パリから約一時間、高速道路A4線を南下して、プロヴァン (Provins)という町を訪れました。
町ごと、ユネスコの世界遺産に登録された中世都市で、13世紀の姿をそのまま残しています。
丘の上にひときわ高くそびえるセザールの塔は、900年程前の建築物
塔に上ると、サン・キリアス聖堂とシャンパーニュ地方の平原が見渡せます。
フランスの地方には「わび・さび(侘・寂)」「栄華と衰退」を感じる風景が至る所にあり、
そこに何故か心惹かれます。
イル=ド=フランスの匿名的な平原の景色にも、不思議な郷愁を感じます。
あれ、犬のハンナは勝手に遠くまで散歩しに行ってしまった。おーい、パリに帰るぞ。
パリに戻り、HOTEL DE VILLEのレストランで、Tさんと夕食を共にしました。
レストランの名前がベル・カント(Bel Canto)、何故にイタリア語なのか(美しき歌声という意味)
と思ったら、料理を運んでくる、ウェイターやウエイトレス達が、オペラを歌うのです。
だんだん盛り上がってくると、店内における従業員やお客たち同士の一体感が強まり
皆でグラスを片手に熱唱する時間もありました。隣のおじさんもノリノリでした。(僕もか)
Tさん、素敵な時間にお招きくださり、ありがとうございました。
1年前の今日
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