20010905

夕方仕事中にKから電話があり、打ち合わせで近くまで来ているので、
そのあと僕の部屋で、食事でもしようということになった。
久しぶりだったので、あれこれ情報交換しながらパスタを茹でていたら
赤唐辛子をフライパンに落としすぎてしまい、ペペロンチーノは
とても食べられる代物ではなくなってしまった。
二人とも一口食べただけで、その辛さに大笑いしてしまい
惜しいことにパスタはそのままトラッシュ缶行きとなった。
オレンジを搾り、ボンベイサファイアを落として少し酔いながら、これからのことを話した。
Kを地下鉄の入り口まで見送り、家に帰ると一時帰国している京都の友人から電話があった。
ドイツから関西空港に今日、降り立ったばかりだという。
その日に電話をくれたことが嬉しかった。
ふたたび回りはじめた日常は、表面がゴムのように穏やかに見えて、
それでいて流れの早い川に身をまかせるような感覚を僕に与える。
僕は背中で浮かぶようにして、その流れを受け入れ
そっと息をこらして目を閉じ、耳を澄ますことにする。

投稿者:uchimura_it|Comments (0)

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