気持ちの良い晴天の日曜日
礼拝が終わった後、Mさんが「これから友人の展覧会に行くのだけれどご一緒にいかが?」
と誘ってくれたので、教会のメンバー5人で連れ立って作品を観に行く。
同世代の画家の作品で、麻布(キャンバス)地に丁寧に油で溶いた顔料を
繊細なマチエールを生み出しながら重ねていく作品で、とても素敵でした。
「なんでも簡単に観て、消費していく時代だから、モニターや写真には写り込まない
手の作業を大切にしているんです。」という作家の言葉には説得力がありました。
ホントにそうだよね。実際に今日の画像は「簡単に」携帯電話に着いている
カメラでスナップショットをしているもので、会場で観た作品の素敵さはまるで
伝わってこないことを、お伝えしておきます。(変な日本語)
久しぶりに嗅ぐリンシードオイルの臭いが、深い郷愁に駆りたてるのですが
あまりエモーショナルにならないように自制している自分もいました。
僕はじつに高校から大学と油彩画を学び、あの素材、そして「描くこと」そのものを
愛してきたというのに、もはや絵の具箱すら何年も触れていないのです。
どうして絵を描かなくなってしまったのだろう?
その問いに対して、「大切なものが置き去りにされている。」と
素直に認める時が来ているのかもしれないと思ったりもした日曜日の夜でした。
その後、友人が教えてくれた路上屋台にてサルチッチャ(イタリアの腸詰め)
のパニーノにかぶりつく(美味い)
この屋台は別名「テルマ&ルイーズ」と呼ばれているそうで
由来はリドリースコットのあの名作に出てくる性格の違う女二人に
ここのおばさんが、キャラ的にかぶるからだそうです。笑えますな。
今日聞いた音の記録
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お久しぶりです。あー、やっぱり内村さんの写真、優しい気持ちになれますね。とても身近なとこの写真だったりするのに。どれだけ、いつもの身近なとこを、いい加減に見過ごしてるの?てことでしょうか、、、、。今日、紹介されている作家さんの話、すごいそうだなぁって、思いました。いろいろ、考えたりイメージしたりするきっかけも生まれました。
>mina
お元気ですか?僕も久しぶりに
「描きたて」の油絵に触れて刺激を受けました。日常に隠れている小さな声を聞き逃さないようにしようと思いました。