水色

最近はミラノ市内でいくつかの住宅物件を見てまわっています。
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今日不動産屋さんを介して観た家はアパートの最上階
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屋根裏部屋の小窓から教会が見えるのが気に入りました。
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古い物件だったのだけれど、バルコニーが水色に塗られていました。
「前の住人がスペイン人だったんですよ」と聞いて、なるほど
きっと故郷の海の色をイメージしたんだろうなと勝手に納得しました。
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実は一緒に寝てたのよ

実は最近まで一緒に、ウチの犬(ハンナ)と
夜は一緒にベッドで寝ていました。
インターネットなどで犬の躾のことを調べたりすると
日本語のサイトでは「犬と一緒に寝てはいけません。」
とあったので、絶対にベッドにあげないようにこれまで躾ていたのです。
でも、この夏欧州を一緒に旅した際から
ホテルを転々としていたら、初めての部屋でナーバスになって
ホテルの廊下を歩く人々の物音に敏感に吠えたりしていたので
なだめるつもりで一緒に寝ることをゆるしたら、それ以来
すっかりハンナにとっては「当たり前のことになってしまった。」
ミラノに戻ってから、犬の散歩で知り合うイタリア人達に聞いてみると
「え、寝てるよ。当たり前じゃない。」という返事も多く、「じゃ、いいのか」
と僕も思い始めていたのです。
僕が眠る時間になると一足先にハンナがベッドに登り
「ねー、早く寝ましょうよー。」とあられもない
悩殺ポーズをとるようになってきていました。
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が、しかし最近許せないことがおきた。
それは「寝小便」・・・・・
それ以来、ここ数日「いかん、犬は犬だ。人間は人間だ!」
とつぶやきながら、心を鬼にしてベッド禁止令を再発布
でも、一度許してから前の躾に戻すのは結構大変で(犬にもかわいそうだった。)
夜中に「ホヒー、ホヒ、ホヒ」とか変に甘えた声でベッドに上がって来たがります。
しかし今夜も心を鬼にして、ベッドに近づけないようにして眠ることにします。
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ミラノ・インターネット事情

ミラノではこれまで僕が知る限りでは
インターネット事業者(ISP)は2社しかなかった。
もと国営通信社系列のテレコム・イタリアとFastWebの2社
3年前には、この選択肢しかなくて僕はFastWeb社と契約
ブロード・バンドの固定使用量金は一ヶ月90ユーロ
日本円で13.000円くらい。た、高すぎる。
スピードも実質1メガも出ていないのです。
でも最近は”TELE2″というインターネット事業者も
ミラノ地区にも本格的に参入してきたようです。
積極的にプロモーションも開始して、やっとのこと
価格も含めたサービス競争時代に突入したようです。
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朝の通勤時間帯に街で見かけた”TELE2″の宣伝カー
ちょっと可愛いじゃないですか。そろそろプロバイダーの
乗り換えを検討してみようかな。
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ミラノ駐車事情

欧州で「ドライバーがもっともストレスを感じる街」
という統計があるのだそうで、その一位がミラノなんだそうです。
たしかに、たまに日本に帰って都心を車で運転して
おもわず「いやー、東京って皆紳士的で運転しやすいね!」
とか言ってしまうと、「は?なにいってんの」という顔をされます。
それほど僕はミラノの運転に慣れきってしまってはいるのですが
たしかにミラノ市内の運転はストレスフル、というかサバイバル
交差点では信号が青になる前から車はアクセルをふかしていて
フライング気味に一斉に飛び出すし、一車線ぶんの幅しかない
道路に3台くらいが競い合って突っ込んでいくのは日常のこと
ちょっとでも道を遮る車があれば、数十台がクラクションの合唱で
大ブーイングを浴びせるし、エゴ丸出しのドライバーイ達とのチキンレース
それがミラノでの運転といえるでしょう。
駐車事情も年々悪化しており、みんな駐車場を探して
グルグルとまわっています。フルーツバスケット状態ですね。
先日は、空いたスペースに縦列駐車しようとしたら
あとから来て、駐車出来なかった車のドライバーに
「stronzo!(××野郎、ボケ!!)」と捨てゼリフで
罵られました。わお
無事に自宅の前車を停めることが出来たら、
三日間くらいそこから車を出したくなります。
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車の中央分離帯を挟んで駐車するのは当たり前
駐車枠として道路にひかれている白線なんてみんな無視
横断歩道や歩道のうえに駐車するのも、ほんのご挨拶
そのうちクレージーゴン(ウルトラセブンに出てくる車を食べちゃう怪獣)
が出てきてしまうのではないかとちょっと心配です。
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If you see something…,

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バルセロナの現代美術館でクシュシトフ・ウディチコ
(Krzysztof Wodiczko )の新作に出会いました。
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彼は1943年ポーランド生れの現代美術作家で
ニューヨークでショッピングカートをベースに移動可能な
コンパクトなホームレスのための居住空間を発表するなど
都市やそこに住む人々が抱える様々な問をテーマにしています。
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1999年8月には広島市の原爆ドームの前で、現在の広島に住む被爆者、
在日外国人、若者を含む14人の証言者の発言とともに、彼らの手が
映像としてドームの下に投影されるプロジェクトをおこなっています。
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バルセロナ現代美術館での展示は、写真の通り
真っ黒な部屋にプロジェクターで映像を投影し
磨りガラスの向こうで人々が会話をしている様子が映し出されています。
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If you see something…,と題された2005年の作品
設置されたヘッドホンからは、映像に映し出された人々
街の掃除夫やホームレス、ビジネスマンなどの
普段は雑踏にかき消されてしまう人々の本音や
溜息などが聞こえてきました。
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バルセロナ現代美術館のこと

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バルセロナで訪れた、現代美術館、通称MACBA(マクバ)
(Museum d’Art Contemporani de Barcelona の頭文字)
のことをメモしておきます。
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バルセロナ市長がアメリカの建築家であるリチャード・マイヤー
を招聘して建設され美、ランブラス通りという旧市街にあります。
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いわゆる移民居住区で、あまりスペイン語は聞こえてこなくて
アラビア文字やモロッコの言葉が飛び交う地区といえばわかるでしょうか
いわゆる「ちょっと危険な地区」にあるのです。
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マイヤー自身はあえて、こういう地域が良いと考えたようです。
もともと公共空間の少ない地域であったため、美術館の南に広い
公共広場を作り、そこは若者(若者でない人も多かった)の
スケートボード場となっていました。
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ふだん、移民地区の来ないようないわゆるインテリ層に旧市街に足を運ばせ、現
実をみせたいという設計者の明確な意図があるのだと思います。
実際広場に集う若者たちは、移民系の仕事に就けていないような人々です。
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広場は美術館のゆるやかなスロープを内包するガラス張の空間に面し、
美術館の内部からは広場にたむろする人々や、遊ぶ子供達をみることができるます。
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このようにして外部を内部空間にとって劇場化させている建築
美術館は単にコレクションを見せるためだけに建てられたのではなく、
周辺生活をも含めて提示しているのです。
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ミラノに戻る

バルセロナよりミラノの我が家に到着
夜中の0時前に、ミラノ・ベルガモ空港に無事飛行機が到着すると
機内の人々は着陸の瞬間に「ブラボー!!」と拍手喝采でした。
相変わらずです。
バルセロナについて色々考えるところのあった
収穫の多い滞在だった。
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とても身近に感じる街だった。
そして、これからもそうなるであろうという予感
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継続的に訪問することになるかも知れない。
その必要性を感じる。
無理をすれば日帰りも可能だろうし
(いや、それは体力的に無理か)
ミラノでもやるべき事を整理しつつ、
このことは風をよんで見極めていこう。
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バルセロナ 水族館

バルセロナを去る月曜日
フライトは夜なので、今日は学校がお休みという
Mちゃん(小学校5年生)のリクエストで、一緒に
バルセロナの水族館に行って来ました。
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んー、楽しいです。水族館
現役のダイバーだったときには覚えていた魚の名前も
今ではずいぶん忘れてしまったけれど、
魚の造形の素晴らしさに久しぶりに酔いました。
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こどもたちも、本当に魚が好きなんだね。
でも一番はしゃいでいたのは僕か
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ペンギンもいました。
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港町バルセロナ
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スペイン人の誇り、英雄コロンブスが
新大陸(アメリカ)を指さしていました。
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バルセロナとピカソ

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ピカソは14歳からの多感な時代をバルセロナで過ごした。
美術教師の父親が、バルセロナで仕事を見つけたのだそうだ。
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その頃のバルセロナの面影を残す旧市街にある
邸宅を改装して、ピカソ美術館があった。
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少年時代の彼の作品をみると、12歳で
アカデミックな技法をマスターしてしまっていることが解る。
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そして、同時にアカデミックな表現にうんざりしていることも
天才のエネルギーが弾ける瞬間に立ち会うような錯覚を覚えた。
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宮廷画家になることをあっさりと放棄した少年は
「描く」という行為は、その対象を「愛する」ことだと知っていたのだろう。
19歳でパリに渡るまでの、生意気で未成熟な天才
18歳で「目に映るもの全てを愛したい。」と唄ったのは尾崎豊だっけ
そんなことを思いだした自分に苦笑したけれど
そんな青い感性で、新しいキャンバスに絵を描きたいと思った。
今なら、もっと自由になって、色彩や線を紡ぐことが出来るんじゃないか
人からの評価など気にせず、ただ愛するものを記憶していくために
日曜日はカルロスの家を一歩も出なかった。
そして、ただ静まって、訪れてきた人々と共に
パンを裂き、葡萄酒の杯を分かち合って神に礼拝を捧げた。
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礼拝の後、カルロスがパエリアをつくってくれた。
愛情たっぷりの男の料理
バスク地方の白ワインを開けてくれた。
「べつにETA(バスクのテロリスト)からもらった訳じゃないよ。」
と、スペインでしか通じないようなジョークをいいいながら
バルセロナの日曜日が静かに暮れていきました。
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バルセロナ 日本人学校

バルセロナの朝は早い
6:00起床、6:30に朝食
外はまだ真っ暗
カルロスさんの運転で、バルセロナ日本人学校へ
今日は学芸会の日なのだ。
小学校一年生から中学校3年生、そしてスペインの
現地校で学ぶ児童・生徒の日本語補習校などが
練習を積んだ出し物を披露
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フランシスコ・ザビエルの伝記劇では、半年前にバルセロナを訪問した際に
ご紹介したテゼ共同体の賛美歌が、小学校六年生達に唄われていて感動しました。
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その後、カルロス一家と昼食
私の腕をがっしりと掴まえているのがカルロス母
お隣が息子さんのカルロス
夕方四時まで続くスペイン・スタイル
すっかりお腹もふくらんでしまい
夜はケロッグのコーンフレークで済ませました。
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