春が来たと浮かれていても、朝がたの風はとても冷たくて
油断をすると風邪をひいてしまいそうだ。
それでも、光が変わったのは確か
最近はあまり、街に出なくなってしまった。
いや用事は済ませに行っているのだが、美術館での企画展や
インテリアショップの展示品替えなどにあまり興味がもてなくなってしまった。
そういう自分の変化は、少しさみしくもあるのだが
昨日は咲いていなかった花が開いていることのほうが
もっぱらの関心ごとであり、日常の喜びなのだ。
島に暮らしていたころに、ダイビングに夢中になったときのように
今は日常の風景にダイブして、木々の造形に驚嘆している。
どうして、この年になって、花の名前をまるで知らないことに気づいたのだろう。
今までそれで平気だったのだ。何を見てきたのだろう。「見ている」とは何だろう。
←あなたが、そこにいてくださる証として
今まで好きで打ち込んでいたものに、ふっと興味を覚えなくなる
ってこと、三十X年も生きていると、ありますよね。
でも、その代わり、違う物が見えてくる、それも恵みですよね。
ハンナちゃんと自然を撮った写真、好きです~!!
>馨子
そうそう、どんどん新しい世界が見えてくる。
年を重ねていくというのも良いものです。