ナポリの犬

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ナポリに来て驚いたのは、ワンコ達の自由さ
どの犬も繋がれていないだけではなく、首輪さえしていない。
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ドゥオーモ(中心大聖堂)の扉で爆睡(昼寝)しているワンコも
野良犬だと思ったら、飼い主が餌を持ってきて食べさせていました。
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一日海を眺めて過ごしているワンコ達
のんびりと生活を楽しんでいるのは人間だけではないようです。
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見なさい、そして死になさい。

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「ナポリに行って来る。」
と言ったら何人ものイタリア人から
「夜に路地を歩くな。」
「盗られても良いものだけ身につけていきなさい。」
と言われた。
イタリアの諺「ナポリを見て死ね~Vedi Napoli, e poi muori~ 」
は直訳すると「ナポリを見なさい、そして死になさい。」
なんだか意味深ですね。
空港からバスで町へ向かう車窓の景色を見て
「本当に車で来なくて良かった。」と思いました。
二重、いや三重駐車でふさがれた道路を、
自動車や二人乗りのスクーターが、一つのボールを奪い合う
サッカー選手のようにして、争いながら走っている。
こないだ事故ってしまった僕の車のような車が
平気で何台も走っている。僕の車も直さなくていいんじゃないか?
と錯覚してしまうほどですよ。
駅に着くと、何人もの男達から「この携帯電話いらんかねー」とか
「このノートパソコンお安く譲っちゃうよ!」とか声をかけられる。
おそらく、たった今どこから盗んできたものだ。
自分の体を、最大警戒態勢のセンサーを全開にして
路地の探索をはじめたのでした。
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滞在許可証

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二年ごとに更新のPERMESSO DI SOGGIORNO PER STRANIERI(外国人滞在許可証)
が無事に発行されました。
これがないと、家の契約やら口座の開設やら、自動車の維持など
生活の全てがストップしてしまうという、外国人にとっては大切なものです。
申請から発行まで時間がかかってしまったため、12月頭に予定されていた
引っ越しの契約も「お流れ」になってしまいましたが、じっくりと探そうと思います。
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やってしまいました。交通事故

その日は、ミラノから200キロ離れたヴィツェンツァという町に暮らす
音大生のEくんを訪ねるために車で出かけたのでした。
順調に高速道路を巡航し、町に入り目的地まであと3キロという
郊外の道を走っていたときのこと
突然前を走る車が何を思ったか急ブレーキ
「おわっ」と気づいてブレーキを踏みハンドルを左に切ったのですが
スローモーションの世界で「グワシャーン」という独特な嫌な音
はー、衝突事故を起こしてしまいました。
ぶつけてしまった相手の車は以下の通り
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50代のシニョーラ(おばさま)が運転されていたのですが
幸いけがはありませんでした。
こういう場合(けが人がいない場合)、イタリアでは警察を呼びません。
(呼んでも来てくれない。)
事故の当事者が、現場検証しながら保険会社指定の書類を記入し
後日、お互いの保険屋を通して事故処理の手続きを進めます。
衝突の場合、ぶつけた私が100パーセント悪いので
もう、交渉と言うより、保険を通した損害賠償ですね。
このような大きな事故は3年前にジェノバで起こして以来です。
とほほ
でも、このような時にも大事に至らなかったことが感謝だなと思えること
心に平安があって、相手を思いながら話しを進めていけることが嬉しくもあります。
事故処理後、予定通りE君を訪問し、一緒に昼食を食べた後
「じゃ、僕は暗くなる前にミラノに帰るよ。ちょっと事故を起こしてね。」
と告げると、E君は驚いて「全然、そんな様子じゃないじゃないですか。」
と言っていた。
宣教師を3年以上もしていると、これくらいのことでは驚かなくなっている。
それはそれで、何か麻痺しているのか?俺よ。
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僕の車は、無惨に前方がつぶれてしまい、自己負担で修理せねばなりません。
いったいいくらかかるのか(怖)
でも、この車で200キロの道のりを高速道路を100キロくらい出して帰りました。
なんか、普段より他の車が道を譲ってくれました。
こんな車が、後ろから迫ってきたら怖いわな。確かに。(苦笑)
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光の射す方へ

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クリスマスを前に、アドベント二週目の日曜日でした。
クリスマスということばの意味は、ラテン語「クリストゥス・ミサ」
Christ(キリスト)+mas(礼拝)が語源です。
XmasはX(ギリシャ語で「Xristos」の頭文字)+mas(礼拝)
イタリアではNatale(ナターレ)と言います。
これは直訳すれば「降誕」という意味
アドベント (Advent) とはイエス・キリストの降誕の意味を
深く心に想う期間の事
ヨーロッパでは11月30日に最も近い日曜日から
クリスマスイブまでの約四週間の期間をさします。
この季節がクリスマスとなったのは、もっとも日が短く
人々が光を求める季節だからです。
もともとは、太陽のための日だった。
「光の射す方へ」と唄ったのはMr.Childrenの桜井和寿
彼は、あんな率直な歌詞を、何にインスパイアされて書いたのだろう。
あの曲が収められたアルバム”DISCOVERY”を聴くと、いつも考える。
今日の礼拝で講壇から開いた聖書はマタイ11:29節
「わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたも
わたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。」
興味深いことに、たった一度だけ、キリストは明確に
聖書の中で、自分の性格について語っている。
「わたしは心優しく、へりくだっている。」
彼の誕生は、古く旧約聖書から詳細に預言されていたが
当時のイスラエリー達の予想とはイメージがかけ離れていた。
スーパースターのように登場しなかった。
多くの人々にとって、期待はずれだった。
赤ん坊という人間の一番無力な姿で、しかも当時の
被差別地域ともいえるナザレで大工の息子として生まれた。
宣教師になってから、人々からよく言われることがある。
「水が葡萄酒になったとか、水の上を歩いたとか、
死人が蘇ったとか、奇蹟のことが書かれていなければ、
聖書は受け入れやすい。」
その気持ちはよくわかる。
でもそれなら「神が人になった」ということは、
もっと考えられないことではないだろうか。
僕は陶芸で食器を造ったりすることが好きだった。
土をこねて形をつくり、火にいれて釉薬を塗り、美しい色をだす。
様々な陶芸作品を造ることが出来たが、
僕には出来ないことがあった。
それは、自分自身が陶芸作品となること。
コーヒーカップは作れたが、コーヒーカップにはなれなかった。
彼は全てをつくったが、自分がつくったものの中で
最も愛して、そしてやっかいな「人間」となった。
最もやっかいで、面倒なのに
もっとも愛していたから
これがイタリア語のNatale(ナターレ)「降誕」
という言葉が表す意味だ。
キリストは生々しい人間世界を、人々と一緒に
傷を負いながら歩いた。ローマ支配の闇が深い時代だった。
今僕も、闇が深く感じる時代を歩いている。
それでも光を信じて、光の射す方へ歩いている。
「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」
ヨハネの福音書の1章5節
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ミラノ職人芸見本市

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今やこの季節の恒例となったL’Artigiano in Fiera
(直訳するとミラノ職人芸見本市)に足を運びました。
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僕は最近、すっかり人混みが苦手なのですが
会場のメッセには会期中になんと300万人近くが来場します。
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各国の食品市なんかが、食べ歩き出来て楽しい。
ちょっと年の瀬のアメ横や御徒町界隈の風情があります。
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シチリアのお菓子、美味しそうです。
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アジア手工芸品のブースでは「刀」が注目を集めていました。
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光の川

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12月、アドベント(待降節)に入ったミラノはナターレ(クリスマス)ムード
通りは買い物客やバカンス前の仕事に追われた車で満席になる。
光を最も温かく感じるのは、寒空の闇に覆われたこの季節だ。
クリスマス、暗くて寒い夜に輝くイルミネーションは
私たちが愛されているということ、そして愛を求める
存在だという事実を思い出させる。
確かに闇が深く感じる時代を私たちは歩いている。
しかし信じる人々の心に、今も光は輝いている。
光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった
(ヨハネの福音書1:5)。
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ミラノの外国人

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straniero(ストラニエーロ「外国人」)、僕のことだ。
冷たい小雨の降る朝に所轄警察の移民局へ
2年ぶりの滞在許可証の更新申請
この日の手続きのアポイントをとったのが一ヶ月前
今日は無事に申請書類が受理され、
審査の回答予定は20日後とのこと
そういう忍耐のいる手続きに
最近は違和感を感じなくなってきた。
自分の体も、イタリア時間に馴染んできているのでしょう。
急いでも急がなくても地球の回る速度は同じ
「あなたがたのうちだれが、心配したからといって、
自分のいのちを少しでも延ばすことができますか。」
マタイの福音書6:27に記された
イエスのことば
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そしてミラノ

朝、K氏がパリ・オルリー空港まで車で送ってくれたので
快適な空の旅でお昼にはミラノの自宅に到着
今更ながら、欧州は本当に小さくなった。
車の場合だとパリ・ミラノ間を走ると
アルプスを越えるので10時間程かかってしまうのに
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そんなことを、雪をかぶった山脈を見下ろしながら
思っていました。
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おおパリ

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パリでの任務完了
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夜のパリは美しい(昼も美しいけど)
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街はクリスマスイルミネーションがはじまっていました。
明日の朝、ミラノへ戻ります。
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