ミラノにある城塞、スフォルツェスコへ足を運びました。
現在は主に、内部は美術館としても公開され、ミケランジェロの最後の作品
「ロンダニーニのピエタ」なども展示されています。
城壁に残るスフォルツァ家の紋章、ヴィスコンティ家の住居を城として引き継いでいます。
子どもを丸呑みにしようとしている蛇を倒した、ヴィスコンティ家の勇壮を称えての図案
は今もアルファ・ロメオの紋章にも引き継がれています。
城内を警備するパトカーもアルファロメオです。
城のお堀は、猫天国になっていて、たくさんの猫たちが自由気ままに暮らしています。
猫一匹の専有面積が広い!
城から見える、センピオーネ公園越しの「平和の門」
かつてミラノがフランスに統治された際、ナポレオンに捧げられた門だが
実際にはナポレオンはくぐることはなかったと言われています。
さて、城内でひっそりと開催されているブラマンティーノ展、なんと入場は無料です。
ブラマンティーノ(Bartolomeo Suardi detto Bramantino)は1456 年にベルガモで生まれ、
1530年までミラノのルネサンス芸術を創り上げ支えた重要な作家です。
この有名な聖母子像、ひっくり返ったカエルさんは、打倒されたサタンを象徴しています。
十字架から降ろされるキリストのフレスコ画、画面左のヨハネの描写
その悲しむ表情が印象的です。
上の階では、彼の手によるタペストリーが展示されています。
ミラノおよび近郊在住の方には、おススメの展覧会です。
10年前の今日
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スイス・ルガーノ トニー・クラッグ
ルガーノのチアーニ宮殿(VILLA CIANI)で開催されているトニー・クラッグ(Tony Cragg)展へ
ルガーノ湖畔の公園内に設置された美術館
トニー・クラッグは日常の道具や工業製品、自然物などを自在に使い、素材の形態や機能に
着目しながら再構成する作品を制作し続けている英国の作家です。
時代によって変化する彼の作風を体感できる回顧展となっていました。
これは無数のサイコロで作られたの壮観な巨大オブジェ
情報の海から生まれた新しい生命体のように観えました。
美術館を出ると夜の七時、太陽はまだ高く、人々はボート遊びや泳いだりと、
水と戯れながら涼をとっていました。
10年前の今日
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サニーデイ・犬サービス
日記で8月6日を刻むときは、広島のことは過去にしてはいけないなと思う。
現に、今も放射能は過去のことではない。
久しぶりにミラノで過ごせる一日、ながらく留守番をさせてしまった犬のムスメに
罪滅ぼしではないけれど、今日は犬サービスの日にしよう。
クローバーの草原を渡る風が心地よいですねー、人間のお父さん。
家に戻ってからは、(こちらとしては)大サービスの全身シャンプーのご奉仕
でも犬にとっては大迷惑(大嫌い)みたいで、スキをついてバスタブから脱走されました。
10年前の今日
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オランダ最終日
オランダの森の中で行われた「第29回ヨーロッパキリスト者の集い」も終了
祝福された四泊五日間でした。お天気もずっと良かったな。
盲導犬のゾルバ君、期間中いい仕事をしていたな。いつも、仕える姿を学ばされます。
閉会後、空港へ向かう途中アムステルダム駅で下車し
ゴッホ美術館へ立ち寄ることにしました。
僕は二回目の来訪ですが、ミラノ組のメンバーは初体験、ゴッホの生涯と情熱を、
絵の具の匂いがいまだにしてきそうなキャンバスから追想し、堪能しました。
これでもう、今回のオランダ滞在で思い残すことはありません。ミラノの我が家へ帰ろう。
犬のムスメよ、もうすぐ人間のお父さんは帰るぞ。ハンハン、待ってろよ。
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森の中からこんにちは
オランダの森の中に籠りきって、四日目の夜を迎えています。
一つ一つのプログラムが、守られ、良い時間となっています。
二日目の朝、アメリカ帰りの時差のせいで、夜が明けそめぬ時刻に目を覚ましました。
夜の間に雨が降ったせいで、森はひんやりと湿った空気に包まれています。
何処までも、何処までも、朝靄の向こうまで歩いていきたくなります。
森の中には様々な小動物がいます。たくさんの種類の鳥の声もします。
そして、その平和な音に混ざって、ひどく興奮した、荒い鼻息が近づいてきました。
見ると、なんとイノシシの親子、瓜坊が僕の近くにいたことを警戒してこちらを睨んでいます。
一瞬頭をよぎったのは「こんな森深くで一人、イノシシの突かれたら、失神している自分を
誰が見つけてくれるだろうか。」ということでした。
幸い襲われることなく、イノシシの親子は「プギー」と言いながら走り去っていき、
かくして森の平和が保たれました。
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オランダへ
米国から戻り、ミラノの我が家で一息つけたのは僅か20時間、次はオランダへ向かう。
再会も束の間、再び荷造りする僕をみて、ガックリと落ち込む犬のムスメが不憫
オランダは快晴。メノロードと呼ばれる森の中の施設で今日から四泊五日の日程で
第29回ヨーロッパキリスト者の集いが始まりました。
今夜はプレ大会でメッセージを取り次ぎました。
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M代さんバースデイ
今日はミラノ賛美教会の神学生、M代さんの第〇〇回目の生誕祭
我が家で食卓を囲みながらお祝いしました。アグーリー!!(ハッピーバースデーの伊語)
10年前の今日
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LA → NY → MILANO
朝5:00にカリフォルニアのホテルを出発(お迎えに来てくださった金成さん、有難う!)
定刻通り、現地時間の朝7:30にロサンゼルス空港を離陸、ニューヨークJFKを目指します。
LAからNYまでは五時間半のフライト、時差も三時間あり、アメリカ大陸のスケールを実感する。
眼下に広がる砂漠は、緩やかに変化する神様のキャンバス、偉大なるアースアートを鑑賞。
ロングアイランドが観えてきたら、間もなくジョン・F・ケネディ国際空港のしるしです。
高度を下げた翼の向こうに、スモッグに煙るマンハッタンの摩天楼群が見えました。
NYでミラノ行きのデルタ機に乗り換え、さらに8時間半、地球を半周して
日付の変わった朝7:30に、我がホームタウン、ミラノに着きました。
旅は全て守られました。神様有難うございます!
そして余談になりますが、今回のフライトで観た映画はこれ
山崎ナオコーラの同名小説が映画化されたものだけれど、このタイトル
妙に口にするのが気恥ずかしいし、長いのでなんとかならいのか。
展開があまりにも緩すぎるのですが、役者たちの心理を推察したり、その演技を楽しむこと
が出来る映画でした。忍成修吾と蒼井優の共演は「リリイ・シュシュのすべて」以来でしょうか。
美大出身者としては(ロケ地は女子美)直球な甘酸っぱさと、アホ過ぎた20代を否が応でも
振り返らされます。それにしても永作博美は演技うまいなー。本当にこういう人なのかもね。
10年前の今日
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カリフォルニア・最後の日曜日
カリフォルニア九日目、これまでトライアスロンのように場所を変えながら
聖書からのメッセージを取り次いできましたが、今日が最終日となりました。
日曜日の午前は、ローリングヒルズ カベナント教会での礼拝メッセージ
礼拝後、宇野牧師夫妻とランチを共にし、いろいろお話しすることが出来ました。
その後、車で、ロサンゼルスのダウンタウンを尻目にパサデナへ移動
Gospel Siloam Churchに移動、礼拝メッセージを取り次ぎました。
礼拝後、Gospel Siloam Churchの鈴木牧師夫妻と日本食レストランで夕食
テーブルに着くと、ふいに名前を呼ばれました。みると、以前パリでお世話になった
ビジネスマンの原田さん、実に意外なところでの再会です。
テーブルに加わっていただき、久しぶりにお話しすることが出来ました。
実に不思議な導きだと感じ、アメリカでの数々の素晴らしい出会いを振り返り
神様に感謝しました。
10年前の今日
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ゲティ・センター & ゲティー・ヴィラ
今日はアメリカに来てから一週間ぶりのオフ日
カリフォルニアのビーチの風の匂いは、かつて暮らした小笠原・父島を思い出させる。
今日は、トーランス在住のビジネスマンである金成さんが、一日私をアテンドしてくださります。
私のリクエストに応えて連れてきてくださったゲティ・センター
サンタモニカ・マウンテンの麓に建てられた、リチャード・マイヤー建築による美術館です。
コレクションも素晴らしく、センターのバルコニーからはロサンゼルスが一望できます。
次に訪れたのがゲティー・ヴィラ、実に19歳の時訪れて以来、24年ぶりの再訪です。
マリブビーチ沿いにある広大な土地に、紀元1世紀のローマ様式で再現された邸宅、
膨大なヘレニズム美術がコレクションされておりパウロの足跡を辿るように、
古代地中海の文化に触れることが出来る美術館です。
その後、サンタモニカ・ビーチやビバリーヒルズを走り抜け
「あー、あれはホテルカリフォルニアのジャケットに登場したホテル!」
などとはしゃいだりと、金成さんの素晴らしいホスピタリティにより、楽しい時を過ごしました。
夜は、サウスベイ・ジャパニーズ・クリスチャン・フェローシップの鍵和田牧師夫妻とジョインし
ベトナム料理屋さんへ繰り出し、フォーなどを頂きながら、尽きない話で夜が暮れました。
10年前の今日
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