欧州で暮らすようになってから、朝ネットでニュースのヘッドラインをチェックし
天気予報をみたりするのと同じように、為替の動きには目をとめるようになりました。
ここのところ円に対して天井知らずだったユーロ高
2ヶ月ぶりに少し円高に触れていました。
といっても、1ユーロは165円、実際のところ
銀行で両替をしてみたら170円を超えていました。
4年前、僕がミラノに来た頃1ユーロ=120円台
それでも、ユーロ高だといわれていたのです。
当時、日本の仕事をやめて手にした退職金
マンションを売って、ローンを完済した差益などを
海外での新生活の必要にあて、車を購入したりしました。
今現在の為替レートだったら、難しかったのでは無いかと思います。
すべての物事には「時」とよばれる、タイミングがあるのではないでしょうか。
ミラノで現在、日本からの仕送りで留学生活を
送っている学生さんもなかなか大変です。
ミラノでひとり暮らしをしている学生など滅多におらず
大抵は皆、ルームシェアをしています。
そのように質素に暮らしていても月1000ユーロくらいが生活の目安なのですが、
その額を満たすために4年前は13万円を仕送っていた家庭が、今では17万円を
送らなければいけなくなっているのです。
ですから、ここ数年、「本気」の学生さん以外は帰国しました。
エコノミストの論評は、ここ数年「今が異常、時期に下がる。」
でしたが、本当のところは誰も先を読めないのでしょう。
大きく、世界の構造が変わろうとしているのかも知れません。
そもそも、皆が価値があると信じている(信仰の対象になっている)
お金自体の価値は相対的なもので、いつも価値が変動しています。
お金で幸福は買えないが、お金で回避出来る不幸はある。
と作家の村上龍氏が語っていましたが、何のためにどれくらい必要なのか
しっかりと目的を見いだして、正しく管理していきたいものです。
ばらまいても、なお富む人があり、正当な支払いを惜しんでも、
かえって乏しくなる者がある。(旧約聖書の箴言)
←いつもクリックしてくれるあなたに感謝!
こんばんは。
「円安ユーロ高」はたしかにひどいですが、
チェコには「ユーロ安コルナ高」もあるので、
ダブルパンチになってます。
チェコ、ポーランドあたりが完全にユーロに移行すれば
EU全体的に落ち着くような気がするのですが・・・
>903
チェコは急速に経済発展していますね。
欧州の工場はチェコに移り、最近の欧州車は
メード・イン・チェコでし。
はやく通貨統合が実現するほうがよいのかな?
この話題は、出そうか出すまいかと思いながらいたので、はっきり書いてくださってスッキリしました。このご時世で、自分のやる気が試されている気がしますし、大きな時代の変化を感じます。おそらく日本に帰っても、自分が発つ前の日本ではないことは明らかです。このような中、主に従うという道が与えられているのは感謝です。修養会にも期待して、祈って行きたいと思います。
>yoko
「日本に帰っても、自分が発つ前の日本ではないことは明らか」という言葉に共感を覚えました。
昔いた場所に戻ることは簡単ですが、時を戻すことはできないですよね。大きな変化の時代に、海外で暮らす機会が与えられれた意味はなんなのか、きちんと目的をつかんでいきたいですよね。
「ヨーロッパ・キリスト者の集い」のご奉仕、お疲れ様でした。
3年間の準備に、主が報いて下さったこと、感謝致します。
少し休養をなされて、また歩みだされてくださいませ。
そうそう、牧師按手もおめでとうございます。
「中国・キリスト者の集い」も思い浮かべています。
北京から、深センから、大連から、広州から、・・・
何年か前(ユーロが流通し始めながら、貨幣の発行を待っていた頃)
シャモニ、ミラノを旅しました。確か92円/ユーロで、
20万円/人くらいで、1週間ほどの旅ができたと記憶しています。
中国も元高が急速に進み、上海に来た3年前に比べて、
ドル建てで受け取っている私の給与は、実質的に
10%は減っています。