仕事でフィレンツェへ行く
ミラノからは300キロ離れた街、朝6:00に立ち、
アウトストラーダ(高速度路)を飛ばして9:30に到着。
車を停めると、出迎えに来たのはフィレンツェ自由猫
なかなかの面構えです。「んー。ミラノから来たのか。日本人」
そう言われている気がします(妄想)
まず向かったのは、フィレンツェ最古の教会、
Chiesa di Santa Maria Novella(サンタマリア・ノヴェッラ教会)
壁画やステンドグラスは、かつて訪れた記憶通り荘厳だが
入場料を徴収するようになってしまったのはとても残念
コリアンな食卓
ミラノに来て、食べる機会が増えたのが韓国料理
疲れ気味のときなど、コチジャン多めのビビンバで復活したりします。
韓国人グラフィックデザイナーのJunwon君が、我が家に韓国料理を作りに来てくれました。
エプロン姿がサマになる男です。
そして、食卓に並ぶブルコギ、キムチ・チゲ、白米のShinodeも食が進みます。
マシソヨー(美味しいです)。
イタリア米事情 - Shinode? –
わたし父と母が日本人という家系に生まれた、日本人です。(だからなんだ)
ですので、イタリアで暮らし、美味いイタリア料理に囲まれていても、白米が懐かしくなります。
というか、毎日食べたくなるのです。白米
で、どうするかというとロマーニャと呼ばれるローマ産のお米を買ってきて炊いたりすると
結構、日本米に近かったりします。でもなー、「香り」が違うんですよね。
で、最近知ったのですが、なんと在伊の中国人(華僑)が日本種の稲をイタリアで育て
精米して販売していることを知りました。ミラノの中華街に買いに行きました。日本米
その名も「日の出」、だけどフリガナというかローマ字表記はShinode
シノデ?ヒの発音が難しいのでしょうか?
昔、東北の親戚(叔父)が我が家に来たとき「東京はシロイなー」と言っているように聞こえ、
あとで、実は「東京は広いなー」と言っていたのだと知った感覚が思い出されます。
「寿司用に最高」というコピーが良いですね。「最適」よりもポジティブ感があります。最高!
お味は、日本米特有の粘りがあって、なかなかでした。
でも「香り」は、日本の水田で収穫されたお米のようにはいかないようです。
トラムのラッピング広告
以前「乞うご期待」とかいいつつ、そのままにしていたトラムの話。
東京では、都バスなんかがそうですが、ミラノでもバスやトラムは
広告媒体になっています。車体をラミネートで包み、広告にしてしまう。
普段はオレンジ色のボディがトラムですが、様々なラッピング広告を見かけます。
写真は、コスメティックのHANORAHの広告。シンプルですが建物の色にとけ込むような
公共に対する配慮が伺えます。
SALDI ! SALDI !!
7月3日(土)から、ミラノでは夏のSALDI(バーゲン・セール)がはじまりました。
ベネトンのウインドー、ピンクのブタ貯金箱にお金がたまるイラストが可愛いです。
お店によっては、店内の様子はすっかり隠して、セールを行います。
ミラノでは、バーゲン・セールの開催時期は法律で定められている。
こっそりフライングしている店も多いのですが、とにかく今日が解禁日
服、小物、インテリア、靴、香水、雑貨など、あらゆるものが今日からセール
日頃、財布のひもをきつくしていた買い物客、待ち侘びたSALDIでは真剣勝負の眼差し
シュリ
YとTと共に我が家で夕食を食べた後、DVDで「シュリ」を観る。
4年前ほどに観たときは、結構びっくりしました。
今では、すっかり韓国映画やドラマが話題の中心ですが
その頃には、韓国に関する情報なんて少なかった。
今観ても、色褪せない完成度
北朝鮮のテロリスト指揮官役のチェ・ミンシクさん
甘さの増した「世良政則」感が漂います。
東京ラビットパラダイス
コマンドNのIさんから東京メイル「今、ミラノで展覧会中」とのこと。
会場のFabbrica del vaporeに足をはこぶ。廃工場を改修したスタジオ、良い感じです。
展示は映像中心、「ウサギ小屋」といわれている東京の生活を46人のアーティストの
視線誘導によって「ウサギの楽園」へと捉え直すというコンセプト。7月30日まで展示中です。
ノスタルジア
アンドレイ・タルコフスキーのノスタルジアをDVDで観る。
はじめて観たのは確か高校生の時だった。
当時、強烈な印象で、ベルディのレクイエムと共に映し出される
朝霧に包まれた丘や、温泉、水、ろうそくの炎のイメージが焼き付いてた。
で、約20年ぶりに見返してみると、あらためてため息が出るほど美しい・・・のだが
自分が記憶していたイメージと細部が異なっているのだ。
もちろん、映画が改変されたのではない。僕の曖昧な記憶が、映像を造り替え
より美しいイメージとして脳裏に焼き付けてしまっていたのでした。
JACARANDA STUDIOS
“IL MONDO SOMMERSO” (水中都市) と題されたビデオインスタレーション・パーティ
友人経由で招待状を頂き、深夜に会場へ潜入
JACARANDA STUDIOS 近所にこんな箱があったなんて全然知らなかった。
普段は撮影スタジオといった佇まいの、パーテーション自由なホワイト・キューブ
カクテルバーは併設されていて、DJブースとサウンドシステムは特設
音の定位は心地よく、ミラノでは珍しくエレクトロニカの選曲
禁煙にした会場は、高圧電源を備えていて、一つの画をシネザで
8台プロジェクターに分配、各壁や天井に映し出される水中映像
直球な表現は好きだし、嬉しくなる。だけど、少しムズムズするのです。
「僕等に言ってくれれば、もっと面白くできたのに」って(笑)
「光学兄弟」の前掛け、どこにしまったかな。
ジェラート屋
ミラノには、GELATERIA(ジェラテリア)と呼ばれるアイスクリーム屋さんがたくさんあります。
サマータイムの時だけ店を開き、冬の間は閉まっていたりする。
つまり、夏の間で一年間分稼いでしまうのだけれど、それで商売が成り立つほど
夏と言ったらジェラテリアなのです。(冬には、店の人は何をしているのだろう?)
そんなGELATERIAのなかでも一番人気と言われているのは
マルゲーラ通りのGELATERIA MARGHERA
あまりの人気で、夜なんかは店の周辺が渋滞したり、バスやトラムの運転手が
お客さんを車内において、ジェラートを買いに行ったりするほど(←そんなのありなのか・・)
店内は、あらゆる年齢層のお客さんでひしめき合っています。老夫婦も、主婦も
ベルサーチのスーツで決めた伊達男も、ジェラートを選ぶ眼差しはマジです。
色とりどりのジェラートが、人々を選択の迷宮へいざないます。(大げさか)
かくいう僕もかなり迷いますが、最近のコンセプトは「白系」です。
ココナッツや、ヨーグルト味、レモン系などが結構好きなのですが
今日の選択はこれ↓
「白系」なので、区別つきませんが、ラッテ(牛乳)と
ホワイトチョコ味のコンビでございました。
おいしゅうございました。