Grenoble

ミラノから400キロほど車を走らせ、フランス南東部の都市
Grenoble(グルノーブル)に来ています。
(*全ての写真はクリックで拡大)

仕事を終えたカルミネが、夜の街を散歩しながら案内してくれました。
気温はマイナス零度、頭がキンとします。

アルプス山脈に囲まれた、川の流れる美しい街です。

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カラヴァッジオ 其の一

ミラノのDUOMO(大聖堂)横にあるPALAZZO REALE(レアーレ宮殿)
で開催されている「カラヴァッジオとヨーロッパ展」( Caravaggio e l’Europa)を観てきました。
ところでカラヴァッジオ(Caravaggio)って地名だって知っていました?
彼はミケランジェロ・メリージ(Michelangelo Merisi)という名前の画家なのですが
ミラノ近郊のカラヴァッジオという村出身だったので、「カラヴァッジョ」(Caravaggio出身の男)
とミラノで呼ばれていたのです。
結果として、その通称名(あだ名)のほうで有名になったなんて面白いよねぇ。
え、面白くない?というかウンチク臭い?すでに知っていた?そうか、スマン。
メモのために、今回観た彼の作品をメモしておきます。
本当に、天才ですよ。「巧い」とかいうレベルじゃない。

ラザロの復活(Risurrezione di Lazzaro)
新約聖書ヨハネによる福音書11:38~44「ラザロの復活」(下記参照)が主題。
キリストが地上で最後に行った奇跡、イエスが涙を流したシーンとして
何度読んでも心動かされる場面です。
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そこでイエスは、またも心のうちに憤りを覚えながら、墓に来られた。墓はほら穴であって、石がそこに立てかけてあった。
イエスは言われた。「その石を取りのけなさい。」死んだ人の姉妹マルタは言った。「主よ。もう臭くなっておりましょう。四日になりますから。」
イエスは彼女に言われた。「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。」
そこで、彼らは石を取りのけた。イエスは目を上げて、言われた。「父よ。わたしの願いを聞いてくださったことを感謝いたします。
わたしは、あなたがいつもわたしの願いを聞いてくださることを知っておりました。しかしわたしは、回りにいる群衆のために、この人々が、あなたがわたしをお遣わしになったことを信じるようになるために、こう申したのです。」
そして、イエスはそう言われると、大声で叫ばれた。「ラザロよ。出て来なさい。」
すると、死んでいた人が、手と足を長い布で巻かれたままで出て来た。彼の顔は布切れで包まれていた。イエスは彼らに言われた。「ほどいてやって、帰らせなさい。」
(ヨハネによる福音書11:38~44)
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イエスが行ったこの奇跡により、当時の律法(聖書)学者達は
キリストに対する憎しみと殺意を増加させ、キリストは確実に十字架へと近づいていきます。
また、キリストが地上へ来た目的、すなわち人々を「死」と「死別の悲しみ」から解放するために
自分自身が「死に真っ正面から挑戦する」という目的、を明らかに示した奇跡でもあります。
カラヴァッジオのスピリチュアルな聖書理解と、迫力あるリアリズムに息をのみます。
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23年経って聞こえた悲しいニュース

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我が家のベランダからの風景
寒くなって、外で遊ぶ子達も少なくなりました。
ところで、オフコースが1982年に発売したレコード”I LOVE YOU”を知っていますか?

僕は13歳の時にこのレコードを買って、居間のオーディオ(親父の)に向かって
正座してレコード盤にソロリと針を落として、何度も繰り返し聴いた。
で、タイトル曲”I LOVE YOU”は、間奏で英語のニュースが流れるんですよ。
中学生の頃、「おお。なんかオシャレだな。やっぱニューミュージック(死語)だね。」
なんて思っていたのだけれど、今日iPodで久しぶりに同じ曲聴いていたのですよ。
で、はじめて気づいた。このニュースはジョンレノンが撃たれたことを伝えていたのだ。
中学一年生だった頃は解らなかったけど、36歳になってやっと解った(ヒアリング出来た)。
ちょっと嬉しい、だけれど改めて悲しいニュースを受け取り、複雑な気持ちに・・・・
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今日は悲しいニュースです。
元ビートルズのジョン・レノンが撃たれて、昨夜この世を去りました。
ニューヨーク警察は、殺人が午後10時50分頃にマンハッタンの
彼のレジデンスの前で起こったと伝えています。
25歳のマーク・チャップマン(レノンのファン)は、
何度も彼を撃って、すぐに逮捕されました。
犯行動機は不明です。
レノンと彼の妻オノヨーコはニューヨークレコーディングスタジオで
新しいアルバムをレコーディングした後で
ダコタ・アパートメントへの帰宅途上でした。
何人もの目撃者がおり、チャップマンは明らかにレノンを待って、
数時間レノンのアパート前で、ぶらついているのが見られました。
ジョン・レノンは、享年40歳でした。
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レノンがこの世を去って、もうすぐ25年です。
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最近どうよ?

今宵はYさん宅へ、皆で夕食を分かち合い
その後バイブルスタディ
ハンナは、大好きなハンサム猫「ゾロ君」と再会
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ゾロ:「おう、最近どうよ?」
ハンナ:「うーん、ちょっと体調のバイオリズムがねー」
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ブルーな日々

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ハンナは初潮から3週間目を迎えたというのに
いまだ長い発情期の中におります。
犬の生理は長い場合一ヶ月くらいもあるのだそうだ。
普段は食いしん坊なのに、食事にも手をつけずブルー
今朝は我が家の下にある花屋の犬(アフガン・ハウンド)が
ハンナの匂いにつられて我が家の建物に侵入する事件が
普段は、ハンナに見向きもしない雄犬なのに
恐るべし、ハンナのフェロモン
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大切なこと

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こことのところ少しばかりタイトな日を送っている。
今日は午前中、イギリス・ケンブリッジからのお客さんとカウンセリング
そして夜は日本からのお客さんを交えて7人でのバイブルスタディ
どの仕事も自分にとっても大好きなことで、
人と出会うこと自体が仕事になるなんて、まさに天職だ。
だけど、忙しく感じる日々は要注意
一番大切なことは、僕が人々と出会ったり語ったりすることではない。
自分自身が静まる時をもち
心の中に、枯れない泉をもつことだ。
枝は、木に繋がっていなければ
決して実を結ぶことはないのだ。
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かかって来いよ、日本人


(*写真はクリックで拡大)
「おい、いつまで悩んでいるんだい?」「かかって来いよ、日本人」
いつも僕をそんな風に、ショーウインドウから挑発しているlibreria bocca(ボッカ古書店)
過日ご紹介したGALLERIA(ガレリア)内に1775年から開店している本屋さんです。
芸術・アート・哲学・音楽、建築の専門書をどんなレアものでも揃えていて興味津々
ですが、「一見さんお断り」なんですよ。ふらりと立ち読みなんて出来ません。
会員制のlibreria bocca、年会費はなんと「100ユーロ(約1万4千円)
強気だなー。
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女同士

いつも愛犬ハンナを放し飼いにしている公園に、ここ2週間近くいっていなかった。
理由はアレですよ。発情中のハンナが公園歩くと、雄犬たちが半狂乱になってしまうのです。
「でもたまにはいらっしゃいよー。」とザンナの飼い主、アンナ(66歳)が電話をくれた。
「雄犬がいないエリアがあるから、そこでザンナと遊ばせましょう。」とのご提案。
(*全ての写真はクリックで拡大)

で、ハンナとザンナ久しぶりの対面です。
「この時期って色々大変よねー」と訳知り顔の姉貴分、ザンナ

ハンナも先輩から教えを受けると安心するのか
久しぶりにリードから説かれた開放感で、ザンナと駆け回っておりました。

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『誰も知らない』

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土曜の夜に、一人の部屋で紅茶をいれて
『誰も知らない』のDVDを観た。
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この映画は1988年に実際にあった
「巣鴨子供置き去り事件」をモチーフにしています。
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悲惨な現実をモチーフにしながらも、映画は
悲惨さを再現しようとするものではなかった。
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『誰も知らない』は、とても「よい映画」だった。
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「よい映画」とは、決して忘れるこの出来ないシーンが
いつも物語に沿って「ちりばめられた」映画だ。
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是枝裕和監督は、撮影の際、子役達には脚本を渡さなかったそうだ。
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彼の優しい視点はいつもこども達の隣人のように寄り添っている。
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その演出は、観ている私を現実の目撃者のようにする。
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あるいは自分自身の記憶が掘り起こされたりする。
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痛くて切ないのに、とても美しい。
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はげしく心揺らされるのだけれど、観ている間泣いたりしないように意識して
映画からの、そして実際に東京の片隅で起きた現実からの問いかけを受け止めた。
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*今日のBLOGで使用した写真の全ては是枝裕和監督によるスチールです。
画像の著作権は、「『誰も知らない』製作委員会」にあります。

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GALLERIA (ガレリア)

*全ての写真はクリックで拡大します。

ミラノの中心地、ドゥオモ前の広場とスカラ座をつなぐアーケードは
GALLERIA(ガレリア)という名前で知られています。

GALLERIA(ガレリア)とは、イタリア語で「トンネル」または「地下道、坑道」を表す言葉
ミラノのにある、この鉄とガラスで組まれ、通り抜けのできる大型吹抜け空間が
あまりに美しかったため、都市における新しい公共空間の代名詞となったわけです。
英語のgallery(ギャラリー)って、このガレリアが語源になっているのです。
今では、美術品が置かれた空間は何でもギャラリーと呼ばれていますが
本来は(芸術的な長い回廊)という意味ですぞ。(←ウンチク親父)

今や、プラダ本店を筆頭に高級品店街のガレリアですが、僕は何度みても
1877年にジュゼッペ・マノニの設計で造られたこの空間が大好きなのです。
今から130年前、建設重機もない時代にどうやってこんな高度な施工が出来たのだろう?
設計図は存在せず、未だに謎が多いようです。
ジュゼッペ・マノニの頭の中には当然設計図があったわけですが
彼は完成直前のこのガレリアの天井から落下して世を去りました。
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