航空事故から七年

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ハンナがはしゃいで駆け出す公園の様子が、今日はいつもと違います。
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たくさんの人々が、何も言わずに公園に集まってきています。
黒いスーツやドレスに身を包む人、そして北欧系の人々もいます。
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七年前の今日、この公園に隣り合うミラノのリナーテ国際空港では
大きな飛行機事故がありました。
2001年10月8日午前8時15分頃、その日ミラノは深い霧に包まれていて、ミラノ発デンマーク
・コペンハーゲン行きのスカンジナビア航空686便が、離陸滑走中、滑走路を横切ろうとした
小型セスナに衝突、滑走路を逸脱し、空港内の手荷物保管用の倉庫に衝突、炎上したのです。
この事故でスカンジナビア航空機にのっていた110名全員とセスナの乗員2名、乗客2名、計4名
空港で作業中の4名の合計118名が亡くなられました。
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今公園には、亡くなられた方一人一人の名前が刻まれた石のプレートが埋め込まれ
118本の木が植えられて、森になっています。
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その木々に集う遺族の方たちを、今日ハンナは、駆け回ることをやめて、そっと見つめていました。
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投稿者:uchimura_it|Comments (0)

コメント

  1. scorpia より:

    ハンナちゃんは人の気持が分かるんですね!
    犬って確かにそういう優しい性質があると思います。
    喜んでいるときには一緒にはしゃぎ、悲しんでるときはそっと寄り添ってくれる。
    一説によると、人間のアドレナリン量を感じ取るのだとか。

  2. HiRo より:

    なんか雰囲気察してますね。
    お耳がシュンとしちゃって。

  3. moo より:

    人の様子や雰囲気をよく見て感じてるんですよね。時々、犬は人間以上に空気を読むなぁと思います。写真にも気遣うハンナの様子がよく出ています。

  4. uttie より:

    >scorpia
    ハンナは人の感情にシンクロしますね。
    疲れている人のそばに寄り添ったりします。
    >HiRo
    そうなんです。耳に表情が出ます。
    >moo
    犬が持っている繊細なセンサーは
    人間の比ではないですね。
    本当に不思議です。

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