本来2月3日(木)のフライトで日本へ発ち、ミラノへ向かう予定だったが
その朝に39.5度の熱が出て、空港へ向かう途中に飛び込んだ病院で
即、新型インフルエンザと診断されたため、フライトをキャンセルし実家で療養した。
丸二日間は39度以上の熱でうなされ、熱が下がってからは咳が止まらなかったので
再び病院を訪れると、気管支炎を患っていると診断され、引き続き療養
そんな風に数日間、人にも会わずに療養に徹した。普段はワーカホリックのように
じっとしていられないので、そういう休養が必要だったのだと思う。
健康のありがたさを、あらためて噛みしめた。
結局当初より6日遅れのフライトでミラノに戻ることとなった。
「ゆっくり完治するまで休養すると良い。」とミラノの教会からは有難い言葉を頂いたが
今の自分にとって帰るべきところはミラノだ。やるべきことが多くある。家に帰ろう。
10年前の今日
←今日もそこにいてくださってありがとう。
K夫妻の新居
ミラノ時代、結婚式の司式もさせて頂いたK夫妻が、日本帰国後、自宅を竣工させた。
建築を学んできた彼らしい、こだわりの強い素敵な建築で、気分は「建もの探訪」だ。
高くて吹き抜けのある天井からは、自然光が美しく取り込まれていました。
大阪育ちの彼が、腕をふるって本場のたこ焼きを作ってくれました。
お互いに韓国語と日本語を学び合う、ミラノで生まれた国際カップルの彼らの家
きっと、これからもたくさんの人々が訪れ、愛される空間となるでしょう。祝福を祈りました。
10年前の今日
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赤坂の夜
赤坂の某焼き肉レストランにてOご夫妻と会食、2008年に娘さんご夫妻の結婚式の
司式をさせて頂いたことが御縁になり、機会あるごとに、このような時間を頂いている。
ご夫妻とも話題のチャンネルが豊富で、教えられ、気づかされることも多い。
今度は娘さんご夫妻ともご一緒したいですね。今夜も出会いの恵みに感謝して
10年前の今日
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六本木の夜
六本木のMご夫妻のお宅を訪ねると、一昨日吉祥で会った、パリ帰りのH君もいた。
H君にはいろんなところで良く会うなぁ。Mさんが会員になっているジムの体験チケットを頂き
H君と3時間も夢中でワークアウトをした。
その後、Mさんのお手製の夕食(ご馳走!)を頂き、消費したカロリーを一瞬で取り戻しました。
四人で楽しくおしゃべりしていると、あっという間に22時を回っていたので、失礼することに。
季節を問わず発光する、ミッドタウンの街路樹と、眠らない街六本木の光の川を渡りながら
帰途につきました。
10年前の今日
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映画『冬の小鳥』
日曜日の夜、下高井戸シネマで「冬の小鳥」という、フランスと韓国の合作映画を観た。
とても美しい、繊細な作品だ。
孤児院に捨てられ、フランス人と養子縁組した監督自身の自伝的な物語だか、
自己憐憫の欠片もなく静かな強さと柔らかさが伝わってくる。
その人が幼い頃から大切にしている毛布を借りたような気持ちになり涙が溢れた。
10年前の今日
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オ・ジャポンの集い
パリ帰りのSさんとH君から携帯に電話があり「本日、オ・ジャポンの集い(仮名)」
があるのですが、いらっしゃいませんか?とお招きを頂き、夜から参加させて頂いた。
井の頭公園近くの(昨年、パリで結婚式の司式をさせて頂いた)F夫妻宅に伺うと
かつてパリ教会に集ったことがあり、今は日本という若者たちが集っておりました。
初対面の方もいたけれど、久しぶりの懐かしい顔もあり、共に鍋をつつきながら
しばし、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
飛び入り参加して、食べていただけの私でした。全然、牧師らしくなくてごめんなさいね。
このような会を、祈りつつオーガナイズして下さった方がた、どもうありがとう。
10年前の今日
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映画の日
旧友のKが、実家まで車で迎えに来てくれ、武蔵村山市のイオン・モールへ
映画「ソーシャル・ネットワーク」を観に行く。
僕は同じ映画館で午前中「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を観ていたので
今日は映画三昧な日だ。
「SPACE BATTLESHIP ヤマト」は、幼少期に「宇宙戦艦ヤマト」をアニメで観て育った
世代にとってはストライクな映画でしょう。「波動砲」という言葉も「ワープ」という言葉も
このアニメで習った言葉です。アトラクションを楽しむように、映画館で観るのが吉です。
「ソーシャル・ネットワーク」は面白かったなぁ。「セブン」以来デビッド・フィンチャー監督
の作品のファンですが、誰の事も美化することなく淡々と描写する静かさと、ハッとする
映像のリズム感、とても良いです。
映画を見終えて、新青梅街道沿いのジョリーパスタでKと夕食
日本の「和風パスタ」って美味しいよね。地元で過ごす、楽しい一日でした。
10年前の今日
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街の風景
Iさんから株主優待券を頂き、新宿武蔵野館で映画を観る。
「デューデート」は、まったく気の合わない男同士二人が、とある事情から
アトランタからロスまでを車で旅しなければいけなくなるという設定のロードムービーで
コメディであり、ヒューマン・ドラマでもある。それなりに楽しめる良質な佳作でした。
夕方から、神楽坂のTさんよりお招きをいただいたので、飯田橋駅を降りて交差点の
横断陸橋を渡る。ここからの眺めは好きだな。少しだけ、寂しくなる風景だから。
10年前の今日
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新井薬師前駅界隈の風景
西武新宿線の新井薬師前駅、南口を下りて商店街を抜けたところに
僕が13歳の頃から、日曜日ごとに通っていた教会がある。
帰国する旅に気が付いているのだけれど、駅前のお店が一軒一軒とシャッターを下ろしている。
昔、この通りには「オリッサ」という、とてつもなく美味いカレー屋があったのだけれど
とっくの昔に無くなってしまった。記憶の中にだけあって、二度と出会えないあの味
駅前商店街に最近元気がないように思うのはちょっと心配だけれど
教会は今日も立ち続けている。
メッセージを取り次ぎながら、教会もいつも「新しい皮袋」になっていかないと
「新しい葡萄酒」は注がれてはいかないということを肝に命じています。
礼拝後、Y牧師とM神学生と共に落合の隠れ家的カフェ、Cafe 傳 (カフェ・デン)へ
ここはなんとも素敵な建築様式の集合住宅の一角に、ひっそりと佇んていて不思議
アパートメント傳(でん)は、東京建築賞の最優秀賞を受賞した泉幸甫さんの設計で
土壁の外壁や、パティオ、水盤、円柱がならんでいる等、ほっとする光景を眺めながら
美味いブレンドが飲める、中野界隈では稀有な場所です。
カフェの中のブルーの仕切り壁は、アンティコ・スタッコと職人の間呼ばれる
大理石粉末を使って、こてで塗り込むイタリア式の壁塗り技術です。
僕はこの様式の壁を見ると、とてもリラックスします。三人でしばし、静かな時間をもちました。
10年前の今日
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実家のコビ
日本に帰国して早々風をひき、二日ほど寝込んだのだ。
老いた母の看病にすっかり甘えた。
母が元気でいてくれることが本当に嬉しい。
人はどんな哀しみからも、時間をかけて回復していく。
実家の老猫コビは、ひとりになった母の良きパートナーになっていただろう。
僕の顔をみても「あら、帰って来たの。」とクールだ。そこが犬と決定的に違う。
コビは我が家の中で刻一刻と変化する陽だまりスポットに合わせて移動する。
もう14歳だから、一日中眠るのが仕事みたいだけれど、いつまでも元気でいて欲しいなぁ。
10年前の今日
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