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空港で見送るのは好きじゃない。
「じゃあね」のタイミングがわからないから。
早稲田通りで見上げた皆既月食。
墨汁を滲ませたような、境目のはっきりしない
曖昧なグラデーションが月を包んでいた。

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コビまで連れて行くのかい?

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今朝はいつものモノレールを乗り過ごしてしまった。
おまけに、指輪をし忘れて家を出たことにも気づく。
なんだか最近、自分のメモリーは明らかにリソース不足
無理にたくさんのウィンドーを立ち上げた古いパソコンみたい。
昨日まで練り直した資料を持って午前中のプレゼンに臨む。
やっと次の段階へ進められる手応えを得る。
あとは、自分がプロジェクトとして具体化して行けるかが問われるのだ。
夕方、プログラマーの人が送ってくれたビデオが届いた。
早速観ながらコメントをまとめようと思ったけれど、しばらく頭を休ませることに決めた。
明日は休暇を取ろう。
「スポーツ選手はインターバルのないトレーニングはしない」
最近そんな誰かの言葉を聞いた。
考え事ばかりしていると、誰も望んでいないリニアモーターカーのように
ただただ突き進んでしまいそうになる。
だから、しばらく頭をほったらかしにしよう。
そんなことを考えながら帰途につくと中央線の網棚にVAIOノートを置き忘れてしまった。
われながら脳みそがやばいなと自覚を深め駅員さんに泣きつき、祈る思いで探してもらう。
無事、終点で回収されたことを聞き安堵。
高尾駅まで取りにいった。
はー、高尾。遠いよ。

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丸の内の東京国際フォーラムへコンサートを聴きに行く。
声ほど素晴らしい楽器はないと思う。
まるで上質の毛布にくるまるような
そんな唄を聴いた夜だった。

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夢が叶いそうな予感がすると、とても怖くなる。
自分の手の中に届く寸前に粉々に散ってしまう。
そんな想像をして何が起きても落胆などせぬよう
卑小な僕は心の備えをする。
いつでも、来年の自分が何処に立っているかさえ知らない。
僕は、僕を運ぶ緩やかな水流に身を委ねる。
今この目に映る光景はあまりにもはかない。
ひとつの所にとどまっているわけにはいかない。
だから、川縁の石を拾って小さな柱をこの場所に建てよう。
もう一度あの家に帰ることを願う旅路のために。

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インターネット通販で、ハワイコナの珈琲豆を注文した。
届いた小包を開けたら、出てきたのはコビだった。
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というのは嘘で、最近その空き箱がものすごく気に入っているらしいです。
ジャストフィットな感じが、たまらないんだそうで。

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今日も見かけた、お馴染みの自由ネコ
いつもお腹をすかしてないている。
しゃがみ込んで話しかけてもすり寄ってくることはしない。
いつだって警戒態勢をくずさない。
町内会でエサをやらない取り決めをしたり、ゴミ収集所にネットを張ってから
だんだん痩せてきているみたい。
コビをはじめて見かけたときに似ている。
だけどコビはすぐに媚びてきたから今のコビになったのだ。
おまえはやせ我慢して、媚びずに生きているんだな。
だけど、自由もなかなか大変そうだ。

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台風一過。
夕方から文京シビックホールへ
バッハのカンタータとマニフィカトを聴きに行く。
神に捧げられた音楽。

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小学校での研究授業は今学期は今日で終わり。
いつもと違う駅でおりて朝早い新宿の裏通りを歩く。
「小学校への近道はこの道でいいんだっけ」と少し不安になっていると
路地裏から出てきたネコに先導された。
そういえば、先週子供達と写真を撮りながらこの道歩いたよ。
「ネコ道」と名付けられていたのを思いだした。

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虹が出たなら 君の家まで
七色のままで とどけよう
THE BOOM / 「虹が出たなら」


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一日デスクにかじりついても
手元に何も形あるものを残せず
その日の仕事を終えることがある。
そんな時には、たとえば
一日かけて一足の靴を仕立てるような
そんな仕事にあこがれを抱いたりする。
いつだって、今ないものを求めてしまう。
それは僕の弱さなのかもしれない。
イタリアから帰国して、ガラスの房を主宰している
高校時代の友人から、作品展の葉書が届いた。
彼女の工房から生み出された
光りの結晶を、早く手にとってみてみたい。

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