19980602

今朝、起きると「あ。ひーちまったか」と、風邪の予感。こんな事で休めるはずがない。
今朝、遅刻者指導に間に合わなかったM山が職員室で暴れた。
帰ろうとしたので「そんなに自分の都合でしか物事考えられないなら、帰っていいぞ!」と言った。
当然帰った。やれやれ、適切な言葉であったのか自問。
2限目、暢気にコーヒーでも入れようと思っていた僕に外線。M山の母親だった。
「担任の内村さん?」の切り出しから、声が高ぶって尋常ではない。
ほとんど叫んでいる。さすがM山の母。その金切り声は、受話器を通して響きわたり、
職員室で仕事をしていた教員達の手を停めさせた。
主張(?)は三つ「遅刻指導は、学校のいじめだ!」「担任は娘を排除している!!」
「今日の欠席は、出席に換えろ!!!」おまけが、「「校長を出せ!!!!」約20分ほど、
聞く耳を待たず自分の主張を繰り返していた。
らちが、空かないので「学校に来て下さい。6時にお待ちしています。」と約束にこぎ着けた。
 「のんびり山道歩いてたら、マムシに噛まれちゃった!」と言う気分。
ひとり、美術準備室で、静まってみてから祈った。
午後、校長が、折り返し電話をした。校長は、どっしり構えていて、頼もしい。
森川先生に、親との面談に同席してもらうことにする。
放課後、作戦会議。熱が、あがっている。きつい。
6時、M山の母登場。とりあえず、言い分を全部聞いてあげる。
こちらも、自分の姿勢と、これまでの指導経過を話す。
母、少し落ち着く。とどめに、マダムキラー森川先生が、じっとりと遅刻指導の意義を語る。
三上母、鼻水垂らしながら泣く。「娘が、幸せに生きていけるか心配で.....」そう、
私もそれが一番心配。
涙と、鼻水垂らしながら、「よぼしくおねがいしましゅ、グスン」と帰っていった。
2時間にわたる話し合いだった。課題はまだまだ山積みだ。
腰や関節が、激しくいたい、熱は38.8度まで上がっていた。
何とか運転して帰宅。もう寝なきゃ。やばい。明日は進路講演会なのに。

投稿者:uchimura_it|Comments (0)

コメントしてください

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です