19980510

立川の教会の礼拝に出席する。道すがら「母の日」という事もあり実家へ
午後は、昭島の「森の上キリスト教会」の献堂式だった。
かつては市役所の職員であった牧師が、突如仕事を辞め、
自宅を開放したことから始まった教会だった。
次第に教会員が増え、市の道路拡張計画によって移転をすることになり、
それを機に新しい会堂を建設したのだ。
その新しい会堂を目の当たりにしつつ、この教会の創立当時のことに思いを馳せた。
50才目前にしてあっさり公務員を辞めて、その理由が「教会を造る」だったとは、
当時の市役所の同僚たちの眼にはどう映ったのだろうか。
旧約聖書の時代に、晴天の中で、箱船造りに身を投じたノアは
当時の人々の眼にどう映ったのだろうか。
しかし今こうして、当時のだれもが予想すらしなっかった会堂が建っている。
レセプションの中で、中野の教会役員として祝辞を述べなければならなっかた。
どんな言葉がふさわしいのか悩んだが、僕が知る由もないこの教会を建て上げっていっ
た人々の思いに敬意を表すことしかできなかった。

投稿者:uchimura_it|Comments (0)

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