ハンブルグを発つ日
フライトは夜なので、中央駅に荷物を預けて
ハンブルグ美術館「Hamburger Kunsthalle」へ足を向ける。
どうしても観たい絵が一枚あった。
ニット・デザイナーのYさんから「「 史上最古のニットを描いた絵画がある。」
と聴いていたのだ。
それは祭壇画だった。
マイスター・ベルトラム・フォン・ミンデン(1345~1415)作
「キリストのニットを編むマリア」
とても珍しいモチーフ
聖書でも幼年期のキリストに関する記述はほんの僅かだ。
「幼子は成長し、強くなり、知恵に満ちて行った。
神の恵みがその上にあった。」ルカの福音書2:40
幼いキリストは聖書を開いている。
(当時、ヘブライ語の聖書を読むことが出来たのは僅かな学者だけだった。)
そしてマリアが自分のためにニットを編んでくれるのを
嬉しそうに出来上がりを待っている。
それでいて同時に、これからの自分の過酷な生涯
すなわち「十字架」と「茨の冠」をみつめている。
しばらくその絵の前に立ちつくしてしまった。
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こんにちは★
UTTIEさんのブログに入ると
私もヨーロッパに行っている気分になります。
これからも色々な素敵な写真を
載せて見せてくださいね!
また、コメントも楽しみ!
芸術家ならではの感性が伺えて・・・
私もその気になって読んでマース!!
>渡邊あゆみ
わー、コメントありがとう。
僕もつくば気分を味わいたいので
時々はそちらの写真もアップして下さいね!