音楽、ことば

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晴れ間が広がった。「太陽ってありがたいなぁ。」と思いながら犬娘と散歩
僕の仕事は8割くらいが人と会い対話すること、いろんな人に出会います。
中には「牧師に会いに行った、相談事をした。」ということ自体「ご内密に」という人もいる。
だから「今日は誰さんと会いました。」ということをブログにつけないケースも多い。
それは「肛門科」のお医者さんが「今日はこんな方が来院されました!」という
写メつきのブログをつけないのと思じだ。(ぜんぜん違うか。)
結果的に犬のハンナとの散歩のことばかり書いてしまう。
僕の身の回りで、ハンナにだけはプライバシーがないのだ。
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よく晴れた冬の日は、例外なく夕空も美しい。
今日は、ある中学生の男の子をマルペンサ空港までお迎えに行った。
初対面で、車の中で何を話したらいいのかな、と思ったのだけれど
BUMP OF CHICKENのCDを車内でかけたら「この曲いいですよね!」と話が弾んだ。
それが音楽の素敵なところ
BUMP OF CHICKENは、芸術高校教師時代、デザイン科の教え子からのおススメでした。
生徒には「どんな音楽が好き?」と良く質問して、その人のデザイン的傾向を理解する
助けにしていました。
自慢ですが、「たぶんこの人は、こんな曲が好き」という僕の見立ては良く当たります。
クラブを出入りしていたころは、DJはそこにいる人々が本質的に求めている音を見抜いて
提案する「音楽を調合して処方する薬剤師」みたいな仕事だと捉えていました。
最近は誰でもDJって名乗っちゃう時代ですが、彼ら(本物のDJ)は職人でありアーチスト
人の痛みや、闇を引き受けて、ビートで物語を提供する「夜の司祭」といえる職業です。
良いDJは謙虚で、自分たちはミュージシャンではなく、人の音楽をかけているだけという
自覚があり、そして自分たちが選ぶ音楽の力を信じているものです。
今の仕事は、そんなに変わっていなくて、レコードが聖書に変わって
「言葉を処方する薬剤師」という一面があると思っています。
私は医者ではなく(良いお医者さんを紹介できますが)、お医者さんの処方箋に従って
ご紹介する薬(聖書のことば)に力があることを信じています。
もちろん、薬に関する説明を受けた後、服用するもしないも、その人の自由です。
10年前の今日
banner_01.jpg←今日もそこにいてくださってありがとう。

投稿者:uchimura_it|Comments (4)

コメント

  1. junika より:

    uttie師、かっこいいわぁ~。
    その思想がかっこいいです。

  2. KAZUMA より:

    医者がイエス様で、薬剤師が牧師、
    いい響きだ~!!アーメン!!
    DJと同じく、音楽家も大半は人の曲を弾いているだけです。
    でも、自分が選ぶ音という言葉(感性)を信じて弾いているものです。
    だけど、言葉を扱うのはすごく難しい。

  3. akane より:

    初めまして。
    昨年より、偶然拝見し、ずっとこちらにお邪魔している者です
    会社の友人数人と、ハンナちゃんのファンにもなってしまい
    日々楽しく読ませていただいております。
    ランチのときなどは、ハンナちゃんの誕生日だったとか
    そんな話をしたりして。
    こちらにコメントするには、敷居が高いかもしれないと
    しばらく悩んだのですが、
    なんだかこちらの方は皆さんなんだか凄い人ばかりじゃないのかしら?とか・・・
    私はただ、ここにぽつねんといるただの人
    共通点は1969年の同じトリドシ!というだけでして(汗)
    ですが、こんなに幸せにしていただいているのだから
    挨拶だけでも・・と思いました
    こちらに来ると、自分らしくなっていくのが感じられます
    本当にありがとうございます
    私だけではなく、会社の友人数人ともども、ほんわかとした温かいキモチになっております
    顔まで変わってしまうくらいです (ある意味恐いです)
    心より感謝いたします
    それと、私は自分が何の音楽が好きなのか、ときどきわからなくなります。それは私の性格の問題なのでしょうか・・苦笑
    ではまたお邪魔致します
    (お邪魔でなければ♪)

  4. uttie より:

    >junika
    え、格好いいの!?(照れ)
    junikaさんに言われると嬉しいなぁ。
    >KAZUMA
    そうだね、良いピアニストは作曲家への
    リスペクトがあって、そのうえで自分の世界観が
    表現されていますよね。
    >akane
    はじめまして!
    会社からみて下さる方がいるとは何たる光栄
    ぜひぜひ、これからもよろしくお願いします。

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