ハンナがはしゃいで駆け出す公園の様子が、今日はいつもと違います。
たくさんの人々が、何も言わずに公園に集まってきています。
黒いスーツやドレスに身を包む人、そして北欧系の人々もいます。
七年前の今日、この公園に隣り合うミラノのリナーテ国際空港では
大きな飛行機事故がありました。
2001年10月8日午前8時15分頃、その日ミラノは深い霧に包まれていて、ミラノ発デンマーク
・コペンハーゲン行きのスカンジナビア航空686便が、離陸滑走中、滑走路を横切ろうとした
小型セスナに衝突、滑走路を逸脱し、空港内の手荷物保管用の倉庫に衝突、炎上したのです。
この事故でスカンジナビア航空機にのっていた110名全員とセスナの乗員2名、乗客2名、計4名
空港で作業中の4名の合計118名が亡くなられました。
今公園には、亡くなられた方一人一人の名前が刻まれた石のプレートが埋め込まれ
118本の木が植えられて、森になっています。
その木々に集う遺族の方たちを、今日ハンナは、駆け回ることをやめて、そっと見つめていました。
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Tファミリーをお迎えして
久しぶりに、Tファミリーをお迎えして鍋を一緒に囲みました。
Tファミリーは二年前にトスカーナで結婚式の司式をさせていただいて以来のお付き合いです。
僕はイタリアでは今のところ唯一の公認日本人牧師なので
わりと結婚式の司式の依頼などをエージェントから受けるのですが
基本的にはすべてお断りしているのです。
結婚式という、神の前での誓約をビジネスにしてしまうのは嫌なのです。
でも、教会のメンバーではなくても、この司式を通してこれからもお付き合いしていけそうな
そういうカップルには喜んで祝福の時をもたせていただいています。
Tファミリーはまさに、そういうカップルでした。
イタリアという国において、外国人としてクリエィテイブな仕事につきながら
家族を愛し、育てる責任を果たしていくというのは大変なことです。
でも、そういう風に生きているTファミリーと一緒に過ごすと、僕も不思議と
慰めと励まし、そして刺激を受けるのでした。
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猫 その後
この季節、いつもDJミキサーの上で暖をとってしまう猫のゾロ
対策として、布(カンボジアからのお土産)をミキサーの上にかけてみました。
その結果、たいそうお気に召してしまったようで、一日中ミキサーの上で寝ています。
布をかけたことで、猫毛対策にはなったのですが、猫が寝返りをうつたびに、音楽の
ボリュームは上がったり下がったりします。時にはエフェクトもかかります。
*業務連絡 ここ数日間アクセス不能だったミラノ賛美教会のwebページ
http://www.mission-i.net/
現在は復旧しています。関係各位様方にはご心配をおかけしました。
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パリからお米
パリからkohbear君が車で我が家にやってきた。
1000キロ近い道のりを、30キロ近い日本米を積んで
彼はミラノで開催されているフィエラに仕事でやってきたのだが
それに合わせて、たくさんの食材を運んできてくれた。
これまでも、このようなご好意に預っていて、その食材は、
ロンドンの某juikaさんの計らいでパリを経由してミラノの
教会メンバーの胃袋に届いている。
そこで、今回は皆で「お米感謝隊(仮名)」を臨時に結成し
韓国料理をつくってkohbearくんを食卓にお招きしたのでした。
これで、日曜日の礼拝後にもたくさんのおにぎりをつくることができるでしょう。
こころから感謝です!
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臨時業務連絡です。
現在、教会が契約しているサーバーが何らかの理由でダウンしているようです。
それにともない、私のメイン・メールアドレスも使えなくなっています。
現在原因を問い合わせ中ですが、復旧までの間、
新設のメールアドレスにお願いします。
(現在は復旧しています。)
ご不便をおかけしました。
家政婦は見た猫
ハンナを散歩に連れていく時に、いつも玄関で背中に感じる視線
振り返ると、いつもうらやましそうに、本棚越しにこちらを見ている猫のゾロ
どうでもよい話ですが、その佇まいは、25年続いたというドラマ「家政婦は見た」
に主演していた市原悦子さんの決めポーズに、とてもよく似ているのです。
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別れと出会いをくり返し
日曜日の礼拝では、一年間企業派遣でミラノに滞在していたS山君が最後の礼拝でした。
礼拝後に、日本語メンバーと韓国人牧師のイム師を交えて記念撮影
先月は5年間ミラノに滞在したR子さんがアメリカに旅立っていった。
牧師の仕事は「人と出会うこと、そして人を送り出すこと。」という面もあるのだが
でも、別れに慣れてしまいたくはない。やはり、いつも寂しいものです。
その後、彼が皆を自宅に招いてくださり、抹茶をたてて、おもてなしをしてくれました。
いままでも教会メンバーの引っ越しを、車を出して手伝ってくれたりと、優しくて気が利く
いい男でした。日本でも仕事を頑張って(頑張りすぎずに)信仰生活を送ってください。
また、どこかで逢いましょう。祝福を祈ります。
本日のココロに沁みいった音楽アルバム
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DJミキサー猫
仕事中にBGMとして聞いていた音楽が突然スーッと消えた。
秋が来たのだ。
どういうことかというと、室温がある温度より下がると
猫のゾロは、熱をもったDJミキサーの上で過ごすようになり
ついでに、マスターボリュームのつまみまでいじってしまうのだ。
「こら、そこをどきなさい。」と手で押してみたとしても、頑としてそこをどかない。
そして眠る。安らかに。やれやれ
かつて、買ったばかりの音響機器の調子が悪くなって、初期不良品だと思って
修理に出したら、戻ってきた修理伝票の連絡欄にこう書かれていたことがある。
「保証期間中でしたので無料修理(内部清掃)とさせて頂きました。(猫の毛でいっぱいでした。)」
適当な大きさの布でも探して、ミキサーにかけておかなきゃいけないなと思ったのでした。
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イタリアへ戻る
2泊3日の牧師会の日程を終え、エディンバラ空港から飛び立ちました。
さまざまな議題を反芻しながら、低い雲の下に広がる街に別れを告げました。
二時間を超えるフライト、雲が晴れて眼下にアルプス山脈が拡がると
僕が帰るべき街、ミラノが近いことが解ります。
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欧州牧師会議
9月22日(月)からエディンバラのフェイス・ミッション神学校にて
ヨーロッパ各地から牧師たちが集い、研修会が行われています。
日ごろ忙しい牧師たちが時間をとりわけて、同じ場所に集い
課題をシェアしながら祈りあう時間はとても大切です。
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