月曜の夜、ミラノクラシカのコンサートへ
今回の演目のソリスト、Umberto Clericiのチェロは素晴らしかった。
まだ26歳という若手なのだけれど、自らの体から音を発しているようだった。
アンコールで、バッハの無伴奏チェロを披露してくれている姿はとても絵画的で、
久しぶりに「自分だったらどういう構図で、この演奏者をキャンバスに収めるだろうか。」
という視点で見入っていることに気づいた。
←あなたが、そこにいてくださる証として
珍味 ミラノ
最近、疲れが蓄積気味だなーと感じたので
先ずは(スピッツ/うめぼし)のメロディーで
唄ってみることにしました。
やきにく食べた-い♪
やきにく食べた-い
僕は
今すぐ君に会いたい♪
注* 一部、歌詞改編
ここイタリアで暮らして、スタミナのある
アジア食品が食べたくなったとき、どうすればよいのか
そう、そんなときはミラノの韓国料理屋GIMMI(珍味)へ
久しぶりに行ってみることにしました。数年ぶりです。
箸をつけてしまった後の写真で失礼
ランチメニューのブルコギ(焼肉)弁当
テーブルチャージ、飲み物、食後のカフェなどがついて
12ユーロと、ミラノでは良心的な価格なのではないでしょうか。
外国生活で疲れを覚えるとき、食事で復活することも多々あります。
スタミナのある韓国料理は、お勧めです。
珍味 – Gimmi
住所 Via Paisiello 7, Milano (M1,2 LORETO)
電話 02-2951 6394
←あなたが、そこにいてくださる証として
お説教
我が家の廊下にて、本棚の三段目(最近のお気に入り)からゾロ先生の声
「なご、にゃごにゃにゃ・・・」そして、その講和を神妙に聞いているハンナ
なにかお説教をいただいている様子です。
いったい何を?日頃の生活態度とかかしら?
←あなたが、そこにいてくださる証として
「冬の終結」宣言
イタリアでは、様々なトピックスがある。
内閣が総辞職したとか、牛乳や小麦粉の価格が高騰で市民生活逼迫とか
ガソリンがまた最高記録更新だとか(いまやリッター220円以上ですよ!)
でも、僕とハンナの最大関心事はもっぱら春の訪れに関してです。
またその話題ですか、と言うなかれ。それだけ冬が重かったんですよ。
今日は、冬の終わりを宣言する青い花の絨毯ができていた。
アンドレ・ブラジリエやカシニョール、あるいはマリー・ローランサン
つまりドトール・コーヒーの店内に架かっていそうな版画のような
パステルカラーのブルーとグリーンの色合いが美しい
まずは花の香りをチェック
さらに、クンクンクンクン
どこまでも、クンクンクンクン
はい、確認作業終了いたしました。
「冬の終結」を宣言いたします。
←あなたが、そこにいてくださる証として
春よ来い
春よ来い 早く来い
あるきはじめた ぞろくんが
赤い鼻緒の じょじょはいて
おんもへ出たいと 待っている
春よ来い 早く来い
おうちのまえの 桃の木の
つぼみもみんな ふくらんで
はよ咲きたいと 待っている
日本の童謡・唱歌「春よ来い」より
作詞:相馬 御風(一部、歌詞改編)
←あなたが、そこにいてくださる証として
花曇り
うっすらと空一面にうすい雲がかかり、景色がぼんやりと映る
まだ少し肌寒さの残る花曇りの日
犬のハンナは鼻先をクンクンさせながら、土のにおいを嗅ぎながら
しきりに地面を調べています。どれどれ、と僕も一緒に覗き込む。
ほー、咲いていますね。小さな花が
こういう変化をハンナは見逃さないのだな
木を見上げれば、ここでも大きな変化が
創られたものすべては絶えず変化を繰り返し
自分も創られたものの一つに過ぎないのだ
そんなことを考えながら、僕ももっとハンナみたいに
鼻をクンクンさせていこうと思いました。
←あなたが、そこにいてくださる証として
スキマネコ
我が家のリビングで「幻のツチノコ」発見
その正体は、隙間大好き猫のゾロ、最近のお気に入りは
ソファの背もたれとDJブースの間のせまい空間
先日、仕事をしながら聞いていた音楽に強烈な電子的なエフェクトが
かかったので「あれ、この曲って誰かのリミックスなんだっけか?」と思ったら
ゾロがDJミキサーのつまみをあれこれいじっていたのでした。
Remixed by DJ ゾロ
←あなたが、そこにいてくださる証として
夜の散歩をしないかね
夜の匂いは、昼間のそれよりも、より色濃く季節が滲んでいます。
春の夜の匂いがします。濃厚な記憶を呼び覚ます春の夜の匂い
←あなたが、そこにいてくださる証として
ヴィヴァルディの四季
ミラノ・クラシカによる春のコンサートシーズンが始まりました。
躍動感のあるイタリアの作曲家を中心としたプログラム
聴衆の最大のお目当てはヴィヴァルディの「春」でしょう。
日本の若者がTUBEを聞かなければ夏を意識できないよう(80年代限定)
山口百恵の「秋桜」を聞かなければ秋を迎えられないように(いつの時代だ!)
紅白歌合戦でサブちゃんのオオトリを見なければ年越しできなように(そうなのか?)
イタリア人はヴィヴァルディの四季から「春」を聞かなければ
春を迎えることができないのです。(きっぱり)
重いコートを脱いで集まってきた聴衆は、ヴィヴィッドな春色のセーターを着て
演奏に酔いながら、長かった冬に別れを告げているように見えました。
←あなたが、そこにいてくださる証として
鳥の足・・・
日曜日の礼拝の後、S君とE君を誘って男三人でミラノ市内の中華街へ
いつも行く安くて美味しい中華料理店「大富豪」が今日は貸し切りで入れず
久しぶりに、通り一本隔てた中華料理や[JUBIN]へ
ここは結構美味しくて、中国人でにぎわっている店
それだけにディープなメニューが多い
以前食通のAO木さん(伏字になってない)が日本からいらした時、この店で
「うーん、僕は鴨の舌のから揚げ」と迷わず注文されたとき結構ショックだった。
「か、鴨の舌って、食べちゃうんですか・・・」と思った。
なんか小鴨の兄弟が一列に並ばされて、順番に(お兄ちゃんから)
舌を引っこ抜かれていく様子を勝手に妄想して泣けてきたのだ。
でも、ちょっとおいしかった。 ありがとう。鴨
で、今日はやはり中華料理通のSくんがメニューを見て
「あ、鳥足あるんですね。僕好きなんですよ。」と言っていたので
「うん、なんでも好きなの注文しちゃって」と余裕な感じで言ったのですが
実際に来たのがこれ
ぎゃおす!ホントに、鳥の足じゃないですか・・・
怖すぎる。ビジュアル的に・・・いけないよ、これ
あの、鳥の足の表面のパターンが絡みつくように迫ってくる。
何故か目が離せなくて、むしろマクロな視点で迫ってしまう。
迫りすぎて、グランドキャニオンの谷間に空撮が迫るような視点で
鳥肌のブツブツの谷間を旅してしまう俺のイメージ旅行
でも、新しいことにチャレンジすることを恐れない大人なので食べましたよ。
「プチュン」としたゼラチン質な触感と、ビジュアルのショック感のハーモニー
僕はもうこれ一回で十分です。
酉年生まれなので、共食いです。
もう「鳥足」は卒業です。
ありがとうございました。
←あなたが、そこにいてくださる証として