今日もミラノは気持ちよい秋晴れです。草木の匂いがここちよい。
愛犬のハンナは生後9ヶ月になりました。
最近はものわかりが良くなったと思います。「おいで」や「待て」をピッと聞くようになりました。
一緒に暮らしはじめて7ヶ月になるのだけれど、犬って美しい動物だなと思います。
表情も豊かだし、スタイルも綺麗だ。(特に、ウチのハンナは)
と、完全に親ばか(飼い主ばか)な今日この頃です。
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今日聞いた音の記録
ビーズ
今日の「学校」での一コマ
「僕の国はここだぜっ」って一生懸命イタリア語で説明しているジャマイカ人
学校帰り、近所にビーズアクセサリーのパーツ屋さんを発見。
ベネチアグラスのビーズが豊富、卸売りの倉庫みたいなお店で、すごく安い!
オリジナル・アクセサリーを創るために、真剣にパーツを選んでいる人が結構いました。
今日聞いた音の記録
学校
今日から学校に通い始めました。
近所の公立高校です。
といっても、イタリアの高校生になったわけではなく
空き教室を利用して、大人のための語学クラスが開講されているのです。
そこには仕事をしながら、イタリア語を学びたい外国人
また、知的障害をもつ(普通の授業についていけない)イタリア人などが集まってきます。
先生やスタッフもほとんどボランティアなのですが
私立の語学学校とは雰囲気が異なります。
暖かい第一印象をもちました。
アフリカ系の生徒が、地図をさして自分の国の名前を皆に教えています。
「わたしたちは、もっとアフリカに対して知らなきゃね。」と先生。
ほんと、アフリカの国名や地理間って、すごく疎いんだよな。
20人くらいのクラスに入ったのだけれど、日本人は僕だけ
一番多いのは中国人でしょうか。そして、フィリピン系や南米系、アフリカ系、ロシア人など、
人種のサラダ・ボウルであるミラノの縮図のようなレイアウトです。
12年前に公開された日本映画、山田洋次監督の「学校」を思い起こさせる感じです。
その映画は幅広い年代の生徒が集まる夜間中学校を舞台に、
社会の端っこ(カウンターパート)を生きる人々を描いた物語でした。
韓国料理店を経営する在日コリアンのおばさんや、田中邦衛演じる文盲のイノさん、
裕木奈江演じるシンナー中毒少女、萩原聖人演じる勤労青年などが登場するのですが、
さしずめ僕の気分はイノさん(田中邦衛)です。
「でも俺わぁ、学校通えるなんて嬉しいなぁー。新聞読めるようになりてーなー(田中邦衛風に)」
今日聞いた音の記録
油彩画とテルマ&ルイーズ
気持ちの良い晴天の日曜日
礼拝が終わった後、Mさんが「これから友人の展覧会に行くのだけれどご一緒にいかが?」
と誘ってくれたので、教会のメンバー5人で連れ立って作品を観に行く。
同世代の画家の作品で、麻布(キャンバス)地に丁寧に油で溶いた顔料を
繊細なマチエールを生み出しながら重ねていく作品で、とても素敵でした。
「なんでも簡単に観て、消費していく時代だから、モニターや写真には写り込まない
手の作業を大切にしているんです。」という作家の言葉には説得力がありました。
ホントにそうだよね。実際に今日の画像は「簡単に」携帯電話に着いている
カメラでスナップショットをしているもので、会場で観た作品の素敵さはまるで
伝わってこないことを、お伝えしておきます。(変な日本語)
久しぶりに嗅ぐリンシードオイルの臭いが、深い郷愁に駆りたてるのですが
あまりエモーショナルにならないように自制している自分もいました。
僕はじつに高校から大学と油彩画を学び、あの素材、そして「描くこと」そのものを
愛してきたというのに、もはや絵の具箱すら何年も触れていないのです。
どうして絵を描かなくなってしまったのだろう?
その問いに対して、「大切なものが置き去りにされている。」と
素直に認める時が来ているのかもしれないと思ったりもした日曜日の夜でした。
その後、友人が教えてくれた路上屋台にてサルチッチャ(イタリアの腸詰め)
のパニーノにかぶりつく(美味い)
この屋台は別名「テルマ&ルイーズ」と呼ばれているそうで
由来はリドリースコットのあの名作に出てくる性格の違う女二人に
ここのおばさんが、キャラ的にかぶるからだそうです。笑えますな。
今日聞いた音の記録
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悲しい記憶
*全ての写真はクリックで拡大
いつもハンナと散歩に行っている公園に
今日はいつもよりたくさんの花が置かれていました。
この公園は空港の横にあり、悲しい事件のメモリアル・パークなのです。
それは、今から4年前の今日に起こった航空事故の記憶です。
2001年10月8日、午前7時35分発予定のスカンジナビア航空機SK686便は
イタリアのミラノからコペンハーゲンに向けて出発しようと
滑走路を走り出していたのですがその日空港は深い霧に包まれていました。
その時前方の滑走路を誤って横切ろうとしたドイツのセスナ機を発見し、
それを避けようとしたがわずかに浮上した際、セスナ機と激突
スカンジナビア航空機はコントロールを失って手荷物保管倉庫に追突し、
炎上し倉庫の柱が倒され、屋根が落ちて、倉庫は崩壊。
スカンジナビア航空機には104名の乗客と6名の乗務員が乗っていました。
セスナ機には乗務員2名と乗客2名。倉庫にいた4名も死亡
一瞬にして118命の命が失われたのです。
そして、公園には放射状に118本の木が植えられ
亡くなられた人々の名前が、地面に埋め込まれた石碑となって残されています。
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ビビンバ
昨夜は YURI PARK さん宅にてバイブルスタディ
彼女が集まってきた人々のために作ってくれたビビンバ、なんて美味しいのでしょう。
彼女は素敵なニットを作るだけでなく、韓国料理も上手なのだ。
今夜も花子さんの友人(ヒンドゥー教徒)の女の子も引き続き参加
「どうしてクリスチャンは日曜日に教会に集っているのか?」そんな問いをたてて
オープンに、そして深くディスカッションする時をもちました。
どうして人々は教会に集ってきたのでしょう?
「そうしなければいけないから?」それは全然違います。
答えはこんど(いつか?)お会いしたときに!(笑)
余談ですが、ニーチェの一番有名な「神は死んだ」という言葉は、欧州における
現代思想(ポスト・モダニズム)の最大の源流になっているという話をしたときに
ヒンドゥーの彼女曰く「ニーチェの発想ってカーストでいえば、人間以下に属するわね。」
という言葉が印象的でした。残念!ニーチェ
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梨ナシ
スーパーマーケットで季節を感じる。
栗や梨が並んでくると、生鮮売り場の彩りも秋です。
日本の柿なんかも最近では”KAKI”と称して並んだりします。
そしてなんと、日本でも大好きだった”梨”を発見!
“PERE NASHI “と書かれているではありませんか。笑える。
“PERE”はイタリア語で”梨”の意味だけれど、日本でいうところの”洋梨”を指す言葉。
日本種の”梨”は”PERE NASHI “というのね。
あえて訳すならば”梨ナシ”といったところか。
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車と一緒に歳をとる
公園に体操に来ていたお爺さんがのっていたFIAT500(チンクエチェント)
ものすごく丁寧に乗られていて黒皮シートの内装までピカピカでした。
1975年で製造中止していますからどんなに新しくても今から30年前のイタリア車です。
30年以上同じ車に乗って、車と一緒に歳をとるというのもなかなか素敵ですね。
ハンナとザンナはいつものようにジャレまくり↓
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待ち伏せ
散歩中のハンナが突如歩腹前進のポーズ
こんなときは、決まって大好きな雑種犬ザンナ(飼い主はアンナ)を待っているのだ。
そして、じゃれつき・・・・
駆けずり回り・・・・・
二匹でまったり・・・
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今日聴いた音楽
雨の月曜日
(*写真はクリックで拡大)
今日もミラノは朝から冷たい雨
こうして一雨一雨秋が深まっていくのだろうな。
すこし雨が弱くなったところを見計らってハンナを公園に連れて行く。
雨に濡れた草木の緑も美しいものです。
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