今日は一歩も家を出ず、愛猫のコビと過ごした。
北側、南側両方の窓を開け風通しをよくした。
快晴ではないものの、五月らしい乾いた風が心地よかった。
コビはベランダに出たり、窓際で鼻をくんくんさせて空気のにおいをかいだりしている。
パソコンに向かってからしばらくして、コビがどこにもいないのにきづいた。
名前を呼びながら、鰹節の袋の音をがさがさとさせる。
いつもなら、こうすれば大抵どんなところからも走って出てくるのに、一階にも二階にもいない。
すごく不安になった。二階のベランダから物置の屋根を伝い逃げ出してしまったのだろうか。
自分でも蒼ざめているのを感じ始めたときに、押入の衣装箪笥の引き出しの中で
寝ているコビを見つけ安堵した。
「メガ日記」を始めて一ヶ月が過ぎた。日記を書くということは、当然一日を振り
返る事なのだが、その中で日記に記すべき事、すなわち「出来事」と呼べることを
抽出することから始まるのだなと思う。
そのようにして抽出された出来事から、日記に記すことから排除されるものの条件が二つあります。
1.他者のプライバシーに関わってしまうもの。
2.人に語るのがとっても恥ずかしいもの。
が、実際には「2」に該当する出来事はとても多く、それを排除してしまうと他に記
すべき「出来事」がない日がある。そういう日は日記を公開していることを悔やむ。
今日はそういう日だった。
今日の出来事。