If you see something…,

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バルセロナの現代美術館でクシュシトフ・ウディチコ
(Krzysztof Wodiczko )の新作に出会いました。
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彼は1943年ポーランド生れの現代美術作家で
ニューヨークでショッピングカートをベースに移動可能な
コンパクトなホームレスのための居住空間を発表するなど
都市やそこに住む人々が抱える様々な問をテーマにしています。
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1999年8月には広島市の原爆ドームの前で、現在の広島に住む被爆者、
在日外国人、若者を含む14人の証言者の発言とともに、彼らの手が
映像としてドームの下に投影されるプロジェクトをおこなっています。
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バルセロナ現代美術館での展示は、写真の通り
真っ黒な部屋にプロジェクターで映像を投影し
磨りガラスの向こうで人々が会話をしている様子が映し出されています。
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If you see something…,と題された2005年の作品
設置されたヘッドホンからは、映像に映し出された人々
街の掃除夫やホームレス、ビジネスマンなどの
普段は雑踏にかき消されてしまう人々の本音や
溜息などが聞こえてきました。
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投稿者:uchimura_it|Comments (0)

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