セーヌが海に流れ着く河口にある漁港、オンフルール(Honfleur)の宿で目を覚ましました。
大好きな作曲家エリック・サティがこの町で生まれ、印象派の画家たちが愛した風景が
いまも時を止めたままそこにありました。
サント・カトリーヌ教会は15世紀に船大工達によって建てられた完全に木造の教会
次に世界遺産にも登録された、印象派が生まれた港町、ル・アーブルへ
第二次大戦後に焼失したこの街を復興させた建築家、オーギュスト・ペレ設計の
教会は必見ですよ。とガイドのハンナ先生
鉄筋コンクリート造という戦後の新しい技術により、芸術的な表現を追求した
サン・ジョセフ教会の外観は、まわりの鉄筋コンクリートの集合住宅にも調和しています。
ル・アーヴルの街は、第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦で壊滅的に破壊され、
8万人の市民が住居を失ったため、この建築工法によって、街を復興させたのです。
教会内部の採光は現代の空間芸術です。シンプルな形態のステンド・グラスに
豊かな色彩を与え、天へと人の目を向けさせる完璧な構成に感嘆させられました。
画家たちが追いかけた光を追走する旅を終え、パリへ向かうと虹を見ました。
父に見せてあげたかった景色を、彼の残した画材で自分がキャンバスに残すことを
心の中に決めたこの旅の終わりに、神様の祝福の約束のしるしを受けたことを信じました。
1年前の今日
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ルーアンを経てエトルタへ
パリからノルマンディーへと北上し、画家たちの足跡を辿る旅に出ています。
古都ルーアン(Rouen)にも立ち寄り、モネを魅了したノートルダム大聖堂を見上げました。
日が沈む時刻に、多くの印象派の画家たちが愛したエトルタ (Etretat)に辿り着きました。
崖の上の大地から眺めるノルマンディの海岸線は、険しい純白の崖の造形美と、
草原の上に凛としてそびえる教会の塔の調和に心奪われました。
モネがル・アーブルの海岸を描いた作品のタイトルを「印象:日の出」と名付けたことが
印象派の名の元になったとも言われていますが、ノルマンディーの海岸線の湿度や空気が
確かにあの光を生んでいたのだなと、この地に立った事で理解出来たような気がしました。
空気を伝える色彩というのが、確かにあるのです。
すっかり陽が落ちて夜の帳が下りてから、今夜の宿がある港町オンフルールに到着
明日、この街をゆっくりと散策してみようと思います。
1年前の今日
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洗礼式
今日はパリ教会の礼拝において、M君にバプテスマを授けました。
今まで彼と共に聖書を学び、祈りに覚えてくださった方々に、そして神様に感謝します。
洗礼式の後、M君は皆から祝福されて、とても良い顔をしていました。
教会という家族の中で、健康に霊的に成長していかれるよう祈っています。
1年前の今日
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オペラ座行きのバスに乗って
締め切り前の小説家のように、頭と心の面積は「メッセージの備え」に占有されていますが
16区にある牧師館前のバス停から出ているオペラ座行きの22番線バスからの眺めは
「いかにもパリ」というポイントばかりなので、気分転換に外出するには最高のバスです。
シャイヨー宮から眺めるエッフェル塔、凱旋門のてっぺんから眺めるシャンゼリゼ通り
典型的な観光コースは、すべて22番バスの通り道、終点がオペラ座なのも良し
土曜の午後のシャトレー界隈は、若者でごった返して竹下通りみたいになっていましたが
時が止まったようなクラシカルなギャラリーがあるのは見逃せません。ここから帰りは
73番のバスでセーヌを眺めながら牧師館に戻りました。バスの移動もなかなかいいものです。
1年前の今日
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本日の牧師日誌
スイス在住のリュート奏者の今村泰典さんが、今演奏会のためパリに滞在されているので
port-royal(ポルト・ロワイヤル)で待ち合わせて、昼食を共にしました。
本当は午後から行われるヨハネ受難曲のゲネプロにお招きいただいていたのですが
私のほうも来る日曜日の礼拝メッセージの備えや、ミラノに帰ってからのパスクワ(イースター)
のメッセージなどの準備に没頭したかったため、ランチだけで失礼しました。
でも、とても有意義な、これからのビジョンを共有し確認する時間となりました。
夕刻は気分転換にハンナとブローニュの森へ、やはりこの森の茂みには熊が潜んでいる。
それはハードコアな女装をしたムッシュウなのだが、森で出食わした時には
「こんにちはマダム」と言わなければ怒られそうなオーラを放っていました。
実際には目を合わせずに、足早に今日もその場を立ち去ったワタシとハンナでした。
1年前の今日
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静かな一日
今日のパリはめまぐるしく天気が変わった。朝は雨、お昼過ぎに青空が広がり
その後曇天に覆われ、嵐のような激しい雨、風、雷、そして再び広がる晴れ間
ハンナもその様子を窓から眺めて、風の匂いを感じ取っている様子でした。
今日は、日中の訪問者もなく、牧師館で、溜まっていた諸々の仕事に集中できました。
夜はポトフ屋さんでS夫妻と待ち合わせ、夕食を共にし、くつろいで過ごす時間をもちました。
パリの夜は、知るほどに味わい深く、大人のための美しい街です。
1年前の今日
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夕暮れブローニュの森とクスクスの夜
午後からは牧師館で祈り会、その後MさんとSさんと共にブローニュの森でハンナの散歩
夕暮れ迫る森は、宵闇が訪れたら別世界に変わってしまうという雰囲気が漂っています。
ハンナは兎を見つけて追いかけまわしたり、馬に出会ったりと楽しそうでした。
本日も白鳥萌え、その後MさんとSさんと三人で、森の傍にあるクスクス屋さんで夕食
忌憚なく大切なことを話し合いシェア出来た楽しい夜でした。
1年前の今日
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シャルトル大聖堂
パリからおよそ南西80kmほど離れた都市シャルトルに犬を連れて車を走らせる。
大聖堂がある町が、平原の向こうから次第に見えてくる瞬間がとても好きだ。
フランス国内において最も美しいゴシック建築のひとつと考えられている大聖堂
1979年にはユネスコの世界遺産に登録されている。
左右で塔の建築様式が違うなんて、本当に珍しい。
右がロマネスク様式の旧塔、左はゴシック様式の新塔
聖堂の内部に入るとミサが厳かに捧げられていました。
シャルトルブルーと呼ばれるステンドグラスの青が印象的でした。
1年前の今日
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サンシエ・ドーバントン
ハンナ先生、今日はパリ教会の青年たちによるバイブルスタディのため、メトロ 7番線
Censier-Daubenton (サンシエ・ドーバントン)近くの商店街にやってきました。
古き良きパリを彷彿とさせる、素敵な雰囲気が漂っていますが、月曜日のため
すべてのお店がシャッターを下ろしていて、ちょっとがっかりしながらカフェで一服
本日のバイブル・スタディの会場、天空の城@光子亭についてからは
窓からの眺望に、がぜんテンションが上がったご様子でした。
今日のテーマは「神への信頼」、日ごろ、その信頼っぷリを生き方で表している
ハンナ先生を囲んで、参加メンバーで記念写真、今日も豊かな一日でした。
1年前の今日
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パリの日曜日
日曜日「今日は一日お留守番ね。」という言葉で、全身から力が抜ける犬のムスメ
「いってらっしゃーい。お留守番しています(涙)」
教会へ行く前にオペラ座に立ち寄り、はじめて内部に入りました。
その壮麗さに圧倒されました。劇場は、あらゆる才能が集結する場所だと実感
マルク・シャガールによる劇場の天井画は、最大の見所ではないでしょうか
オペラ座のバルコニーから眺めるパリ、今日のような厚い雲が垂れこめる
グレイの色がパリには良く似合います。
オペラ座のホワイエ、絢爛なシャンデリアが下品になることなく見事な世界観を表しています。
その後バスチーユへ移動し、パリ教会の会堂へ、今回の滞在で三回目の日曜日です。
礼拝後のカフェタイム、皆さんとビジョンを分かち合い、その後記念写真をとりました。
夜はユダヤ人街のファラフェル屋さんで、10人ほどのメンバー(内4名はミラノ組)と
夕食を共にし、リラックスした楽しい時間を過ごしました。
1年前の今日
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