皆さんこんにちは、旅する雑種犬のハンナです。
今日はトスカーナ州のサン・ガルガノ修道院跡地に来ています。
アンドレイ・タルコフスキーのノスタルジアに出てくる、廃墟になった大聖堂です。
はるか昔から屋根が落ちて、廃墟になっている教会跡地に郷愁を感じるのは何故なのでしょうか。
ノスタルジアという言葉は、ギリシア語の”nostos”(家へ帰る)と”algia”(苦しい状態)
をくっつけた言葉だと聞いたことがあります。
この合成語をつくり出したのはスイスの医師のヨハネス・ホーファーという人で、
ヨーロッパのどこかの戦場に行っているスイス人の傭兵たちが勇ましくなれずに
極度に故国に帰りたがっている状態を見かねて、この用語をつくったのだそうです。
ホームシックという意味にとても近い言葉です。
荒涼としたトスカーナの地に、ポツンと建っている朽ち果てた教会の祭壇に佇むと
幼い頃暮らした家に帰ってきたような安堵があるのが、とても不思議です。
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ここ行ってみたい。素晴らしいですね。
>つぅーじー
夜はライトアップされていて幻想的なのです。
中世の衣装でバロックのコンサートなどどうでしょうか?