トーキョー 20111126

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2011年11月23日の早朝、羽田空港の国際線ターミナルに着いた。
今年に入って、もう四度目の日本
着いたその日は、中野の教会で夜の祈り会があり、その後
数人で新井薬師駅前の某居酒屋で刺身御前なる定食を食べた。
おそらくそれが引き金だったと僕は思っているのだが
翌朝、自分の体がガラクタのようになっていると感じ、起き上がれなかった。
自分の体はただの「管」なのだと思うほど、激しい下痢にさいなまれ
胃腸の痛みと嘔吐感とともに床に伏し、熱を測ると40度の高熱
そのまま丸二日間、ただただ眠りこけ、土曜の朝にやっと回復した。
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朝五時に、まだ暗い通りや駅のホームに立つと、東京の匂いってこうだったなと思い出す。
新宿の夜明け空の下では、夜遊びして帰る人と、早起きして出かける人が入れ替わる時間
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ドイツ・バーデンバーデン

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朝、ドイツの黒い森を犬ムスメのハンナと散歩
ホテルをチェックアウトし、ミラノへ向かう前に美術館に立ち寄ることにする。
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アンゼルム・キーファーの大回顧展
温泉地での企画展なので、あまり期待しなかったが予想に反して素晴らしい展示
観覧客も多くて、子供たちのグループがキュレーターの解説を熱心に聴いていた。
ドイツは美術が現在進行形の文化として定着している成熟した国
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ドイツ・バートリーベンツェル

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2011年11月14日~17日にかけて、ドイツのBad Liebenzellで欧州で日本語による
牧会・宣教に従事している牧師たちのミーティングが行われました。
毎年恒例化しつつありますが、日頃ゆっくり語り合うことができない牧師たちで
静かな場所で共に過ごす時間は有意義でした。
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今回は牧師さんたちに交じって、牧羊犬のハンナも一緒に参加させてもらいました。
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バルセロナ 20111112

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バルセロナの教会堂での礼拝、今日はフィリピン人の方や
バルセロナに短期滞在中のダンサー、Airiさんが来てくださった。
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夕刻のフライトで再びミラノへ
24時間にも満たない滞在、肉体的には疲労を隠せないが
いつも僕自身が、この都市礼拝で神の隣在を感じ、養われ、力を頂く
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バルセロナ 20111111

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夜間飛行でミラノを飛び立ちバルセロナへ
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投宿を済ませ通りに出ると、週末の喧騒で華やいでいる。
一人、夕食をとるために入った食堂のテーブルでボンヤリと、
この街では自分は通りすがりの者のようだなと考えた。
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雨上がり 落ち葉の散歩道

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「おやすみの日」と決めている月曜日、先週から降り続いていた雨が上がったので
夕刻に犬ムスメのハンナと、いつもの公園へ散歩に行きました。
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先週は、あまりにも雨が降り続いたせいで、ジェノバでは大変な水害が起きたほど。
久しぶりに雲が晴れた夕空の下で、植物たちがたっぷりと水分をとっていることがわかります。
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ハンナは時々立ち止まって、澄んだ夕風のにおいを確かめます。
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森の中は、落ち葉の絨毯が敷きつめられているみたいです。
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夕空に青い帳が下りてくると月が浮かんでいるのが見えました。
空気がひんやりとしてきたので「もう家に帰ろう。」と、ハンナに呼びかけました。
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甘え上手

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オルガニストのエドアルド家にランチのお招きを受けました。
ハンナも連れて行ったら、食事の間ずっとエドアルドさんの膝にアゴをのっけて
ウルウルとした視線を送っていました。何故に誰にでもそんなに愛想がいいのか。犬よ。
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T&Yの結婚披露パーティ

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10月29日(土曜日) 19時~より、ミラノのカフェCaminadella dolc
9月23日に日本で結婚式を挙げたT&Yの結婚披露パーティが開かれました。
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日本での結婚式は私が司式をさせていただいたのですが、その時に取り次いだメッセージや
みんなからの祝福の言葉が紡ぎ合わされた素敵なビデオが会場で上映されました。
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気心の知れた仲間たちだけでお店を借り切り、心から二人の新しい門出をお祝いする
アットホームで温かな時となりました。
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お二人ともいつまでも、お幸せに
みんなのお手本となる幸せな家庭をつくってください!
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モテキ

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公園の木々が少しずつ紅葉してきました。
秋の日差しと澄んだ空気が心地よい日、突然ハンナのモテ期がやってきました。
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「お嬢ちゃーん、かわいいねー。」とたくさんの雄犬に囲まれ、硬直している犬ムスメ
その様子を見た僕も、おもわず硬直してしまいました。
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この一ヶ月のこと

【はじめに・空き巣被害のこと】
もう一ヶ月以上、自分の近況をアップデートできませんでした。
一番の理由は、10月2日(日)に自宅に空き巣が入り、パソコンをはじめ
身の回りの大切なものを、ごっそりと持ち去られてしまい、その復旧に
今日まで時間をとられていたからです。
物質的な面と、心の面で、それは、まあ、それなりのダメージが、ありました。
全てのことを益としてくださる神様が、全てを回復してくださると信じています。
イタリアで暮らし始めて、空き巣の被害に遭うのは、実はこれで二回目となります。
イタリアの窃盗団は、組織的で、空き巣に入る前に数週間にわたり、押し入る家の
生活パターンを調べるといわれています。
牧師の場合、日曜日は家を一日空けることがわかるので完全に
防ぎようがないといわれています。彼らは、入ると決めたなら、
どのようしてでも入れるプロ集団だからです。
彼らの鮮やかな手口により、そのつど、パソコンを失い、記念の時計や指輪を失い、
免許証などのIDを失い、クレジットカードをとめ、警察に出向き調査をとるなどの業務に
追われます。
なによりも、自分たちの大切な空間が、土足で踏みにじられるという感覚が
独特な傷を心に残します。
iPhoneとiPadを持ち歩いていたことで、人々のメールのやりとりや、SNSでの
情報発信(でも空き巣のことを書く気にはなれませんでしたが)も通常通り行え
またパスポートや滞在許可証、なども携帯していたので無事でした。
そのような中で感謝なことは、だれも身体的に傷つけられた人がいなかったこと
留守宅で泥棒と鉢合わせた犬も無事だったこと(番犬としての自尊心は傷ついたみたい。)
そして、日本からパソコンを運んできてくださったり、助けてくださった人がいたことです。
空き巣に遭う前日まで日本にいたわけですが、日本の日々を写した写真や
愛用のデジカメも失ってしまったのです。
しかし新しいパソコンの環境が整ってきましたので、
この一ヶ月間の素晴らしき日々のこと、神様に感謝したいこと、
皆様に分かち合いたいこと、などを記しておこうと思います。
【宮城県山元町での特別授業のこと】
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2011年9月21日に、先の震災で大きな被害を受けた、宮城県・山元町の
公立中学校で、特別授業の時を、全学年を対象に、各一時限ずつ持たせて頂きました。
今年の五月に、二度にわたり、避難所に野菜ジュースを計一万本届けに行ったことを機に
中学校の校長先生が、心の支援の一環として、このような授業を依頼してくださったのです。
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かつて、フランス・ストラスブールに留学されたいた頃に交流を深めたFさんが
この中学校に、この春から英語の教諭として赴任されていて、彼女と共に国際理解教育の
フレームワークを考え、ティーム・ティーチングで授業を展開してゆきました。
中学生たちは積極的に質問をしてくださり、対話形式で、イタリアのこと、世界のこと
宣教師の仕事のことなどを紹介しつつ、コミュニケーションを深めていくことができました。
高等学校で11年間教員をしていましたが、中学校での授業は私にとっても初体験
牧師になってはじめて、中学校の教員免許を用いる機会となりました。
これを機に、これからも継続的に関係を持っていれば幸いです。
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この日は、授業の後、山元町のFM局「りんごラジオ」に出演させていただき
この日の授業のことや、これからの復興支援のことなどをお話しさせて頂きました。
現地を再訪して感じることは、復興までの道のりはまだまだ続くということです。
イタリアでは、もう日本の震災のことは、すっかり報道されなくなりました。
イタリアで生き、日本を愛するものとして、自分にできることを、これからも
行動に移していかなければいけないと、あらためて思わされました。
【つぎに、TさんとYさんの結婚式のこと】
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9月23日に、東京・中野のシオンの群教会において、ミラノ賛美教会のTさんとYさんの
結婚式を執り行いました。
Tさんは2004年に洗礼を授け、Yさんは日本語教会設立以来、執事として忠実に
教会に仕えてくださった、そんな私にとっては家族のような二人の結婚式でした。
日本で暮らす家族や、親族、友人たちに、二人を出会わせてくれた神様を伝えたいと
日本での結婚式を希望されましたが、祝福にあふれたすばらしい式となりました。
【最後に、芳賀正牧師の思い出のこと】
日本からミラノに戻った翌日、10月2日の日曜(すなわち、空き巣に入られた日)の朝
フリーメソジスト小金井教会の芳賀正牧師が、天国に帰られたことを知りました。
私にとっては、霊的な意味で父親のような存在の牧師でした。
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いつも日本に戻るたびに、私を武蔵野のステーキハウスに連れ出してくださり
ご馳走してくださりながら、話を聞いてくださりました。
人から誤解されたり、ありもしない噂をたてられたとき、芳賀牧師はのんびりと
「いいじゃない、あなたにはイエス様がいるんだから。」といって、人に対しては
弁明したり、言い訳をしたりせず、ただ天を見上げていればいいと話してくれました。
別れるときにはいつも、駐車場に停めた車の中でお祈りをしました。
今年の冬、だいぶ弱くなられて、病院へお見舞いに行ったときも
私の方が祈ってもらった。それが、最後にお目にかかったときとなりました。
「魂の我が子へ」といつもメールの冒頭に書いてくださっていました。
もうそういうメールも届かないのか、しばらくは会えないのかと思うと
天国での再会の希望に感謝しつつも、寂しい気持ちにもなります。
随分と長い文章になってしまいました。
ここまで読んでくださった方に、心から感謝します。
皆様の上に、神様からの祝福と平安が、豊かにありますように。
10年前の今日
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