とてつもなく暑く、とてつもなく忙しい日だった。
ともあれ、今期の仕事に一区切りをつけ少し安堵する。
昼にライアン(ジムキャリー似)から電話が入る。
ニューヨークから昨日東京に着いたという。
滞在予定は僅か三日。
夕飯でも食べようということで、三宿のZESTで再会
お互いの最近の仕事などについて話しながら乾杯
調子よく飲み続けていたら急にブラックアウトしてしまった。
どうにも疲労が溜まっているらしく、体がアルコールを跳ね返してきたのだ。
ライアンを少し心配させてしまったが
再会できて嬉しかった。またどこかで会おう。
20010628
芸大構内のカフェテラス前で「伸びネコ」を発見
ベンチ独り占めですよ。
仕事を終えて19:00前だったので上野駅前の映画館で、「みんなのいえ」を観る。
キャスティングが最高で面白かった。
20010626
わたしのこころは湖水です
どうぞ漕いで おいでなさい
沢 知恵 「こころ」
それは当然のことなんだろうけど、ここ数ヶ月は
初対面の人と、いきなりお金の話をすることが続いた。
お互い、マーケットのルールに則ってフェアな駆け引きを交わすのだ。
ゲームのようでもあるけれどそれはそれで、結構消耗する。
それぞれの生活とプライドがかかっていて勝者と敗者が生まれるのだ。
当たり前か。
コビすらいなくなった部屋は、途端に無機質だ。
ふわふわ宙を舞う猫の毛に悩まされることは無くなったけど
なんだか心が、少しかさつくよ。
20010623
これからは家を空けることが多くなる。
そんなわけで当面、コビを実家に預けることにした。
実家には生後二ヶ月の甥っ子、シオンがいて
コビとは初対面となった。
初めてみる人間の赤ちゃんをしげしげ眺め、
鼻をくんくんさせるコビ
20010619
仕事の絡みで笠間へ行く
笠間の日動美術館で岸田劉生展を観た。
彼が38才で世を去るまでの仕事を回顧することができる展示で、興味深かった。
晩年は茶屋遊びにはまり作品が荒れる。
そんな画家の痕跡が心に引っかかった。
帰りに魯山人の旧邸をのぞき、庭を歩いた。
ちょっと古都の面影を見せる町だった。
20010617
梅雨の晴れ間
ひさしぶりにゆったりとした
日曜日の午後を過ごす。
20010614
朝から強い雨が降り続ける。
今は雨期なのだ。
20010612
新居に移り住んで一ヶ月が過ぎた。
前の家を引き払う暇もなく、荷物をいまだ置いたまま。
新居に備え付けられたクロゼットはがら空きで
たまに開けると、茶トラの猫が収りたがる。
20010611
自転車を買った帰り道
滝のような夕立に見舞われた
20010607
土砂降りのなか傘をさして、
近所のカフェへ夕食を食べに行く。
ピザを平らげたあともカウンターに居座り、
氷の溶けたモスコミュールを口にしながら
店のモニターに映し出された、
音のない映画を眺めていた。
字幕だけ追っていればストーリーがわかる。
70年代のサーフィン映画だった。
「大人になるっていうのもつらいものだな」
最後の字幕はそんなセリフだった。