり、ギリシャ神話の神々が祀られた「ゼウスの大祭壇」が
トルコから発掘され、ベルリンにこうして運ばれた後、再構築されていたとは知りませんでした。
ペルガモンの「ゼウスの大祭壇」に関しては、
新約聖書の最終巻「ヨハネの黙示録」に登場します。
「わたしは、あなたの住んでいる所を知っている。
そこにはサタンの王座がある。」黙示録2:13
これはイエス・キリストがヨハネに「ペルガモンにある教会の御使いに書き送れ。」と
言われた手紙の書き出しで、「サタンの王座」とは「ゼウスの大祭壇」のことでしょう。
そして、トルコからドイツに運ばれた「サタンの王座」は
アドルフ・ヒトラーのお気に入りだったようです。
ヒトラーに仕えたことで知られる建築家のアルバート・シュピアは「ゼウスの大祭壇」をもとに
ニュルンベルクのツェッペリン広場に舞台をつくり、ヒトラーの演壇を舞台中央に作ったことは有名です。
後にニュルンベルクスタジアムはナチスの集会に用いられるようになっていきました。
聖書に記された史実、そして現代史、今自分自身の前にそびえ立っている
2000年以上昔に滅ばされたはずの祭壇が語りかけてくるものが、一つの線で繋がり
僕は畏れを覚えたのでした。
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