パリ 20150109

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どんよりとした鈍色の空が広がり、時折冷たい雨が落ちてくるパリに到着しました。
オルリー空港や北駅には、マシンガンの引き金に指を置いた軍人が至る所に配置されています。
昨日のテロによって、パリはひどいショック状態の中にあり
戦後最大の戒厳令がひかれています。
路地裏に佇む、昔ながらのビストロでTさんと昼食をとりながら、たくさんの話をしました。
「今回の事件は、言論や表現をアイデンティティとするパリジャンにとって
その象徴ともいえる新聞社が襲撃されたということ。
これは、ニューヨーカーにとっての象徴であった世界貿易ビルが
倒壊したときと同じような衝撃があるのです。」
という氏の言葉がとても印象に残りました。
いつもは人気で、人が溢れるこの店も、昼時だというのにガラガラで
店のオーナに尋ねると、昨夜から客足はさっぱりだとのこと。
バスチーユ界隈は喪に服しているようでした。
このような中で、自分は来る日曜日にパリ教会で何を語るべきなのか
静かに神の前に静まり、備えていこうと思います。
10年前の今日

投稿者:uchimura_it|Comments (0)

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