夕刻、ミラノよりジェノバに到着、同伴のワンコもチェックインすると少しお疲れが出たもよう。
ホテルから9月22日通りを歩きながら市の中心部へ向かうと、ミラノとの違いを感じる。
かつて栄華を極めた貴族文化の名残を、街のあちらこちらで目にすることが出来ます。
21時より市内のテアトロで始まった、バロックオーケストラ≪ラ・リソナンツァ≫のコンサート
Arcangelo Corelli の17世紀の曲が、華やかにかつしっとりと再現され、会場も喝采に
包まれ、アンコールも三回、実に23:30までコンサートが続きました。
閉演後、会場を締め出されても、扉の前で今日の演奏の感想を語り合う人々
イタリアでは良く見かける光景です。
密やかに静まり返ったジェノバの夜、コンサートの余韻を味わいながら
ホテルまでの帰途につきました。
10年前の今日
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ロンバルディア平野の夕暮れ
ミラノを取り囲む、ロンバルディア平野は、肥沃な土地の穀倉地帯
地平線に夕日が沈んだ後に生まれる深遠なホリゾントを見つめていると
ただ美しくて、どこか寂しくて、描きとめておきたいような気持になります。
10年前の今日
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ミラノ セザンヌ展
今日のミラノは、エピファニア(Epifania)と呼ばれる国民的な祭日
キリストが誕生したのち、東の国の博士たちも拝みに来たことを記念する日です。
今日で、大聖堂前のクリスマスツリーも片づけられ、ミラノのクリスマスシーズンが終わります。
そんなおやすみの日、Kさんと一緒に、ミラノのレアーレ宮で行われている
セザンヌ展を観に行きました。
セザンヌは、僕が高校生の時に、油絵を始めたいなと思ったきっかけとなった絵描きで
どこかで「下手だなー。」と思いながらも、強く惹かれる、そんな、実に不思議な作家です。
展示は充実していて、一点一点を観ながら、彼が捉えたかったことは何だったのかな
と考えました。きっと、物質を再現し説明することではなくて、その時にしか捉えられない
空気のようなものなのだろうか、と思いつつ、彼の色彩に惚れ惚れとしました。
展覧会ののち、Kさんもご一緒に、いつもの公園を愛犬ハンナと散歩
西日の美しさも、冬の木立も、すべては確かに過ぎていくもので、絵画として残したい。
そんな画家の欲求が、自分の中にも消せずに残っているな、などと、心の中で感じました。
その後、家に戻り、さらに休日気分を堪能しようと、DVD上映会、自らのコレクションの中から
「白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々」を観ました。Kさんは、初めて観られたとのこと
僕は映画館を含め、三回目でしたが、単に社会的、歴史的な意義以上に、映画としても美しく
そして強いメッセージをもった映像だなと思いました。すべての人にお勧めしたい映画です。
その後皆で夕食を分かち合い、先ほどとはうってかわって「滑らない話」のDVD等を観て
馬鹿笑いしたりながら、休日の夜は更けていきました。
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ミラノでの新年礼拝
ミラノでの新年は、教会堂で捧げる礼拝で始まりました。
いつも初めに、賛美チームが力強く賛美を捧げてくださります。
どんな楽器にもチューニングが必要なように、私たち人間も、調律が必要です。
賛美と、聖書の言葉で整えられて、一年を始められることは感謝なことです。
礼拝後は牧師館でお蕎麦をゆでたり、日本のバラエティー番組などを
皆で観たりして過ごしました。
お正月なんて、日付が変わっただけに過ぎない。そんな言葉も聞きますが
こういう、区切りをつけた振り返ったり、新しい年を考えたり、集まったりという
メリハリは、とても意味があることに感じます。
2012年、どんな年になるのかはわかりませんが、天を見上げて歩いて行こうと思います。
新しい年も、皆様の上に豊かな祝福がありますように!
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2011年最後の日
一年の終わりの日、いつものように、いつもの公園へ、愛犬ハンナとと散歩へ行く。
日本は今頃は夜で、人々は実家での団欒を味わっている人も多い時刻だろうか。
学生時代、年末年始の人気が引いた東京が好きだった。でも、遊ぶ場所がなかったな。
クラブが全てしまってしまうことが驚きだった。それが実は東京の正体で、どんなに
エッジが効いた振る舞いをしていた連中も、この時期は鼻のピアスを外して帰省する。
東京生まれだったから、そこまで帰省する気持ちがいまひとつ解らなかったけど、
今はよく解る。故郷に帰りたくなる季節だ。
今年最後の夕暮れを見ながら、愛する母国は今、新年を迎えた時刻だなと考えた。
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ドイツ 黒い森で
何もしない時間を作るために、いつも籠ることにしているドイツ南西部の温泉地
バーデン・バーデンで三泊四日ほど、ボーっと過ごしました。
休息は人間だけではなくて、忙しかったクリスマス・シーズンに留守番や来客対応の
多かった宣教犬ハンナにも必要だったようで、緑の牧場で伸び伸びと過ごしていました。
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ミラノのクリスマス
アドベント・クランツに四つの灯、ミラノでクリスマスをお祝いする礼拝を捧げました。
たくさんのファミリーが集い、心から湧き上がる喜びを共に分かち合いました。
今年は、愛する母国にも大きな試練や哀しみがあった年だけに、暗闇に打ち勝つ
光を心にお迎えする、特別なクリスマスであったように思えます。
礼拝の後は、牧師館に入りきらないほどの人々が集まり、クリスマスパーティ
たくさんのご馳走が並び(その食べ屑が床に落ちたり)、若い男性が多かったりしたので
ハンナもまた満足そうでした。
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バルセロナのクリスマス
いつも礼拝を捧げるバルセロナの教会堂にある中庭、クリスマスの飾りつけと小屋が見えます。
この小屋は、プレセピオと呼ばれる、キリストの降誕を表現したジオラマ
マリアやヨセフ、東方の三博士、羊飼い、天使、家畜などが勢ぞろいですが
赤ん坊のイエスは、クリスマスの夜まで置かれることはありません。
そのように、キリストの降誕を待ち望むアドベントの時、クリスマスの意味を深く味わいながら
共に礼拝を捧げる時をもつことができました。今日は、はじめて、バルセロナ大学に留学中の
AIさんも来てくださりました。
24時間に満たないバルセロナでの滞在、夕刻には空港でミラノへ戻るフライトを待ちます。
12月は牧師が走る季節、クリスマスのメッセージを伝えるために駆け巡る月
明日はイタリアの二つの町で礼拝です。健康がここまで守られているのは、
祈って支えてくださる人々がいるからだなと思い、感謝があふれます。
10年前の今日
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オランダのクリスマス
ペイトン家のサロンを開放して開かれるクリスマス会、祈りを積み、備えられてきました。
そして、時が来ると、部屋に入りきれないほどの人々が集い、賛美があふれクリスマスの
メッセージが語られ、キャンドルが灯り、美味しい食事と、温かな空気に包まれました。
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オランダ 20111213
朝目覚めると、昨日とうって変わって、嵐のような天気のオランダ
めまぐるしく変わる空模様を眺めていました。
冷たくて、強い風が吹いても、ニワトリさんたちは凛とした感じ
今日はオランダの各地から人々が集まり、大切な礼拝の時を共に持ちました。
一緒に参加していた盲導犬のゾルバ君、メッセージにも静かに耳を傾けて、いい子でした。
10年前の今日
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