急ぎじゃないけれど大切なこと

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日本にいるクリスチャン・カウンセラーのMさんから
1時間ほど電話でコーチング(COACHING)を受ける。
実はこの日のアポイントを3ヶ月前からとっていた。
コーチングとはカウンセリングとコンサルタンティングとの
中間的な位置づけ(もちろん重複する部分も多いのです。)
カウンセリングは課題を「聞いてもらうだけで安心」のような
要素が強く、またカウンセラーからの助言に依存する傾向
コンサルティングだと具体的な改善点を提示され、
その指示に従っていくことが求められる傾向
というのが個人的なイメージなのですが、コーチングの特徴は
コーチがクライアントに対し、いつも「良い質問者」となります。
そして質問型のコミュニケーションを使い、クライアントの方が自ら
取るべき行動を選択することを支援するカウンセリング・スキルです。
たとえば、僕は今回クライアントなわけですが
「イタリア語の勉強時間をもっと生活の中で確保したいんですよ。」
と相談すると、コーチは
「あなたがその時間を確保すると、どういう良いことがあるんですか?」
という風に質問を返してきたりします。
そのようなコミュニケーションの中で、
自分の課題が明確になったりするのです。
僕の場合今回のセッションでの課題は
「忙しい生活での、時間の管理」がテーマだと思っていたのですが、
質問を受けて話していくうちに「時間」ではなくて「やるべきこと」の管理
がテーマになっていると気づかされたのでした。
具体的には、自分のやるべきこと(仕事)をリストアップして、それらを
*緊急で大切なこと   *緊急じゃないけれど大切
*緊急で大切ではない *緊急でもなく大切でもない
それぞれの仕事が上記のどれに該当するのか
整理することからはじめることが必要だと気づいた次第です。
たとえば、僕は毎日ブログをつける時間を30分とっているのですが
これは「緊急じゃないけれど大切」と位置づけています。
毎日犬のハンナと1時間外に出て散歩することも
「緊急じゃないけれど大切」なことですね。
そして生活の中で「緊急じゃないけれど大切」なことが
とりわけられて、大切にされていることが豊かな生活の秘訣です。
ものすごく忙しく日々が過ぎていくのに、心が渇くときは
「緊急で大切ではない」ことの比率が多すぎて「大切なこと」が
後回しにされていることが原因であるのかも知れません。
テレビやネットサーフィンで時間を過ごしてもむなしい場合、それは
「緊急でもなく大切でもない」生活習慣なのかも知れません。
今週はこれらの「やるべきことの整理」を宿題にして、
来週もコーチングを受けます。
そのレポートもおってご報告予定
*追伸:仕事といえば、日本で話題の 『B-ing』のテレビCMいいですね。
昔の仮面ライダーのワンシーンを編集したものだそうです。
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投稿者:uchimura_it|Comments (0)

コメント

  1. Grace馨子 より:

    今日のお話は分かち合って頂いて励まされました。
    「時間」の問題でなく、プライオリティの問題ということですよね。
    「七つの法則」でも、第一領域~第四領域の話はあった気がします。
    自分で読んでもわかるのですが、対話して問答しながらというのはいいですよね。
    実は、古代の哲学書というのは、地中海古典世界にせよ、禅問答の世界にせよ、大概「対話編」という問答形式で書かれているので、今日のお話を読みながら、問答対話形式というのは、新しくて古い有用なスキルなのかな、と感じました。

  2. uttie より:

    >Grace馨子
    コビィー博士の「7つの習慣」ですね。
    とても良い本ですよね。
    彼はクリスチャンだと聞いたことがあります。
    もう一度読んでみたいですね。
    大きなミッションを見据えて、一日一日を
    大切にして行くことの大切さを思います。

  3. ますみ より:

    う~ん、なるほど、時間の管理については、私自身もはっとさせられる事、共感する事が多いですね。日常生活で、「緊急じゃないけど大切な事」が占めている割合は高いです。放って置いて「緊急」のカテゴリーに入ってしまって慌てるパターンも多い。
    普段私達の悩みや相談を受けてらっしゃる牧師先生ご自身が、逆にカウンセリングやコーチングを受けられるのも良い事ですね。

  4. uttie より:

    >ますみ
    ぼくも放っておいて「緊急」のカテゴリーに入ってしまうものが多いのです。
    原稿の締め切りとか(汗)
    牧師には牧師が必要ですし
    カウンセラーには、スーパーバイザーと呼ばれるカウンセラーが必須です。

  5. ML より:

    >コビィー博士の「7つの習慣」
    クリスチャンの方だったのですね。とても安心しました。
    こちらでも学校の授業やプロジェクトの達成など、個人を超えた場面で紹介され、使われているようです
    (もちろん、個人の領域でも。。。自分)。

  6. uttie より:

    >ML
    スティーブン・R・コヴィー博士の本は
    世界中の神学校で、リーダシップ論
    (牧師養成)などで用いられてきた本です。
    自己啓発的な本は多く出ていますが
    バックボーンが何なのかは重要ですよね。

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