帰途

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イタリア・ミラノに戻ってきました。
すべての旅は、「帰ってくる」ためにあるのでしょう。
飛行機であちこち行くことが仕事がら多いのですが、時間が許すならば
今回のように、車で長い旅をするのが好きです。
「道は詩で、移動は朗読だ。」と友人の音楽家が言っていましたが
なかなかの名言だと、その言葉を良く思いだします。
飛行機だと出発地点と目的までをワープしてしまうので時間は短縮
できるのですが、物語の始まりと終わりだけを読んでしまうようです。
その点、車や鉄道の移動は、その旅が長ければ、長編の映画や
分厚い本一冊を読んだような旅の印象が残るという気がします。
どこにでも行けるけれど、結局のところどこにも行けない自分を
再確認することも、旅の重要な目的かも知れません。
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投稿者:uchimura_it|Comments (0)

コメント

  1. junykuny より:

    美しい写真です。濡れた道路と陽の光が、とっても私の好きな感じです。写真を見ている私も、長い車の旅を終えるような、子どもの頃のサザエさんが終わったあとの時間のような感覚になってしまいました。

  2. uttie より:

    >junykuny
    光や道に惹かれます。
    キリストご自身が、自らを
    「道」と「光」に例えられたからでしょうね。

  3. マジシャン より:

    どんな格好で写真を撮ってるのでしょう?
    片手ハンドル、片手カメラ?
    ぶれるといけないので、両手カメラ?
    車後方の風景は撮らなくていいです。

  4. uttie より:

    >マジシャン
    ハンドルをちゃんと両手で握りしめ
    「念写」しています。(嘘)
    後ろはとらないようにします。
    片手撮りの名手なのです。

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