パリ 追悼と抗議大規模デモ行進

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昨夜は、色々な思いが頭を巡ってしまい、うまく眠れなかったのですが
午前中には教会を開けられることになったため、礼拝を捧げるために早朝に牧師館をでました。
教会堂があるバスチーユ界隈は、路地裏も警察車両が占拠していて
まさに今は「有事」のパリなのだと実感させられました。
地下鉄の駅の多くが封鎖されていたりして、交通の乱れもあり
昨日に急きょ礼拝時間を変更したにもかかわらず、多くの人が教会に集い
心からの礼拝を捧げらることがゆるされ、神の憐れみと備えに、感謝が溢れました。
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礼拝後に青年たちとランチを共にし、牧師館に戻った後
二人の教会メンバーと再度合流し、追悼と抗議大規模デモに加わりました。
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この日は、全ての路地が人々で埋まり、そして誰もが行進に加わっていました。
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パリのレピュブリック広場には、オランド大統領の呼びかけで集まった世界40以上の
国や機関の首脳に加え、100万人を超える市民らが集まったそうです。

一連のテロで犠牲となった17人を追悼し、テロに屈しない決意を示す行進を目の当たりにし
個人主義たと言われるフランス人の、連帯と団結を示す底力に圧倒されました。
そのような中で、心の中で思ったことは「射殺されたテロ実行犯を追悼する人はいない。」
という事実についてです。
彼らは卑劣で憎むべき犯行を行った、加害者であることに異論はありませんが
同時に彼らもまた、貧困や無知を背景としたカルト的な教えの犠牲者であったようにも思うのです。
今はただ、哀しむものとともに哀しみ、批評的な立場でいたくないとも思わされました。
「みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。」と、心の中で祈りました。
10年前の今日

投稿者:uchimura_it|Comments (0)

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