今回の交通事故のことで、多くの方からご心配と温かいお言葉を頂き、一週間の療養期間
励ましと慰めを受けました。この場をかりて、心からお礼申し上げます。
本来お一人お一人にお返事を申し上げるべきところですが、いまだ長時間PCに向かい
キーボードを打つのがつらく、このようなブログという形でのご報告となること、ご容赦下さい。
昨日3月11日にレンタカーを運転し、スイスからミラノの牧師館に戻ってくることが出来ました。
帰途、スイスの高速道路のサービスエリアに立ち寄ると、日本が東日本大震災から3年目を
迎えたこと、いまだに原子力発電所や、復興の課題が残っていることが報道されていました。
思えば三年前のあの日も、私はミラノからバルセロナへと車で向かう中
日本での地震のニュースを知り、その時に観た津波の映像で、日本全体が
そのようになってしまったのではないかと、愛する日本の人々の安否を案じたのでした。
Milan ←→Barcerona 20110311-12
ミラノに戻ってくることが出来、犬と公園を散歩しながら、当たり前のように思っている
日常の尊さを、震災後の日本のことや、今回の事故などを重ねて思い巡らせ、祈る時をもちました。
今回スイスで大きなダメージを受けた私の車も、ミラノでのかかりつけの修理工場に
積載車に載せられ、アルプスを越えて戻ってきました。
馴染みのマエストロ(自動車修復の達人)も、修理可能かどうかを数日かけて
点検してみると言っておりました。
車のフレーム自体が歪んでいたり、ハイブリッドシステムのモーターやバッテリーが損傷
している場合などは廃車となる可能性があり、直せるとしても相当高額な修理代となり、
修復期間は数か月になるようです。
今日は、こちら側の保険会社に報告と相談に行き、彼らからのアドバイスで
今回は弁護士を立てて、事故の事後処理にあたることにしました。
早速、馴染の弁護士のところへ出向き、現在の体調や、今後の治療方針
仕事に必要な車が使えなくなっていることへの対応などを相談をはじめました。
何はともあれ、ここはイタリア、自分のペースで物事は進みませんが
忍耐をもって、全てを神様にゆだね、丁寧に今回の交通事故と向き合っていきます。
自動車修理工にも、保険屋さんにも、弁護士さんにも、今回のケースで
命が守られていることは、とてもラッキーなことだと言われました。
しかしそれは「ラッキー」なのではなく、神様の守りがあったのだと信じています。
そして、今日も与えられている真新しい一日に感謝が溢れました。
明日あたりから、無理をせず、出来る範囲で仕事に復帰していく所存です。
引き続き、むち打ち症の治療や、自動車の回復のことなどを
お祈りに覚えていただければ幸いです。
多くの方に助けられ、支えられているからこその自分なのだと強く噛みしめています。
10年前の今日
←今日もそこにいてくださってありがとう。