ハンブルグ – キリストのニット

kunst2006-0.jpg
ハンブルグを発つ日
フライトは夜なので、中央駅に荷物を預けて
ハンブルグ美術館「Hamburger Kunsthalle」へ足を向ける。
どうしても観たい絵が一枚あった。
ニット・デザイナーのYさんから「「 史上最古のニットを描いた絵画がある。」
と聴いていたのだ。
kunst2006-1.jpg
それは祭壇画だった。
マイスター・ベルトラム・フォン・ミンデン(1345~1415)作
「キリストのニットを編むマリア」
とても珍しいモチーフ
聖書でも幼年期のキリストに関する記述はほんの僅かだ。
「幼子は成長し、強くなり、知恵に満ちて行った。
神の恵みがその上にあった。」ルカの福音書2:40
幼いキリストは聖書を開いている。
(当時、ヘブライ語の聖書を読むことが出来たのは僅かな学者だけだった。)
そしてマリアが自分のためにニットを編んでくれるのを
嬉しそうに出来上がりを待っている。
それでいて同時に、これからの自分の過酷な生涯
すなわち「十字架」と「茨の冠」をみつめている。
しばらくその絵の前に立ちつくしてしまった。
banner_01.jpg←いつもクリックしてくれるあなたに感謝!

投稿者:uchimura_it|Comments (0)

コメント

  1. 渡邊あゆみ より:

    こんにちは★
    UTTIEさんのブログに入ると
    私もヨーロッパに行っている気分になります。
    これからも色々な素敵な写真を
    載せて見せてくださいね!
    また、コメントも楽しみ!
    芸術家ならではの感性が伺えて・・・
    私もその気になって読んでマース!!

  2. uttie より:

    >渡邊あゆみ
    わー、コメントありがとう。
    僕もつくば気分を味わいたいので
    時々はそちらの写真もアップして下さいね!

コメントしてください

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です