ベルリン 消えゆく「東独の記憶」

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ベルリンでは、市内から30分ほど車で移動した
旧東側の小さな田舎町に滞在していた。
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今まで訪ねた欧州のどの街にもない雰囲気があった。
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至る所でいつ終わるとも知れない道路工事や建築工事が進行中で
大きく姿を変えようとしているプロセスにあることが解る。
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「ベルリンの壁」の崩壊から16年、それ以前は西側諸国の
人間が立ち入ることが出来なかった旧共産政権の国
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その独特な「空気」としか表現しよのない「重さ」が
今でもひしひしと伝わってくるのだ。
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抑圧体制からの解放はあっただろう。
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しかし日常生活に容赦なく入り込んできた「資本主義」
に、そこで暮らす人々はどう順応しているのだろうか?
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低く雲が立ちこめる、旧東側の田舎町に立ち並ぶ
旧共産圏特有の箱形建築を意識しつつも、ポスト・モダンで
ちょっとヘンテコな新築集合住宅を観ながらそんなことを考えました。
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投稿者:uchimura_it|Comments (0)

コメント

  1. いけ より:

    遠くを見つめるハンナちゃんがかっこいいです!
    お元気でいらっしゃいますか?
    ご旅行はいかがですか?
    先日はお会いできて嬉しかったです。
    私も実は、旧東の独特な雰囲気が好きです。
    このへんてこなアパート群、いろんな町で
    見かけます。
    でも、実際には、住んでいない人が
    多いようです。
    ちょっと寂しいですね。
    いけ

  2. uttie より:

    >いけ
    ハンブルグの後、ベルリンは二泊しかしていないのですが、本当に多くのことを感じたのです。
    人が住んでいないアパートが多いとは衝撃!
    廃墟のようなビルが、アーチストのアトリエや
    スタジオになっているのも観ました。
    ドイツは奥が深いですね。
    24日に再会出来ることを楽しみにしています。

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