日曜礼拝の後に

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猛暑がぶり返したミラノ、日曜午後の礼拝では、会堂の温度も上昇しました。
旅から帰ってきた人、これから旅立つ人、夏もミラノで仕事がある人、そんな8人が牧師館に
集って夕食、リグーリアで買ってきた生のジェノベーゼ・ペーストのパスタを分かち合いました。

夕食の後、皆で映画『ミシシッピー・バーニング』(Mississippi Burning)を観ました。
1964年に米ミシシッピ州フィラデルフィアで公民権運動家3人が殺害された事件を
モデルにしたノアラン・パーカー監督による1988年のノンフィクション映画です。
この映画が描き出してる怖いところは、人種差別が公然と行われている町の人々は
KKKという歪んだ神学をもちながらも、自称クリスチャンとして信仰深いところ。
映画の重要なカギを握る、町の女性が「私たちの憎悪は聖書からの教育」と語り、創世記
9章27節を引用し、差別の根拠がノアの息子セム、ハム、ヤペテの三大人種起源説を示す。
アカデミー撮影賞受賞作品だけあって、映像による心理描写も秀逸だし
なんといってもジーン・ハックマンとウィレム・デフォーが演じるFBI捜査官が良い。
映画を見終えた後、皆で少しディスカッションをし、不純物の入った信仰の怖さについて
それぞれ感じたところを分かち合いました。いやぁ、映画って本当にいいもんですね~。
10年前の今日
banner_01.jpg←今日もそこにいてくださってありがとう。

投稿者:uchimura_it|Comments (0)

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