9月9日からベルギーではじまる仕事のために、今回は車でミラノから千キロほど北上することにしました。
今日は、中継地点のドイツ・ハイデルベルグを目指してスイス・アルプスのサンゴッタルド峠を越えました。
本来は高速道路を使って、トンネルを抜けのですが、今回は大渋滞のため、高速を降りて峠道を走ることになりました。
僕の前を走っていた小ぶりなボディの赤いクーペが、ハードなヘアピンが続く道をキビキビと走り抜けていきます。
なんと、その車は幻の名車、ホンダが1966年から1968年にかけて生産したスポーツカー、HONDA S800 クーペです。
僕よりも早く生まれたわけで、おそらく車歴はちょうど50歳でしょう。
そんな車が、スイスでずっと大切にされて、こんなに現役で元気に走っている姿にちょっと感動しました。
峠の中腹まで上ると、アルプスの山々や風の谷が見渡せます。
空気もさわやか。
旅のお供である犬のムスメは、雪解け水で生まれた池でリフレッシュしておりました。
ちょっと天国(行ったことないですが)っぽいところで、いつまでも過ごしていたかったけれど、先を急いで今日の宿を目指しました。