ちょっとずつお別れ

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今回の日本滞在中も、何度も神田に足を運び、父の蔵書を整理した。
一度にそれをすると、体力的にもきついということ以上に、精神的にきつい。
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それは神保町で、本はを処分するごとに、父が離れていくのを感じるからだ。
大切そうに画集を開いていたり、古本街で馬の画集を探していた父の面影に、
その度、別れを告げて、今日も帰途についている。
10年前の今日
banner_01.jpg←今日もそこにいてくださってありがとう。

投稿者:uchimura_it|Comments (2)

コメント

  1. akane より:

    神保町の夕日が音楽を奏でているようです
    その手放された本は、
    また違う新しい人に出会い、
    その人にもまた、
    息子さんがおられるのかもしれません
    そしてその息子さんの手にわたり
    また違う人のもとへつながっていくかもしれません
    そんなことをおもったりしました

  2. uttie より:

    >akane
    そうなんです。父の画集が、また誰かの手に渡って
    大切にされれば嬉しいなと願っています。

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