Grenoble-MAGASIN

今回滞在したホテルのすぐ傍に、CNAC(Centre National d’Art Contemporain de Grenoble)
(国立現代美術センター・グルノーブル)がある。

(*全ての写真はクリックで拡大)
通称 マガザン(MAGASIN)として知られています。
1900年にギュスターヴ・エッフェル工房(エッフェル塔の設計会社)
によって設計された歴史的な工業用建造物跡を利用し、フランス
における現代美術普及の拠点として1987年に設立。

僕は1992年、ドイツのカッセルで行われた国際美術展「ドクメンタ9」
を観るために渡欧した際、MAGASINも観たいと願っていたことを思い出しました。
当時、貧乏美大生にとってはグルノーブルは遙か遠く、
結局その願いが叶わなかったのですが、13年後にこういう形で訪問するとは
人生って面白いわ、と感慨にふけってみたりしました。

残念ながら、今回展示は行われておらず2006年1月の展示に向けて
パーテーションが構築されているところでした。
ギャラリーや、ブックショップを覗くとスタッフがフレンドリーで
熱心にMAGASINのことを語ってくれることに驚く
これはマガザンが創立当初から(l’Ecole du MAGASIN)とよばれる
キュレートリアル・トレーニング・プログラム(学芸員養成)を行っているため
将来、美術のフィールドで働くことを目指す学生が
実際にこのように展覧会を企画したり、訪れる人々と
関わることで積極的に学ぼうとしているからなのです。
久しぶりに、真摯なアートへの姿勢にふれて嬉しくなりました。
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投稿者:uchimura_it|Comments (0)

コメント

  1. Rumiko より:

    かっこよく、撮影されてますね。
    わたしの見ている被写体とレンズからの被写体。同じものをみてレンズからフォーカスされてみているのとですんごいおもしろいな。
    解説がついているから改めて興味がわきました。

  2. uttie より:

    >Rumiko
    ギュスターヴ・エッフェル工房(エッフェル塔の設計会社)による設計だったとは驚きでした。
    あの倉庫のような建物は、築100年以上
    経っていたのでした。

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