「私は永遠に生きたい。」

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冷たい雨が降りしきる年の瀬、久しぶりにミラノ市立現代美術館
(Padiglione d’Arte Contemporanea:通称PAC)へ足を運びました。
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最近ミラノでは日本のアートに対する関心が高まっており、
その一環として草間彌生の個展が開催されているのです。
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展覧会のタイトルはYayoi Kusama – I want to live forever 「私は永遠に生きたい。」
統合失調症と戦いながらも80歳になる作家が口にすると、なかなか凄味がある言葉です。
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会場内は基本的に作品の写真撮影不可だったので、結構感動した鏡の部屋などを
カメラに収めることはできませんでしたが、新作、近作がいまだエネルギーが衰えておらず
やはり草間彌生は突き抜けているなと思いました。
少女時代から繰り返し襲う幻覚や幻聴から逃れるために、それら幻覚や幻聴を
描きとめる絵を描き始めたと言われる作家ですが、作品を通して、その苦しい戦いを
華麗な芸術に転化していく様子に圧倒されます。
「芸術」とは、一つのことと戦い続けた人の人生を指し示す言葉なのかもしれません。
展覧会は2010年2月14日まで、下記の場所で開催されています。
Yayoi Kusama – I want to live forever
PAC-Padiglione d’Arte Contemporanea – Galleria d’Arte
Via Palestro, 14 (Zona Porta Venezia)20121 Milano (MI)

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新しいカメラ

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今月日本に行っていた際に、新しいコンパクト・デジタルカメラを買いました。
それまで二年間以上使っていたリコーのデジカメは、ハードに使いすぎて電池蓋が
閉まらなくなり、いつもセロハンテープでとめて使っていたのですが、修理に出しても
一万円近くするということなので、同じリコーのデジタルカメラを新調することにしました。
僕がコンパクトのデジカメに求める条件として
*三万円以下であること(いつも持ち歩くので、落としたりもします。高価すぎると怖い。)
*手にしっくりなじむこと(ホールド感がよいこと)
*マクロ撮り(接写)に強いこと
*レンズが明るめであること(フラッシュなしでの室内撮りが多いため)
*色合いが自然であること
などなどがあげられます。
メーカーとしては、リコーがコンパクトカメラでは好きです。
フジやキャノン、パナソニックなども優秀なのですが、ちょっと画質が綺麗すぎるというか
人工的なコントラストの強さや、彩度の強さを感じてしまうのです。(ソニーの画質は好きです。)
リコーではGRシリーズが憧れですが、ちょっと高いのと(それでも安くなった!)
ズーム無しは、毎日のように外で犬を撮影したりする僕にはつらいのですね。
そういうわけで、リコーのCX1を手に入れることに決めました。
すでに次世代モデルが発売されているので、型落ちがお買い得です。
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新しいカメラで日常を切り取ってみると、二万円台のコンパクトデジカメもここまで描写力
が上がったのかと驚かされます。ダイナミックレンジが随分と広がりました。
いままでは、空にフォーカスすれば、緑色の芝生などは暗くつぶれ、一方、芝生の緑に
フォーカスすれば空は白トビするものでしたが、CX1の描写は肉眼の印象に近づいています。
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夕暮れ時の町並みも、夕空と街の明かりをうまくバランス取って描写されています。
コンパクトデジカメは、日々を記録するメモ帳であり、画材であり、スケッチブックです。
愛着の湧きそうな一台を手に入れました。

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ミラノのクリスマス

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クリスマスの朝、公園にハンナと散歩に出かけました。
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ひんやりと白くて静かな時間
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日が暮れてからYURI PARKの工房で、教会のメンバーによる手作りクリスマス
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クリスマス・ストーリーに沿って賛美をしたり、メッセージに耳を傾け、皆でキャンドルの
灯りのリレーをしたり、我が家で過ごすようなクリスマス・タイムとなりました。
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ミラノのクリスマス・イヴ

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午前にスペイン・ジローナ空港からイタリア・ベルガモ空港へ移動
着陸前に機内から見えたベルガモは山水画のようでした。
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夜はミラノ賛美教会でクリスマス礼拝、メッセージを取り次ぎました。
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聖歌隊によるコンサートや、子供たちの賛美もあり、クリスマスの荘厳さと家族の温かさを
共に感じることができた夜でした。
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バルセロナのクリスマス

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一昨日大雪に包まれたミラノ、昨日までは空港も機能マヒだったのですが今日は、
ほぼオンタイム(とはいえ30分遅れ)でベルガモ空港からジローナ空港に向けて飛べました。
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バルセロナの街を彩る、通りごとのクリスマス・イルミネーション、今年からはCO2対策で
低電圧の発光ダイオードの光に変わりました。
それはそれで美しく、確かにエコですが
温かなオレンジ色の電球色が懐かしくもあります。
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20:00からのクリスマス礼拝、初めての人々も来てくださり、祝福された時間となりました。
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礼拝の後、Aさんがご自宅を開放してクリスマス・ディナーの時をもちました。
とても楽しい時間となりました。またその後、深夜だというのにジローナ空港前の
ホテルまで送ってくださったRさんにも感謝、クリスマスの恵みを分かち合う時でした。
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ミラノが雪に覆われる

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昨夜、マルペンサ空港に降り立つとすでに滑走路は真っ白になっていて
ミラノ市内も公共交通が麻痺気味、空港から自宅まで実に四時間以上かかった。
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ハンナとも久しぶりの再会を果たし、今朝は公園へ出かけた。
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ここまで積もると公園に出かけてくる人はあまりいなくて積雪が手付かずな感じで残っている。
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ハンナとお友達犬は大喜びで、バージンスノウを蹴散らしながら駆け回っていました。
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東京のクリスマス

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中野のシオンの群教会にて、クリスマス礼拝のメッセージを取り次ぎました。
また礼拝の中で、ミラノから戻ってきたMさんが特別賛美を捧げてくださり、礼拝後
石巻から出てこられたご両親ともお話しする時間が与えられて感謝でした。
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午後は旧友たち(都立高校教諭時代の採用同期仲間)が、恒例の帰国歓迎会を
開いてくださりました。皆さん、お子さんがどんどん与えられものすごい繁栄っぷリです。
僕も彼らの子供たちの成長っぷリが毎回楽しみになり、また教師というハードな仕事を
続けながらも家族も大切にしている彼らの姿から励ましを受けます。
さて、私は明日のフライトでミラノに戻ります。
日本ではやれること、会える人がたくさんで、怒涛のように日々が過ぎます。
東京を皮切りに、これより牧師のクリスマス・マラソンが始まります。
忙しくならずに静まって、心の中に確かなクリスマスを迎えたいと願います。
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友の結婚

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かつてのVJ仲間であり、ミラノに渡ってからも事あるごとに親交をもってきた友人が結婚
その式に列席するために明治神宮へ、参宮橋から本殿へむかう道のりで
都会にこんな森が広々とあるという事実に、ただただ驚かされる。
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客殿にて新郎新婦と再会、金屏風をバックに日本古来の様式美にきちんと収まっています。
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日本晴れという言葉が思い出される、美しい光の中で式は厳かに執り行われました。
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式の後、明治記念館で行われる披露宴へと移動
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披露宴において、新しく夫婦になったばかりの友人夫妻へのメッセージと祝福の
セレモニーを執り行わせて頂きました。ますます人々から愛される彼らであるよう
心からお祈りしています。
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川魚料理 はや幸

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スイスから帰ってきたばかりのHさんと、昼食をともにしました。
板前さんである彼を何処にご案内するか考えた末、はるばる東村山市の久米川駅まで
来ていただき、鰻、すっぽん、どじょう一筋の川魚料理屋「はや幸」で鰻を食することに
昭和46年創業でご夫妻でお店を切り盛りしていて、注文を受けてから店内の水槽から
活きの良いうなぎを網ですくい上げ、さばいて焼き上げてくれます。出来るまで30分
「いやーお、こんな旨いもの。欧州じゃ食べられないよね!」と、まるで刑期を終えて
シャバに出てきた男二人のように、蒲焼の鰻重を頬張りました。
川魚料理 はや幸
住所:東村山市栄町2-30-38
電話:042-394-0805

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富士吉田市 ラ・ルーチェ【La・Luce】

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山梨県富士吉田市にあるラ・ルーチェ【La・Luce】のショールームにお邪魔しました。
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社長の太田さんに、今回父のアトリエのリフォームで大変お世話になったので
一度ご挨拶にと思ったわけですが、伺うとちょうどイタリアから荷物が届いたばかりでした。
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今年の九月に太田さんがミラノに来られた際、一緒に買い付けに同行した品々です。
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おそらくまだ、日本では紹介されたことのない一品一品が多くの人々の目にとまり
その価値が解る人の手に渡ることになればよいなと思わされました。
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