学校

今日から学校に通い始めました。
近所の公立高校です。
といっても、イタリアの高校生になったわけではなく
空き教室を利用して、大人のための語学クラスが開講されているのです。
そこには仕事をしながら、イタリア語を学びたい外国人
また、知的障害をもつ(普通の授業についていけない)イタリア人などが集まってきます。
先生やスタッフもほとんどボランティアなのですが
私立の語学学校とは雰囲気が異なります。
暖かい第一印象をもちました。
アフリカ系の生徒が、地図をさして自分の国の名前を皆に教えています。
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「わたしたちは、もっとアフリカに対して知らなきゃね。」と先生。
ほんと、アフリカの国名や地理間って、すごく疎いんだよな。
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20人くらいのクラスに入ったのだけれど、日本人は僕だけ
一番多いのは中国人でしょうか。そして、フィリピン系や南米系、アフリカ系、ロシア人など、
人種のサラダ・ボウルであるミラノの縮図のようなレイアウトです。
12年前に公開された日本映画、山田洋次監督の「学校」を思い起こさせる感じです。
その映画は幅広い年代の生徒が集まる夜間中学校を舞台に、
社会の端っこ(カウンターパート)を生きる人々を描いた物語でした。
韓国料理店を経営する在日コリアンのおばさんや、田中邦衛演じる文盲のイノさん、
裕木奈江演じるシンナー中毒少女、萩原聖人演じる勤労青年などが登場するのですが、
さしずめ僕の気分はイノさん(田中邦衛)です。
「でも俺わぁ、学校通えるなんて嬉しいなぁー。新聞読めるようになりてーなー(田中邦衛風に)」
今日聞いた音の記録
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投稿者:uchimura_it|Comments (0)

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