ん?なにやら視線を感じる、と思って振り向けばトラム(路面電車)のラッピング広告
ペットフードの宣伝なのだけれど、窓ガラスにもラッピングが施され
猫や犬たちが通りをじーっと眺めておりました。
六年前の今日
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交通事故と野次馬
近所の通りを車で走っていたら、何故か大渋滞
案の定、そういうときには交通事故が起きています。
事故そのものが渋滞の原因になっていることは少なくて
ドライバーが一度車をとめて「事故をジロジロと眺める」のが原因なのです。
事故の周りは、大抵いつも人だかりで「いやー、アレはあの車が悪かったよ。」とか
「私がみたところ、事故の原因はアレだね。」とか熱く議論が繰り広げられていたりします。
ラジオの交通情報なんかでも「どこどこの道路で交通事故があり、渋滞しています。
ドライバーはジロジロ見ないで通り過ぎて下さい。」とか言っていたりする訳です。
かくいう私も、今ではイタリア人よろしくジロジロ見るようになってしまい、
こうして、こっそり撮ったデジカメ画像もある訳ですね。
お後がよろしいようで・・・・
六年前の今日
四年前の今日
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愛犬虐待容疑
その日は日曜日で、教会の礼拝に出かけるために車で家を出て、その途中
僕の説教原稿を翻訳してくれるTさんのうちに寄り、打ち合わせをしていた。
用件も終わり、Tさんの家を出ようとしていた矢先、
Tさんの家のインターフォンが鳴ったのだ。
インターフォンにはテレビモニターが付いていて、
なんと警察官二人の顔が・・・・
そして、その警察官はこういったのである。
「そこに、日本人のノブユキ・ウチムラはいるか?」
わお、ついに○○のことが発覚したか!と思ったのは嘘で
僕はすぐに何のことだか、ピンと来た。ハンナだ。
僕は愛犬のハンナを、自分のワゴン車のケージに置いてきた。
そして、今日は五月晴れの天候、これはアレですよ。通報
時間としては、僅か30分くらいだったのだけれど、
北イタリアの法律(動物愛護法)で、犬だけを車内に残してきたらイカンのです。
もちろん、そんな法律が無くたって、炎天下の下に車を駐車したら
車内温度が急激に上がるので、車内放置は気をつけなくてはいけないこと。
だから、僕もTさんと打ち合わせしながらハンナのことが気になっていたのです。
そして、車に残されているハンナを見つけた近所の人が、即警察に通報したというわけ。
慌てて車のところまで駆け戻ったら、もう警察(しかも憲兵隊)の
パトカーが横付けされていて、野次馬の人々が集まっている。
そして、僕が車の中からハンナを出してあげるなり
「まー、かわいそうにねー、ほら水よ!」とかいっておばさん達が集まってくる。
もう、完全に動物虐待の現行犯って感じで、針のムシロでした。
ハンナを心配してくれた人々にお詫びとお礼を言って帰ってもらい
その後、お巡りさんから叱られて、その後無罪放免となりました。
身分証明書なども一度は提出させられたのですが、長時間ではなく
宣教師が教会へ向かう途中の出来事であることが理解され、注意ですんだわけです。
それにしても、愛犬ハンナに対する虐待容疑がかかるとは泣けてきますね。
僕の明らかな不注意と過信があったわけで、今回のことはいたく反省
ちなみに、同じ北イタリアのビチェンツァ市では海鮮レストランのオーナーが
ロブスターを氷の上に乗せていたことで逮捕→有罪→罰金10万円の判決が出たばかり
CNN日本版 でも紹介されていました。
この法律が日本に適用されたら「かに道楽」なんて廃業処分ですな。
トリノ市では、1日に少なくとも3回、犬を散歩に連れて行かない飼い主には
罰金500ユーロを命じる条例が制定されているので、飼い主もなかなか大変です。
僕も気を引き締めて、愛犬ハンナと暮らしていくことにします。
六年前の今日
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不完全なレクイエム
ミラノにある、通称双子オルガンの教会(Basilica S.Maria delle Passione Milano)
にモーツァルト(Mozart)のレクイエムを聴きに行きました。
レクイエムは、モーツァルトの遺作であり、また未完の作品であったことで知られています。
僕自身、本当に思い入れの強い作品であります。
レクイエムというと、神学的な解釈からいえば「煉獄」って本当に聖書的なものなのか?
という論議があるのですが、ここではその論議にあえて立ち入らないことにします。
モーツァルトのレクイエムとして、通常コンサートやCDなどで知られているものは
弟子のジュースマイヤーが完成させた楽譜(ジュースマイヤー版)によるものが
多いのではないでしょうか?僕の手元にあるレコードやCDは殆どこれです。
しかし、今夜のコンサートはモーツァルト自筆の未完成版スコアによる演奏だったのです。
素晴らしい演奏でした。耳を傾けていくうちに、僕自身が音とシンクロして
教会に溶け込んでいくように感じたのです。
先に述べた、神学的な論争を飛び越えて、そしてモーツアルトの自我を
押しつぶすようにして天から降りてきたような音楽です。
モーツアルトは、確かに晩年、神と対話をしながらこの曲を描いていたのだ。
そう思った矢先、突然演奏が途絶えて、ピシャリとした静寂に教会が包まれました。
モーツアルトが残した楽譜は、そこで筆が途絶えていたのです。
長い沈黙の後、教会に洪水のような徴収の拍手がわき起こりました。
その夜、僕は音楽を言葉で表すことはきっと困難なことだろうなと思いながら
その教会を後にしました。
六年前の今日
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カルロッタ邸
天気の良いメーデーの休日Rさんから電話があり
「コモ湖畔に素敵な庭園があるので見に行きましょう。」というお誘い
ご主人のカルミネさんが運転する車でコモ湖畔の町トレメッツォ(Tremezzo)
の集落のはずれに佇むカルロッタ邸(Villa Carlotta)へ到着
カルロッタ邸は見事な庭園ともども13世紀にクレーリチ侯爵marchese Clerici
によりつくられ、後代に手が加えられていったそうです。
カルミネさんに連れられて、ご機嫌なハンナ
見事な風景の庭園は、150種以上のシャクナゲや
ツツジが咲きほこっていました。
この庭園には、世界各地へ宣教に行った宣教師達が
各国から持ち帰った植物が育てられているのだそうです。
そんなわけで、南米や亜熱帯のシダ植物なども豊富で
ひとつひとつの植物の造形に見惚れました。
庭園は、神がかたちづくった芸術作品を整えた美術館のようです。
旧約聖書の創世記には、神が自分が創られた自然をみて
「すっごくいいね!」と言ったと記されています。
僕も、愛に満ちた自然の造形に触れるとき、そう叫びたくなります。
「すっごくいいね!」
日本の植物も多数植えられていて、敷地内には竹林もあります。
宮殿からは、コモ湖が見下ろせます。
ミラノ近郊にお住まいの方はには是非オススメのカルロッタ邸
下記に情報を記しておきます。
Villa Carlotta
Via Regina 2
Tremezzo 22019 (CO)
Tel:0344-40405
Fax:0344-43689
email: entevillacarlotta@tin.it
web-site: www.villacarlotta.it
五年前の今日
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バルセロナ – カサ・ミラ
バルセロナのパセオ・デ・グラシア通りにあるカサ・ミラ(Casa Mila)へ
1905年から1907年にかけてRoger Segimon de Milaの
依頼でガウディが設計した集合住宅です。
カサ・ミラは直線部分をまったくもたない建造物になっていてますが
設計当時はバルセロナ市民からはものすごく評判が悪かったようです。
現在内部はガウディ建築の功績を讃える博物館になっていて
この集合住宅自体が世界文化遺産に指定されている。
しかし設計当時は、「なんて醜悪なものつくったの!」と
クライアントの奥さんから訴訟を起こされたり
市民からは「石切場」「海に沈んでいるような建物」と
揶揄されたりしたこともありガウディは、この建築における
ギャラは自分では受け取らず、全額教会に捧げたそうです。
カサ・ミラは今も何世帯か一般の人が入居しています。
マンションだから当然ですね。
でも、設計当時はだれも入居希望者はいなくて
「3世代家賃は値上げしません」という条件で入居者を集ったそうです。
ですので、今入居している人々はその3世代目にあたる人々で
いまだに当時の家賃、すなわち現代においては月数千円の家賃で暮らしているのだとか
屋上には彼が作ったオブジェが展示されているのですが
宮崎駿のキャラクターを連想してしまうのは僕だけでしょうか?
六年前の今日
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バルセロナ – 市場
バルセロナの食品市場に行って驚いたこと
そこは、かつての教会堂だったという事実
なかなか複雑な気持ちになりました。
ようするに、これが教会に集まる人々が激減している欧州の現実なのです。
ミラノでも、かつての教会堂がディスコやカフェに改装されていっています。
しかし、食品市場はなかなか活気づいていました。
やはり海に面した街だけあって、魚の鮮度はピカイチ
市場の中にはお寿司屋さんもオープンしていました。
六年前の今日
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バルセロナ – グエル公園
グエル公園(Parc Guell)からは、バルセロナの街が一望出来ました。
もともとは、ガウディの設計した分譲住宅。
英国式庭園住宅に憧れた資産家の伯爵エウセビオ・グエルは、
住宅地として15ヘクタールの土地を用意し、何の制限も課さずガウディに
この庭園住宅の設計を依頼したのだそうです。
広場、道路などのインフラが作られ60軒が計画されていたが買い手がつかず、
結局売れたのは2軒で、買い手はガウディ本人と注文したエウセビオ・グエルだけ
伯爵エウセビオ・グエルの没後に工事は中断し、市の公園として
寄付されたのだそうですが今や世界遺産として登録されております。
卒業旅行っぽい雰囲気で日本から来ていた女性たちが
「ガウディーって、なんかディズニーランドぽくなーい?」
と言っておりました・・・・・。
・・・・あのー
ガウディの名誉のために言っておきますが、ディズニーさんは
ガウディから影響を受けたことを明言していますから
「ディズニー・ランドがガウディっぽいんだよ!」と
心の中でつぶやいたおじさんの私でした。
六年前の今日
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バルセロナ – そそり立つ座薬
(*写真はクリックで拡大)
バルセロナにミラノから車で到着したとき、時はすでに
夜の10時だったのだけれど町中で青く発光するビルに迎えられて驚いた。
後で解ったのだが[ La Torre Agbar ](アグバー・タワー)とよばれる
バルセロナ市水道局の塔で、昼間の自然光では虹色に輝いていた。
設計はパリのアラブ世界研究所やカルティエ財団、
汐留にできた電通本社ビルなどの建築で知られるフランス人建築家ジャン・ヌーヴェル
6万枚の透明ガラスの薄板で覆って傾斜をつけたその下は、
40tもの色とりどりの鉄板でモザイク状に構成されている。
テーマは「モンセラット山の奇岩の頂上と地中海の水の反射の青」
なのだそうで、ガウディやカタルーニャ地方の自然を意識している。
そんな素敵な現代建築も、バルセロナではどこか浮いていて
地元の人々からは「座薬」という愛称(?)で呼ばれているそうです。
街に馴染んでいくのには、もう少し時間がかかるのかも知れません。
六年前の今日
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バルセロナ – パエリア
今回のバルセロナ滞在でお世話になっていたお宅の御主人
カルロスさんがお手製のパエリアをつくってご馳走してくれました。
パエリアは、イタリアで言うところのスパゲティーのようなものだよ。
手軽で、冷蔵庫にあるあり合わせのものが美味しく化けるんだ。とのこと
日本でいうチャーハン的な存在ですな。美味しかったです。ありがとう!
六年前の今日
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