12:00より、バルセロナ日本語キリスト教会で礼拝メッセージを取り次ぎました。
昨日お会いしたマリアさんも、初めて来てくださり、礼拝後はランチを共にしました。
雨予報だったバルセロナも、実際には青空が拡がりました。
ビーチにでも足を伸ばしたい気分だけれど、空港に向かわねばなりません。
いつも早足で駆け抜けるバルセロナ、次の訪問は一か月後の予定です。
帰途、ミラノに到着して空港からの帰り道、高速道路が大渋滞
というか、車の流れは一時間近く止まってしまいました。
おそらくは事故などで道がブロックアウトされた様子。
最終的に高速を無理やりおろされ、無事に帰宅。
ワンコの出迎えを受け、ホッとしました。
その夜は「一緒に眠りましょう。」とベッドに上り込んできたハンナを懐に抱いて
深く眠りの中へと誘われました。
10年前の今日
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バルセロナ 20121012
ミラノ・ベルガモ空港を飛び立ち、雨雲を切り裂きながらバルセロナ空港へ着陸すると
雨雲と晴天がせめぎ合っているのが見えました。秋らしい不安定な空模様
空港からレンタカーをピックアップし、バルセロナ郊外にあるRさんのお宅を訪ねました。
Rさんは今週大きな目の手術をして、顔をあげることが出来ないのですが、Akikoさんが
バイオリンを奏でてくださり、一緒に讃美歌「いつくしみ深き」を唄い、ともに祈りました。
バルセロナ市内に戻り、ホテルにチェックインして部屋の窓を開けると
バルセロナの「中庭」世界が見渡せます。この、よそ向きでない街の景色にも心惹かれます。
夜は、最近はじめてバルセロナにオープンしたというラーメン屋[ HIRO ]へ、
連日行列ができるほど大人気だそうです。お値段もリーズナブルで美味しかったです。
今夜はじめてお会いしたマリアさんとも、話が弾んで意気投合、楽しい夜でした。
10年前の今日
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ミラノ 或る一日
午前中、五日間広場(チンクエジョルナーテ)のカフェでMさんと待ち合わせし
カウンセリング・セッション、久しぶりにお話が聴けて、意義のある時間でした。
その後、市の中心部へ向かう際見かけた電気自動車の充電スタンド
ミラノ市内で少しずつ普及が進んでいるようです。
次のアポイントまで少し時間が出来たので、レアーレ宮で開催されている
パブロ・ピカソの大回顧展を観に行きました。
作品を通して彼の生涯が伝わってくる素晴らしい展示空間でした。
晩年の写実性をかなぐり捨てたキュビズムは、描く対象を愛しすぎたからなのだなと実感。
その後、パリからやってきた Kohei Sakuta 君と久しぶりの再会
ナヴィーリオ運河沿いのトラットリアでランチをご一緒しました。
その後YURI PARK工房へ、なにやら大切な人への贈り物を探していました。
夕刻、夜の礼拝まで少し時間があるので、行きつけの中国人床屋へ
「うまい、やすい、はやい。」がウリなのですが、いつも一生懸命仕事してくれます。
お互いの母国に、政治的な問題が横たわってはいますが、
ここでは同じ「ミラノで暮らす外国人」として、共に生きております。
10年前の今日
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IKEAでアートについて考える。
久しぶりにミラノ郊外のサンジュリアーノ市にあるIKEAの大型店舗を訪れた。
いつもながら、見せ方のうまい空間プレゼンに感心しながら、アートのコーナーでは
「うむむ。」と、なんと言って気持ちを表せばよいのかわからず、思わず唸ってしまった。
最高では勿論ないが「悪くない。」
すなわちIKEAバリューのインテリア・アート
これがなかなかどうして、結構よくできているのだ。
匿名的な抽象画、マチエール(絵肌)もあってキャンバス素材にジークレー印刷が見事だ。
一枚のお値段は100ユーロを切って99.9ユーロ、一万円のアートだ。
絵柄も悪くない。もちろん素材はフェイクだ。本物の絵画(このサイズ)を
一万円で売ったら作家は絵の具代も回収できないだろう。
それにしても、かつてのインテリアアートよりも、はるかにセンスが良いし
潜在的に美術好きを増やし、鑑賞者の層を底上げしているのかも知れない。
日本で100円の回転寿司が普及しても、昔ながらの板前さんがやっている
カウンターの寿司屋も無くなることはなく、帰って客層が拡がったとも聞いたことがある。
写真も、前から思っていたのだけれど、これまた「悪くない。」のだ。
モノクロームの風景画や、マクロレンズで撮影された植物
一枚のお値段も4ユーロ(約400円)
これは、自分で写真用紙を買ってきて、顔料インクでプリントするよりも安いかも知れない。
まさに、世界を市場として量産する前提で実現できる価格だろう。
プロのフォトグラファーも、この現状を決して無視はできないのではないか。
正直に言うと、僕は今まで「IKEAで買ってきたアートを壁に飾るのってどうなの?」
と思っていた。
高校から美術系の環境で純粋培養されたせいか、自分にはアート至上主義というか
本質追求主義のようなところがあって、とりあえず「アートっぽいもの」を飾る姿勢が
好きになれないし、それならば白い壁のほうが良いのではないかと考えていた。
だって、美術の世界に関わらず「とりあえずアート」って、街に溢れているではないですか。
居酒屋や焼肉屋がおしゃれなダイニング風を気どるならば「とりあえずジャズ」って感じで
コルトレーンがかかっているとか。
キャンドルの灯りの中でのアロマ・マッサージの店では、癒しを演出して
「とりあえずノラ・ジョーンズ」がかかっているとか。(偏見なのか、俺よ。)
でもIKEAは、そんな僕に誇らしげに語りかけてくるのだ。
「一部のアーチストやギャラリーの間にだけあった、特権階級意識の隙間をついて
わたしたちは、インテリアとして、全ての人に身近にアートを届けたいのです。」
なるほど、もっともだ。(実際にそんなことは言われていないけれど)
洋服に、オートクチュールの選択しかなくて、ユニクロがなかったら大変だと思う。
これならば「とりあえず」白い壁よりも、良くなるかもしれない。
でも、僕の中の「うむむ。」という、モヤッとした気持ちは消えない。
大量生産のインテリア・アートと、一点本質主義のアートとの間を
もうすこし埋めてることが出来ないかな。
自分だったら、何が出来るかな?
そんな風に考えるきっかけになった今日のIKEAでした。
10年前の今日
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ハンナ先輩
依然、微妙な距離感はありますが、本日の公園散歩では昨日よりは相互に歩み寄りがあり、
ハンナ先輩が、東京っ子のメイ君をさりげなくリードしていました。
でも、家で会うとヤッパリ吠えあっちゃうんだよな。
ま、少しずつ仲良くなっていくでしょう。
10年前の今日
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ビミョーな関係
東京は麻生からやってきたメイ君と、ミラノ育ちのハンナ、一緒に公園へ行きました。
初対面は我が家だったのですが、最初メイ君がハンナに驚いて吠えてしまったせいで
互いに興味は持っているけれど、まだまだビミョーな距離感を保っています。
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森へ行く日
10月に入って、ハンナと一緒に歩く公園の、朝の陽射しに色濃く秋が入りこんできています。
木の上からは「カツーン」と音を立ててドングリが落ちてくるようになりました。
このドングリを投げてやると、ハンナは喜んで追いかけます。
(これは、ドングリを投げてもらう前のハンナの表情、目が輝きます。)
木漏れ日が綺麗なので、ハンナと森の中を散策しました。
今はまだ朝露を含んだ、ソファのような感触の草原も、あと一か月もすれば、
サクサクと音を立てる落ち葉の絨毯に変わることでしょう。
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ハッピー・バースデイ
今日はS絵さんのお誕生日でした。
誕生日を迎えたご本人が、バースデーケーキを焼いて
我が家に来てくださり皆でお祝いしました。
実はこの日は、三年前に亡くなった父の誕生日でもありました。生きていれば、今日で
80歳になったそうで、実家でもささやかにお誕生日が記念されたようです。
ハッピー・バースデイS絵さん、そして天国のわが父
10年前の今日
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ミュンヘンの日曜日
日曜日の午前、ドイツの国立美術館、アルテ・ピナコテーク(Alte Pinakothek、旧絵画館)
において、「聖書から紐解く絵画」というテーマで、アートガイドツアーをさせて頂きました。
多くの方がご参加くださり、質問なども活発に頂いたりして意義深い時間となりました。
本当に豊かな収蔵作品を誇る(イタリア美術も質が高い)美術館です。
午後は、ミュンヘン日本語キリスト教会の礼拝でメッセージを取り次ぎました。
教会が初めての方や、信仰をまだもたれていない方も多く参加してくださりました。
直球のメッセージでしたが、参加された方の心に届いていることを願い、祈ります。
礼拝の後、安藤家のマナちゃんがオクトーバーフェスト(Oktoberfest)を案内してくれました。
1810年以来ミュンヘン市で9月半ばから10月上旬に開催されている
世界最大規模のビール祭り
普段は何もない緑地公園が、この期間中は移動遊園地とビール会社のテントが立ち並び
毎年600万人以上の人が会場を訪れているのだそうです。
仮設の観覧車に乗って、会場を見渡してみることにしました。
まるで常設のテーマパークのような完成度、点在している大きな白いテント群は
すべてビアホールなのだそうです。ビールは飲まなかったけれど、歩いているだけで
伝統的なバーバリアンの格好で華やぐ人々を見ているのは楽しかったです。
10年前の今日
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ミュンヘン 旧友 BMW
ミュンヘンの安藤牧師宅の前には、大きな公園が広がっている。
たくさんの渡り鳥が芝生を占拠していました。
そんな楽園の鳥たちを、すべて追い回して退散させてしまったハンナ
せっかくの安住の地の平和を乱してしまいました。
地下鉄に乗って、町の中心部へ
Uバーンのサインボード、紳士のシルエットがキュート
TheresienstraseのMICHEKO GALERIEで、多摩美時代の旧友、今井トゥーンズと再会
奥様の福井利佐さんの展覧会に合わせて、ちょうどミュンヘンを訪れていました。
奥様や、ギャラリーのオーナーさんたちとも初めてお会いでき、いろいろお話しでき嬉しかった。
次に訪れたのが、自動車好きの聖地、BMW本社ビルとショールーム、そして博物館
本社ショールームは、現行販売車両で建物内を試乗できるように展示されています。
博物館内部の様子はこちらから→
モトクロスのバイクが、ショールームの階段を駆け巡っていたりして驚きました。
まるで校内暴力が流行った時代の、荒廃した学校のようです。(違うか。)
博物館の展示も、工夫に富んでいて大変見応えがありました。
思わず童心に戻ってしまいます。
夕刻に市内のビアホールで芸術高校時代の同級生と、再々会
三年前フライブルグで会って以来です。
心優しい板前さんと結婚し、二人の娘さんのお母さんになっているけれど、ピアニストと
しても頑張っている。そんな彼女と、その家族の姿に触れることが出来て嬉しかったな。
10年前の今日
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