[MR.JONES](邦題:心のままに)をDVDで観た。
12年前のリチャード・ギア主演の映画
精神科医とクライアントの関係を描いた作品と言うことで
公開当時話題になったのだが、何となく敬遠していたのだ。
ビデオ屋さんでは「ラヴ・ロマンス」のカテゴリーに並んでいたし
パッケージも、アメリカン・ジゴロ代表のリチャード・ギアがベタベタな感じだったし
・・・で、12年も保留にしていたのですが、
寝かせたかいもあり(?)観てみたら結構面白かった。
ひとつは、「精神病」とは何か?という直球な問いがあったこと
私たちがそのように呼び、社会から隔離している症状と
社会生活を普通に(?)営んでいる人々とのボーダーは何処にあるのか?
リチャード・ギア演じる[MR.JONES]は社会生活に支障を
きたすほどの「躁鬱病」と認定される訳だけれど
どのへんから社会生活に不適応と認定するのかは難しいよな。
などど思わされました。
また、「精神病」と呼ばれる病気の根本原因は何か?
という問いも、さらりと丁寧に投げかけていました。
[MR.JONES]の心の傷は、家庭環境はもちろんだけれど
一番の鮮明な傷は、音大生時代の失恋にある。
パラノイア・スキゾ、色んな精神病のカテゴリーがあるけれど
すべての根本原因は人との関係、すなわち「愛」に起因する。
病を負っている人々が求めているのは「分析される」ことではなくて
「一緒に人生を歩んでくれる人」なのだ、ということを考えたりしました。
←読んでくれて、そして押してくれて
本当にありがとう。
精神病、躁うつ病思うところがあるので機会があれば鑑賞してみます。
現代社会を生きて行くのに精神病にかからない方が不思議。
>Rumiko
我が家にDVDがありますので
今度お貸ししマース!
わーー!うれしーーぃ
是非見てみたいです。
数年前に観たよ、この映画。短絡的な回答へと急がないで、謎を謎のまま上手に提示してくれる作品なので、心に残っています。
>bang-chang
考えを提示して、単純な回答は出さない。
そういう映画がいいよねぇ。