UKに来ています。お昼前にスタンステッド空港を降り立つと
低いグレーの雲とイタリアよりも冷たい風に迎えられました。
レンタカーを借りてモーターウェイA11を北上
ロンドンから200キロ離れたNorwichを目指します。
Norwichでイラストレーションを学んでいるO谷さんは、僕が芸術高校教員時代に
送り出した最後の卒業生です。5年ぶりの再会、最近の作品をみせてもらったりしました。
彼女がNorwichの町や、自分が学んでいる大学を案内してくれました。
教会が多い、伝統のある素敵な街です。
教会やギャラリーなどを巡りながら、とりとめもなく話しをしました。
かつての教え子が、こうして英国で頑張っている様子を知れるのはうれしいものです。
教師をしていてよかったなと思う瞬間です。
「どうして教師を辞めてしまったのか?もう戻りたいとは思わないのか?」
と彼女に尋ねられました。大好きな仕事だったので、戻りたくいといえば嘘になります。
でも、過去を懐かしむことができるのは、それが過去だからでしょう。
そこに戻ろうとは思いません。僕は、今の瞬間も今の仕事もとても好きです。
彼女のボーイフレンドのMatも誘って、夕食にカレーを食べに行きました。
英国の素敵なところは、たくさんのオリエンタルの料理屋があり、その
どれもが美味しいところです。
夕食のあとは、彼が古いパブに連れて行ってくれ、ギネスを飲みながら
おしゃべりをして時を過ごしました。
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空耳アワー
イタリアが誇る作曲家”ヴィンチェンツォ・ベッリーニ”(Vincenzo Bellini)
を皆さんんはご存知でしょうか?彼の代表的な歌曲『ノルマ』(Norma)は
1831年12月26日、ミラノのスカラ座にて初演されました。
ソプラノ歌手にとって最も難度の高いアリア「清らかな女神よ」(Casta Diva、カスタ・ディーヴァ)
は、ミラノでもテレビや街のレコード屋さんなどでよく耳にします。
A noi volgi il bel sembianteSenza nube e senza vel.
(どうぞ、そのかげりない明るい面を、私たちにもお見せください。)
という歌詞なのですが♪ア ノイ ボッジー ア ノイ ボッジー♪ああぁぁぁ~♪
というさびの部分が、どうしても空耳で、「ある日本語」に聞こえてしまうわけです。
それは昔「タモリ倶楽部」で、その曲を映像と字幕とともに聴いたせいでした。
刷り込みって恐ろしいですね。最近You Tubeでその動画に再会しました。
僕が、どんな風に「日本語」を刷り込まれていたのかは下記の動画で
お知りになることができます。わざわざお分かちするほどもないのですが
興味のある方はどうぞ↓(注*音が出ます。高尚ではありません。)
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傷つけられたワタシ
日曜日の夜、教会のメンバーと中華街へ繰り出して、安くておしい、中華料理屋の円卓を
楽しく囲んだのですが、その時間に悲しい事件は起きていたのでした。
店の前の路上に止めていた僕の車が、心無い誰かさんによって前後のドアーと、
リアーフェンダーの三面をコインか何かで傷つけられていたのです。
どういう動機か、またどういう人間によるものかは分らないのですが
こういう「匿名の悪意」が視覚化されたものを目の当たりにすると
へこむというか「いやーな気持ち」になります。
以前は友人がここでメルセデスのエンブレムを引っこ抜かれていました。
(これもミラノでは結構多いいたずらです。)
そういうわけで、保険の手続きに必要な被害届を作成しに警察にいきました。
ちょうど一年前、停車中の車がガラスを割られ、ナビを取られたことがあり
その時以来の警察訪問です。
今日のお巡りさんは、日本に能を見に行ったこともあるというほど
日本通でおしゃべり好きなおじさんでした。
「中華街は最近荒れているからね、気をつけなきゃだめだよ。貧しい不法移民も
多い地区に、ピカピカの車でいっちゃだめよ。」と忠告されました。
たしかに、それも一理ありますな。
緊張感が足りなかった。(反省)
「でもさー、日本人と中国人は違うよね、特に料理。
鴨の舌とか、鳥の足とか、僕食べれないよー。」とお巡りさん。
そんなトークの連続で、書類作成になんか時間がかかってしまったのですが
最後に「あの地区のパトロール、強化しておくよ!」と言っておりました。ホントかな?
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イースターの洗礼式
キリストの復活を祝うパスクワ(イースター)の礼拝で
信仰を告白されたAさんに洗礼を授けました。
彼女はたくさんの喜びの涙を流されていました。
彼女だけが知っているここまでの道のりがあります。
僕は「おかえりなさい。」と言いました。
かけつけた友人たちから抱きしめられ、祝福を受けていたAさん
僕にとっても、イタリアにきて良かったのだと思わされる至福の瞬間
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好みではないタイプ
好みではない雄犬に、一方的に言い寄られることもよくあります。
そういうときは「やだー、うざくない?」という表情をもろに出します。
そして、さっさと逃げ出します。
その空気を読めずにいつまでもハンナを追いかける雄犬をみていると
若き頃の自分と重なって切なくなります。(嘘)
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好みのタイプ
犬のハンナ(雌)には、明確な雄犬に対する好みがある。
きりっとした顔の猟犬には「うふ、こんにちはっ!(ハート)」
みたいな顔をして近づいていく
今日公園で出会った6歳のビーグル犬は、いかにもハンナ好みで
相性も良かったらしく、いつまでも仲良くそぞろ歩きをしていました。
別れ際、名残惜しそうにいつまでもビーグルを見送るハンナ
「またお会いしましょーねー、たのしかったわー」
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パリの火曜日
パリの火曜日、昨夜手術を終えたYさんには午後からしか面会が許されないので
午前中は牧師館で過ごし、和風のランチをとるために地下鉄でOPERAにでる。
パリの日本食屋の中では、どこのラーメンが一番美味しいのかは知らないのですが
ふと目に着いた「金太郎」に入ってチャーシュー麺を注文しました。
驚いたことに、店内はお昼休みのフランス人ビジネスマンでいっぱいでした。
15年前、学生の僕にはオペラ座界隈の日本食屋なんて、リッチな日本人駐在家族や
ビジネスマンの接待の店というイメージだったのですが、今ではパリ市民に馴染んでいる。
ラーメン屋の向かいには、日本人向けの美容室や古本チェーン(ブックオフ)まである。
今や世界のどこに暮らしても、情報の差異はほどんどないのかも知れません。
午後にGさんの車で、ご家族たちとYさんの病院へ
昨日の手術は9時間に上る長時間のもので、出血も大量で
大変な手術だったようですが、後遺症も見られず
「皆さんのお祈りのおかげです。」というYさんのお言葉に
私自身も大きなは励ましを見上げました。
これからの回復と、続く治療のために祈ります。
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パリの月曜日
今日のパリは風が冷たくて、2月に逆戻りしたような天気
Yさんは今日パリ郊外の病院で朝七時から手術室に入ったという。
牧師館にGさんが迎えに来てくれて、一緒に病院へ
病院には特に家族に対してさえ、待合室というものはなく
静かに祈りを捧げる場所もないので、Gさんと車の中で祈った。
15年ぶりくらいに訪れたオランジェリーは、改装されて
自然光でモネの睡蓮を観ることができるようになっていました。
地下鉄にの駅を出て牧師館に向かう途中Gさんから
「手術は大成功に終わった。」という嬉しい連絡
本当によかった。神に感謝
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パリの日曜日
パリの14区に、教会が用意してくださった牧師用のアパルトマンがあります。
この地区はモンマルトルにも近く、エコール・ド・パリの画家たちが愛した地区です。
お昼にはまだ少し早い時間、近所のクレープ屋さんへブランチに出かけました。
間もなくして、店内は家族づれでいっぱいになりました。
今日から受難週、キリストのエルサレム入場を想う棕櫚の主日です。
牧師館にお迎えに来てくださったFご夫妻の車で教会堂へ
中高生のための礼拝でも十字架のメッセージを語らせていただきました。
一般の礼拝ののち、青年たちとバイブル・スタディの時をもちました。
たくさんの人々が集まり、教会を出たのは夜九過ぎでした。
パリ教会が秘めている可能性を垣間見て、心熱くなりました。
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パリの土曜日
フランスに来ています。
オルリー空港にSさんが、真新しいフィアット500(チンクエチェント)
で迎えに来てくれました。パリ郊外は桜が満開です。
Sさんのお宅でおいしい夕食を頂き、明日入院されるYさんのために
ご家族皆さんと一緒に家庭礼拝をささげる時をもちました。
←いつも、そこにいてくださってありがとう。ぽちっ