ベルリンの街の中心部にユダヤ人大量虐殺の慰霊碑
ホロコースト・メモリアル【Holocaust Memorial】がありました。
ブランデンブルグ門やポツダム広場に近い都市の一等地に
このような広大で重圧感のあるメモリアルが表れる。
それは異様な光景です。
2,700余りの不揃いの各石が(同じかたちの石は一つもない)が
無名なまま、この地上から消された人々の存在を語っています。
今では観光地となり、昼休みのひとときを平和に過ごす人が溢れていましたが
かつてここは、旧ナチスの総本部だった場所だそうです。
壁崩壊後、ベルリンの再建と繁栄を目指すと同時に
「もちろん、過去の犯罪を忘れることはできない」という立場をドイツ政府は取り
それを形に表すものとして1990年に、コール前首相が計画した慰霊碑
設計はピーター・アイゼンマン(Peter Eisenman)
過去を直視することが出来、悔い改めることを知っている人々こそ
未来に向けて歩むことが出来る。
そんなことを考えました。
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