「ねえ、あなたの犬は泳ぐの好きみたいだから
犬用の市民プールに連れて行ったら?」
「は?犬用のプールなんてあるの?」
「あるのよ」
そんな会話が、いつも公園で出会うアンナとの間であり
さっそくそのプールがあるというL’Idroscalo(イドロスカーロ)へ
Idroscaloはミラノのリナーテ空港の裏手にある公園
長細い人口湖は戦時中水上機の離発着 に使われていた水面滑走路
我が家からは車で20分ほどのところにあります。
何キロもつづく水辺を歩いていたら日が暮れてしまったのだけれど
遠くで楽しそうな(犬の)声が聞こえる
ホントにあった。正しくは犬と人のプールで、
飼い主も裸になって一緒に遊ぶと良いらしい。
さっそく水に浸かるハンナ
水辺は犬も開放的になるらしく
一部おとなの行為にいたる犬もいるが気にしないでいこう。
さっそくナンパされているハンナ、それを黙ってみている飼い主のおじさん
ハンナも水辺でのC調言葉にはご用心だ ←古!
写真左端は犬と一緒に水に浸かっているおじさん
これが正しい入り方だ
カップルに目もくれずに遊ぶコドモなハンナ
泳ぐ泳ぐ
やがて陽も落ち
おーい、帰る時間だよー
今度は僕も水着をもってこよう
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残暑の公園
今日のミラノは朝から強い陽射しがてりつけ、夏らしい一日
暑さなど気にせず駆けまわるハンナ
走る走る
お、飛んでる
と、思ったらお友達のザンナを見つけていたのでした。
「まーったく、暑いわよねぇ。アタシ暑いの苦手よ」とザンナの飼い主、アンナ(66歳)
それは判るが、あなたの薄着っぷりもなかなかすごい
いつもザンナは、恐る恐るアンナの3歩後ろを歩いています。(厳しくしつけられている)
僕も見習いたいものです。
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Peacemaker
日曜日の礼拝説教原稿を翻訳者に手渡してしまってから
明日語るべき「ことば」について考えながら
土曜の夕方、まだ人気のないミラノで車を走らせていた。
キリストは「平和主義者は幸福です。」とは言わなかった。
Blessed are the peacemakers,For they shall be called sons of God.(Mat5:1)
平和をつくり出そうとしている人は幸福です。
そう言ったのだ。
平和を好きな人は多いだろう。
でもpeacemakerは決して多くない。
孤独や困難を伴うその仕事は祈りなくして
また一人で出来るものではないだろう。
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犬よ!
ハンナを久しぶりに風呂場で丸洗い
綺麗になったので、赤いバンダナなど巻いてみました。
似合うかしらー
で、いつもの公園にお出かけ
そして、遊び友達のザンナを発見
水辺に誘われ
結局泥だらけ(そして、振り出しへ戻る。)
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教会で「鼻から牛乳」
不謹慎なタイトルでスミマセン(宣教師なのに)
ミラノの国立高等音楽院となりにある教会(通称、双子オルガンの教会)で
二台のパイプオルガンを使ったコンサートがありました。
無料ということもあり会場は早くから満員
僕も大理石の床に座って聴きました。
プログラムはサービス精神に富んでいて
一曲目はバッハの「トッカータとフーガ、ニ長調」
あの有名な旋律「たりらー♪タリラリラリラーリー♪」
は、二台のパイプオルガンで聴くとものすごく荘厳で感動したのだけれど
同時に昔聴いた嘉門達夫のパロディ曲 鼻から牛乳も思いだしてしまった自分が
少し哀しくなりました。
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終戦記念日に思ったこと
8月15日、バカンスで人々が街を出払ったミラノで、
静かに戦後六十一回目の終戦記念日を迎えました。
イタリアは「聖母マリア被昇天祭」とよばれる国民の休日で
この日ばかりは全てのお店がシャッターを下ろします。
イエス・キリストの母親のマリア は肉体のまま昇天したとされ
そのことを記念する日なのですが、これは民間伝承で、実際のところ
聖書にはそのような記述は何処にも残されていません。
お隣の国フランスでは戦勝記念日で(イギリスやアメリカでもそうでしょう。)
日本のお隣の国、韓国では(日本の植民地支配からの)独立解放記念日です。
8月15日の意味は、国境をこえるとその捉えられ方が変わります。
僕はインターネットのニュースで、日本の小泉首相が靖国神社に
終戦記念日を選んで参拝したことを知り、とてもショックを受けました。
日本ではどのように報道され、そして多くの人々は
このことをどのようにとらえているのでしょうか?
Yahooのアンケートでは70パーセントの日本人が「何の問題もない。」
と回答していたので、僕の捉え方は少数派に属するのでしょうね。
靖国神社は、戦時中天皇陛下のために死んでいった人々を英霊として祀り、
先の侵略戦争を企てたとされるA級戦犯も神として合祀されている神社です。
国の戦死者追悼施設ではなく、れっきとした一宗教法人です。
たとえが適切であるかどうか解りませんが、もし私の暮らす欧州で
ヒットラーやナチスの幹部達がが英霊(神)として祀られている
神殿があったと仮定して、そこをドイツの現首相が、終戦記念日を選んで
礼拝を捧げたとしたらどのように評価されるでしょうか?
戦争を体験した周辺の国々(もちろん本国も)の人々はどのような感情をもつのでしょうか?
これは「想像力」の問題とも言えると思うのです。
小泉首相のケースでいえば、国の予算で大規模な警備を備え公用車を使い、
内閣総理大臣と記帳した参拝は、私的行為であるはずはなく、日本国憲法の
政教分離原則に違反することは明らかでしょう。
僕自身、日本を出てイタリアで暮らして4年目を迎えようとしています。
それは単に西欧人が隣人となるだけではなく、自分自身が「アジア人」
であることを強く自覚させられる体験でした。
ミラノは人種のサラダボウルであり、アジアの人々は隣人となり
そしてお互いに願うのであれば友人になり、無理解であれば敵になります。
いつも犬の散歩で出会うフィリピン人のお婆さんは哀しい記憶をもっています。
戦時中日本軍がマニラに侵攻した際、抵抗したお婆さんのお父さんは
村の広場で、日本軍による見せしめとして公開処刑にあいました。
水道につながったホースを喉に押し込めて、水圧で処刑するのです。
父親の耳や眼窩、穴という穴から水が吹き出るという映像をいまだ記憶に残して
それでも、憎しみからは開放されて「赦したい」と心の中では強く願っているのです。
このような例は、書けばきりがないほどなのです。
彼らはけっして歴史をねつ造している訳ではありません。
恩師である韓国人牧師の体験、イギリス人宣教師が
少年時代、日本軍の捕虜として中国で受けた苦しみ
オランダ人のお婆さんが捕虜施設で受けた哀しみ
勝った国、負けた国にかかわらず、私の知らない「映像の記憶」が
そして「赦したいのに、赦せないと思う病」がたくさんの人々のこころに残っているのです。
小泉総理が「何故いけないのか解らない。」ということばが
愛する日本のリーダーがもつ「想像力」の実態だと思うと、
言葉で言い表せない「やるせない」気持ちになる。
そんな終戦記念日でした。
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湖畔のバーベキュー
T氏からのお誘いで、ミラノから車で1時間
Lecco(レッコ)という湖に車二台連ねてドライブ
湖畔の木陰でバーベキューをセッティング
夏の陽射しと湖から吹いてくる涼しい風が心地よい。
ハンナもご機嫌で、泳ぎまくっていました。
午後に、Bellagio(ベッラージオ)の街へ移動
二股に別れたコモ湖の先端という絶好のポジションで、
その美しい町並みから「コモ湖の真珠」と呼ばれています。
ドイツやイギリスからの観光客も多く
プライベートビーチなども設置されていました。
夕暮れ時のコモ湖、静かに教会の鐘が鳴り響いていました。
いつまでも名残惜しそうに湖を眺めていたハンナ
さては湖好きだな
数ヶ月ぶりに休日だなと感じる日でした。
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ロンドンのテロと空港のパニック
2ヶ月間ミラノに滞在して、僕が日本を巡回している間
留守を守って下さった牧師夫妻(75歳になる老牧師)が
いよいよ日本へ帰国される日になった。
ミラノ・リナーテ空港からロンドン・ヒースロー空港を経由して
ブリティッシュ・エアラインで成田へ飛ぶ予定だったので
時間に余裕をもって空港のカウンターに並んだのだが、いつまで経っても
チェックインゲートが開かない。
無線で連絡をとりながら、慌ただしく動いているブリティッシュ・エアラインの
空港スタッフ達、そして空港全体が不穏な空気に包まれていることが解った。
たった今、ロンドン・ヒースロー空港でテロ未遂があり
犯人達が拘束され、空港も現在クローズ、フライトも見通しが立たないとのこと
緊急に配られたドキュメントで、これから数日は手荷物をもっての
飛行機への登場は認めないとの通告、コンタクトレンズの保存液
赤ちゃん用の流動食もも認めないという内容に皆が驚き、空港のカウンターに
代替のフライトや現状の説明を求める人々が殺到し、空港はパニックになった。
老牧師をなんとしても今日日本へ送り出さなければならず、必死に交渉した結果
マルペンサ空港からでるアリタリア航空の成田行きへのチケットを発券してもらい
なんとかこの日は、ことなきを得た。
憎しみの連鎖、テロの時代を生きていることを実感しながら
イタリアを発った牧師夫妻の旅の安全を祈った。
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Blue Sky, White Sky
スイスに五日間ほど滞在していました。
仕事(という表現は好きではないけれど、プライベートでは無かったという意味)だったので
殆どの時間はホテルで過ごした。
一年ぶりに会う人、初めて会う人、300人もの人々と深くコンタクトをとり
とてもよい時間でした。
一日だけ、ホテルを抜け出してスイスの自然を味わう時間をもちました。
湖を船で巡り、登山電車で山に登りました。
山からの眺め、さらにここからエレベータ付きの展望台もあったようだけれど
ちょっとタイトに過ごしていたので、珈琲を飲みながらボーっとしていました。
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欧州に熱波もたらす地球温暖化
PICASONIC Blog よりテキストを転載
パリ発のIPS NEWSの記事の見出しは結構ショッキング
EUROPE:Global Warming, Not Just Heat Wave とある。
僕が3年前、イタリアに来たときも悪夢のような猛暑で
その年は欧州全体で約3万5000名が亡くなった。
そして今年はすでにその記録を塗り替える熱さなのだそうだ。
どうして先進国の欧州で、熱波で人が死んでしまうのか。
その原因の一つに、殆どの家にはエアコンが無いこともあるでしょう。
(もちろん我が家にもエアコンはなく、扇風機にしがみついてこのブログを書いている。)
そもそも、欧州にエアコンなど必要なかった。
だけれどもフランス(トゥルーズ)の気象研究センターによると
「気温が25度以上になる日が毎年増えてきている」のだそうです。
1900年以来、欧州の気温は平均で1度上がり、2100年までにはあと
2.5~5度上昇する可能性があるとのこと。
イタリアでは、水不足のために、水力発電量が減っていて、欧州各地で
農作物被害も出ています。
地球温暖化の防止について真剣に取り組んでいかなければと思いますが
その前に我が家にエアコンをつけたい。←矛盾!!
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