朝7:00起床。とっぷりと暗い。
丑三つ時ですか?犬すら起きてきません。
水をコップ一杯飲んで、シャワーを浴びて
朝7:30に祈るために教会へ出かける。
それでもこの暗さ、あ、そうか今日で夏時間(サマータイム)も終わり
今日が一年で一番朝が暗い日、明日は一時間時計を送らせて一日がはじまります。
その日は、陽が昇っても、夢の中を歩いているような
深い霧に包まれているような朝でした。
湿度をたっぷりと含んだグレーな空気の中に生える緑
油絵の具でもなかなか表現出来ない美しい緑色です。
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公園で夫婦げんか
今日のミラノは快晴でした。
犬っこ達も嬉しそうに駆けまわっていました。
ここまでは、いつもの平和な光景
そしていつものようにアンナとべニート夫妻(ザンナの飼い主)と
一緒に公園を巡って世間話などをしていたのですが、アンナが
「ウチの息子のアントニオ(30歳・独身)を日本人の女の子と
出会わせて、気が合えばお嫁さんにしたいわ。」
と言い出した。
半分は冗談だと思うのだけれど
「たとえば私と息子があなたの家に遊びに行き、
あなたは日本人の女の子を家に招くの。いい?」
「そして、私はそこでお腹が痛くなったと言って帰るの。そしてあなたは
バルコーに出て、息子と日本人の女の子が二人になれるようにするのよ。」
と、独身息子を案じる母親の妄想計画を披露
旦那さんのベニートがアンナを諭すように
「そんな風に出会いを仕組んだってうまくいくはずがないじゃないか。」
と口を出したとたん、アンナがキレたのでした。
「あなたはいつだって悲観的なペシミストよ!私とあなたとの結婚は失敗だった。」
とアンナ
「ぼ、僕はペシミストなんかじゃない。」
と弱気に反論するベニート、そして沈黙
アンナはザンナを連れて公園を突進していきました。
なんとなく空気を読んでしまい、とまどうハンナ
長年連れ添った夫婦には色々な蓄積があるのでしょうが
公園では仲良くしてほしいものです。とほほ
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ニホンジン ガイゴクジン
僕が通う語学学校のクラスでは30人の学生が学んでいる。
イタリア人はひとりもいない。当たり前だ。
先生だけがイタリア人
本当に多国籍な集団で、たとえば一緒にバンド組んだりしたり
映画撮ったりしたりすると、どういうものが生まれるんだろうかと
妄想したりすることがあります。
とにかく、このクラスにおいて唯一の共通項は
人間であるということと、この国において外国人であること
お互いに深いコミュニケーションを望むならば
イタリア語をマスターすることがルール
クラスの中で日本人は僕だけで、それが
僕の最大の特徴な訳です。つまり日本代表
あ、そんなこと考えていたら語学学校が
非公式の国連に思えてきました。
愛する母国、日本をもっと理解してもらえるよう
イタリア語もっと頑張ろう。
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いいまつがい
今朝はイギリス・ケンブリッジ在住のY宣教師と電話会議
僕が、「いやー今週は不規則的な仕事が多くて忙しかった。」
と言った(つもりだった)のですが、
Y宣教師は、しばらくの沈黙の後、「な、なにか密輸とかでもはじめたんですか?」
とマジな口調で聞き返してきました。
はっ、と気づいて、電話越しに赤面したワタシ
「イレギュラー(irregular,不規則的)な仕事が多くて忙しかった。」
と言ったつもりで
「イリーガル(illegal,違法)な仕事が多くて忙しかった。」
と言ってしまっていたのでした。いやん(恥)
語感の似ている英単語には皆さんも気をつけましょう。
え、語感全然似ていないですか。すまん
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シンプルライフ
朝、電話にてコーチングを受ける。
40分くらいのセッション
自分の生活や状況を聞いて客体化してくださる方がいることで
いつも自分の問題が整理されていくことを感じます。
今日のセッションで、話題にしたことは
「シンプルに生活したい」ということ
最近引っ越しを考えているので、特にそのことを考える。
シンプルライフという言葉から人それぞれイメージすることは違うだろうけれど
僕にとっては「引っ越しをしなきゃ」と思ったら、三日でその場所を
撤退出来るようなライフスタイルをイメージします。
実際僕のような仕事には、必要な要素です。
急な出張があるときも、ノートパソコン一台、デジカメ、iPod、携帯電話
そして手荷物サイズの旅行鞄に一週間分の衣類、シェーバー
これだけで一ヶ月間世界中を巡っても特に不自由を感じません。
なのに、何故に3年以上も住んでしまった今の家には
こうも荷物が多いのか。引っ越しを考えるとうんざりしてしまう。
これが、今日コーチへ投げかけた、僕の課題でした。
引越しをシンプルに行いたい。その後シンプルに暮らしたい。
探すものが少なく空間的にもすっきり。
空間的にも動線が整い、仕事がしやすく
かつ人々を迎えやすい、目的重点型の家
この際色々と片づけていきたいと思っているんですけどねぇ
という僕に、「何が、片づけをするための邪魔になっていますか?」
という問いかけ(いつも的を射た質問です。)
僕の場合は、情、未練。
もったいない、だれか必要になるかも
こんな想いが、部屋にものを増やさせます。
ほとんど手にすることもない書籍、オーデオのケーブル
パソコンの周辺機器やビデオテープ
ボックス、日本から持ってきたアルバム、
いただいた手紙、教師時代の教え子が残した卒業文集
絶版になっている展覧会カタログ
・・・・シンプルライフとかいいながらも捨てられない症候群
なのでしょうか。こういったものをバサバサ捨てられるのが
果たして良いことなのか?俺よ。
「本当に大事なものとそれでないものを考える一週間にしてみて下さいね。」
という宿題をコーチから出されて、今日のセッションを終えました。
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僕の定休日
昨夜は、明け方の4:00まで眠ることが出来なかった。
体は疲れているのだけれど、頭の中を色々な想いが駆けめぐる。
今朝は所轄警察(移民局)の窓口に並んだ。
様々な国籍の人々が、滞在許可証の申請のために
冷たいロビーに何時間も待たされている。
僕も、ここではそんな外国人のひとり
夕方、YさんとMさんが我が家で夕食をつくってくれた。
手ごねハンバーグ、美味しいじゃないか。
一日中降っていた雨が夜にやっとあがったので
ハンナと夜の公園を散歩
静かに(月曜日)が終わりました。
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鬱の季節
たとえ 鬱が夜更けに目覚めて 獣のように 襲いかかろうとも
祈りをカラスが引き裂いて 流れ弾の雨が 降り注ごうとも
この街の空の下 あなたが いるかぎり 僕は逃げない
というキリンジ 「Drifter」の歌詞を思いだしてしまう季節です。
今朝7:00に教会へと出かけていったのですが、空はまだ真っ暗
ここ数日、冷たい雨と、湿度の高い
灰色空気にミラノは覆われています。
長い冬の到来、毎年のことと慣れているミラネーゼも
この季節は気持ちが落ち込みがちです。
僕も気をつけて、ストレスマネージメントをしていこうと思います。
夜型にならずに、朝に散歩したりするのも良いみたいですよ。
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Benito – べニートのこと –
べニートとは犬の散歩で出会った。
公園を世間話しながら歩くだけの仲だったのに
それ以来。色んな事を親身になって助けてくれる。
ベニートは待ち合わせの時間に遅刻しない。
必ず5分前には到着している。(イタリア人では珍しいんじゃないか)
べニートは友達が多い。
通りを歩くと、みんなが挨拶してくる。
べニートは僕と同い年くらいの娘と息子がいる。
べニートは年金暮らしだ。
べニートにカフェで珈琲をおごると、
次は彼が絶対に払う。律儀だ。
僕は今2年ごとの滞在許可証の更新時期で
そのために警察の移民局に朝早くから並ばなければならない。
そのことをべニートに話したら、「僕が警察の知り合いに
話をつけるから、朝早く並ぶな。」と電話してきた。
でも、その知り合いがすでに警察を退職していることを知って
とても申し訳なさそうな表情をしていた。
家を探している僕につきあって、不動産屋と交渉してくれたり
カフェのオーナー達にも、いい部屋がないかいつも聞いてくれるベニート
そんな、お節介で人情味のあついイタリア人との出会いに感謝
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ミラノ 中華街
オレンジ色の路面電車にのって街へ
iPodにスピッツの初期のアルバムを詰め込んで出かけた。
中華街では日本の食材がかえる。
週末にお見舞いに行こうと思っている
療養中のご婦人にとうどんと豆腐を買った。
ついでに散髪、いつも8ユーロで格安
中国人の床屋は刈り上げが上手
床屋をでるといつも中国人に中国語で
声をかけられる。きっと中国人に見えるのだ。
中華街には中国人のための本屋やレンタルビデオ店などもある。
いつもビデオ屋のポスターの色彩と漢字のロゴに惹かれて
立ち止まってしまいます。
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語学学校
語学学校での学びを再開しました。
週に3回、2時間ずつ学んでいます。
ミラノ市が経営する学校で、3ヶ月で
授業料が35ユーロ(約5000円)と破格
「ミラノで働く外国人に言葉を教えたい」という
ボランティアのスタッフに支えられている学校です。
クラスメートはザンビア、ニカラグア、ペルー、フィリピン、セネガル
などなど多彩です。皆がそれぞれの出身国を相互理解しながら
イタリア語を覚えていくような授業のプログラムになっています。
イタリア語を理解出来るようになるとアフリカや中南米、
東南アジアの人々と友達になっていけるというのは嬉しいものです。
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