イタリアから日本へと向かう数日前のこと、義理兄から「コビの体調が良くないようです。私も多くの動物の最期を見てきましたが、その日は近いのかもしれません。」というメールがあった。
僕が日本へ到着するまでは生きていて欲しいという祈りをこめて、9月16日に成田空港に到着し、高速道路を飛ばして実家に到着すると、そこには、すっかり痩せこけて、苦しそうに息をしながらも、抱き上げて撫でると「グフグフ」と甘えた声で喉を鳴らすコビがいた。
その日から、コビはおトイレに自分で行くことができなくなり、オムツを充てることにした。この夜から、僕は布団で一緒に眠ることにした。
「なんだか、仔猫のときみたいだね。コビ」と話しかけると、懐にグリグリと頭をおしつけて、コビは甘えた。その翌日から、コビはとても元気になった。
ひょっとすると、コビはこれからも元気に生きるのではないかと思った。
これから、神戸に出張で行ってくるよ。そう言うと、コビは玄関先まで珍しく見送ってくれた。
神戸での大きなプロジェクト終え、友人とカフェでくつろいでいる時に、僕はテーブルからiPhoneを落とした。
8年以上スマホを使って初めてのことだったが、その時にガラス・スクリーンを割ってしまった。
「ああ、ついにやってしまったか。」と呟いて、粉々にひびの入ったスマホの画面を覗き込んだその時、姉からの「今、コビが逝きました。」という短いメッセージを受け取りました。
実家に電話してみると、コビは母にみとられて、静かに、蝋燭の灯が消えるように息を引き取ったとのことでした。
コビ、20年間本当にありがとう。
今はまだ、実感がもてないけれど、実家の玄関を開けた時に「ミャー」というコビの声が聞けないことをうまく想像できないよ。
初めてブログを読ませていただきました。あまり詳しいことはわかりませんがこぴちゃんが天国に行ってしまってとても悲しいですね。
私も猫をNYで2匹日本から連れてきています。どのタイミングで帰国するかわかりませんがあまり年を取らないうちに帰国するかそのままNYで家族の誰かが面倒みるのかお祈り中です。
こぴちゃんと一緒の20年間感謝ですね。
たまたまFBを見てたらこのこぴちゃんのことを見かけたので投稿してしまいました。天国にいるこぴちゃん、神様と一緒にいることでしょう。
内村先生
このような、ブログを読むのは初めてです。ただ、先生の抱かれているコビを近くに見たくて、写真を押したら、これが出てきました。そして今ずっと泣いています。なんて、可愛い,子猫のようなコビ。イエスさまの造られた愛しいコビが天のお父様のおゆるしの中で、逝ったのですね。今頃うちのミスティーと遊んでいるかな。先生、また、主は先生の愛するものの最期に会わせてくださいましたね。主の栄光を見たような気がします。ハレルヤ!