ミラノ市南東部に位置するRipamonti地区に
友人が弟子入りしているバイオリン製作工房がある。
「遊びにおいでよ。」といわれていたので足を運んでみた。
公立の小学校を改造した建築で、中には楽器博物館やコンサートホール
楽器修復工房もある。
制作のプロセスを工房のマエストロから丁寧に教わる。
「写真に数多く納めたい」という習慣的な下心を抑え
「目写真」で、その美しいプロセスを記憶する。
イタリア人、とくに職人やデザイナーは写真を嫌う。
大切なもの=秘密 であったりするし、彼ら自身
記憶メディアには頼らずに、大切なものを継承する。
ちなみにこのバイオリン製作工房は市が経営している。
学びたければ誰でも入学できる。
4年間で、バイオリン製作家として独り立ちできるようになる。
授業料は年間600ユーロ(日本円で8万円以下)
ただし、入学年齢制限は32才まで
日本の美大の授業料で大枚はたいた僕としては
こんな学びの選択肢もあったのかと、ひそかに
口惜しくも思ったり・・・・
一枚だけとらせてもらった写真は、ニスがけをおえたヴァイオリンたち
なんか、生えてきた果実みたいですね。
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わんこ社長
行きつけの自動車修理工場にて
事務所に誰もいないので社長室をのぞいたら
僕よりも余裕で背の高い(二本足で立ったらね)犬が出てきて仰天
わんこ社長・・・・?
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トラム(路面電車) 今昔
オレンジ色のトラムはミラノのシンボル
ミラネーゼの大切な「足」です。
上の写真は旧型車両なのですが、本当に素敵なカタチです。
そして、2000年から登場した新型トラムがこれ↓
EU統合にともない、公共交通に求められる
欧州バリアフリー基準を満たすべく登場
噂ではベルギー製だとか・・・(デザイナーの名前忘れた。)
お年寄りや車いすの方に配慮した底床式車両で
サスペンションも格段に向上
乗り心地も大変よろし
賛否が分かれるのはデザインでしょう!
(皆様はどちらがお好き?)
やがてオレンジ色の旧型車両が、
ミラノから消えていったら寂しい気がします。
僕はミラノに来る前、2年間世田谷の三宿に住んでいたのですが
三軒茶屋に乗り入れている東急世田谷線がどんどん近代化していくのが
寂しく思ったことを思い出しました。
そういえば「くるり」が2000年に「世田谷線旧型車両を残そうキャンペーン」
というライブツアーをしていたんだよな。(ミラノでもやって欲しいです。)
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焼き栗
焼き栗がうまい季節です。ミラノでは広場や通りで
焼き栗の屋台が甘くて香ばしいにおいを漂わせている。
日本にも天津甘栗の屋台を通ると、あの香りに負けて
つい買ってしまったのです。
イタリアで、「日本では焼き栗の皮が剥かれたものが
ラミネートパックに入って売られているよ。」と言っても
「嘘つけ」と信じてもらえません。(ホントなのに)
で、我が家でも「焼き栗」を、とスーパーで焼き栗グッズを入手
まずはこの「焼き栗専用ハサミ」
このハサミを使って、焼き栗の皮に切り込みを入れていきます。
そして、この「焼き栗用フライパン」で、ガラガラと炒めます。
穴が開いているのがミソですな。
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ダックスフンド
今回のパリ滞在でお世話になっていた家庭には、
JOYという名前のミニュチュアダックスフンドがいました。
「人間の友人は犬」とは、フランスに古くから伝わる言葉ですが
ソファに座って暖炉にあたっている姿をみると、本当にそうだなと思います。
すっかり家族の一員といった風貌です
クリニャンクール蚤の市
引きつづきパリの話
クリニャンクール蚤の市はパリ最大の蚤の市。 アンティークのアクセサリーや
小物、家具から洋服、海賊版CDまでなんでも揃っています。
「ここにいる半分くらいの人はスリだよ。」なんて友人に脅される。
それほど慣れた人もよく被害に遭ってしまうのだとか・・・
市場は何処の国へ行っても人間臭くて好きです。
アメ横や、80年代の渋谷センター街を想い出します。
骨董の家具や食器はかなりの掘り出し物が期待できます。
登録店だけでも2000軒以上もあるというから、一日だけじゃちょっと歩けないですね。
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サマータイムの終わりとPARIS
仕事で4日ほどミラノを留守にしてパリに滞在していました。
その間、欧州はサマータイムが終わり、東京との時差も8時間に
あわててブログのタイトルも変更(半年後にまた戻します・苦笑)
パリでは全然フランス料理などを食べなかったのですが、
日本人向けの食堂が軒を並べて競い合っているのには驚きました。
CHABANAIS通りにあるラーメン屋「北海道」は、美味かったです。
日本では当たり前の味も、欧州では涙もののクオリティー
ラーメンを食べにパリに行ってしまいそうです。
ショーペロ
イタリアではストライキ(イタリア語でショーペロ)がもはや名物
ミラノは今日、地下鉄とバスがショーペロ
写真のように地下鉄は入り口がシャッターを閉じて閉店
(東京で営団地下鉄がこんな風に全て閉まったららどうすんだ?)
ミラネーゼもショーペロにはもはや慣れっこで、
皆黙々と歩いて地下鉄何駅分も移動しながら通勤しています。
ストライキはどんな業界でも当たり前
いつものテレビ・ニュースのでは、見知らぬおじさんが
一生懸命原稿を読んでいる。何故だ?!
(ニュースキャスターがストライキをしているのだ)
警官がストライキをしたこともあるし
学校の生徒が、学食の改善をもとめて
スト(集団不登校)なんてことも
権利主張が美徳のイタリア
タフでなくちゃね
グレイの季節
ミラノもすっかり寒くなり、曇天の日が続いています。
朝七時じゃまだ暗い・・・・
我が家の前にある公園の木々も葉を落としはじめています。
日本は台風が来ているとか・・・(え、今って台風の季節でした?)
日照時間が極端に少なくなるこの季節、欧州では
人々は「鬱」になりやすくなります。
これ、結構深刻で要注意です。お隣のパリでは自殺が増えたり・・・
(イタリア人は先進国でもっとも自殺しないのだとか。
ちなみに自殺率世界一は日本です。)
イギリスはマンチェスターの友人の話によると、この季節「鬱」で病院に行くと
「人工日光」にあたるよう処方箋を書いてくれるようです。
そういう灯りにあたる部屋があるようで(本当ですか?)詳細は不明
人工日光ってなんだろう?(笑)情報希望です。
おでん@ミラノ
鍋が恋しい季節です。日本人ですもの
そういうわけでワタシは日本から土鍋を持ってきたのでした。
この土鍋は大学時代の親友が8年くらい前に譲ってくれたもの
その友人は今ドイツで美術家として暮らしている。
先日、その友人と話していて「あの土鍋は今ミラノにあるんだよ。」
と言ったら驚いていました。(その彼も、ドイツに土鍋を持ってきていた)
写真は先週、我が家をオープンにして「おでんフェスタ」をやったときのスナップ
たまご、鶏肉、ジャガイモなどでそれっぽくしたのですが、やはり練り物が懐かしいなー
「はんぺん」とか「ちくわぶ」あと、コンニャクなんかがあると最高なんですが
皆様にとっておでんの主役といえばなんでしょうか?
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