クリスマスの翌日、12月26日はイタリアではサン・ステファノの日
日本語の聖書でいうところのステパノ、教会史において最初の殉教者
キリストへの信仰を告白した故に、人々から石打にされて殺害された
ステパノを覚える、国民的な休日です。
ポスト・モダンな現代においては、ただの連休(クリスマス・ホリデー)ですが
イエス・キリストの降誕を覚えるクリスマスの翌日に最初の殉教者を記念する暦には
「犠牲の伴わない愛はない。」という、深い霊的な意味があるのです。
ナヴィーリオ(運河)地区の教会には[ Dio e con noi ]という言葉が書かれた垂れ幕
これはイタリア語の聖書では、キリストの降誕の際に出てくる言葉です。
イエスと名付けられたキリストの本名は「インマヌエル」訳すと[ Dio e con noi ]
「神は私たちとともにおられる。」(自分をささげるという犠牲をはらって)という意味です。
ナヴィーリオ地区にYさんが新しく借りた工房で祝福の祈りを捧げたのち
帰途につくと、もう日が沈んでいました。運河は美しく灯りをともしていました。
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